自分のネームを自分で添削してみた #2
こんにちは。
退職がテーマの漫画ばかり描いている、自称漫画家、かろてんです。
今は、退職バトルという漫画を描いています。
このnoteでは、自分が書いたネームを自分で添削していこうと思います。
今回自分で添削をするネームはこちら。
そして添削後、清書したものがこちら。
いろいろ変わっていますね(清書に変わってしまっているのは突っ込まないでください)
どこがどうかわったのか、みていきましょう。
まずはネームが抱えていた問題から。
問題
その1 主人公とヒロインの位置関係わからない問題
これだけだと情報が少なすぎて、2人の位置関係がわからないですね。
なので、今回はこうしました。
こんな感じでフカンのコマを入れました。
これで位置関係がわかりやすくなりましたね。
フカンのコマは、状況説明によく使われるみたいです。
逆にアオリのコマは、迫力を出したい時によく使われるみたい。
どちらも描くのが難しいので避けがち(そしてそれがネームに顕著に現れるのでつらい)......今後は積極的に使っていきたいです。
その2 コマに顔ばかり登場してしまう問題
わかりやすく顔ばかり登場しています。
なぜか???
それは体を描きたくないからです。苦手だからです。
しかし、顔ばかり描いているとコマに変化がないので、読み手が退屈してしまいます。
じゃあ、どうやって変化させたらよいのか。
ここででてくるのが「コマの中をキャラが占めている割合」通称「キャラ率」です。
※キャラ率は僕が考えた用語ではありません。漫画家の深谷陽さんが発明された用語です。深谷先生、ほんとうにありがとうございます......
では、添削前のキャラ率をみてみましょう。
40~60の狭い幅を行ったり来たりしています。
ではキャラ率を意識して、書き換えてみます。
10~90と、かなり幅を広げてみました。
これ、やってみるとわかるんですが、キャラクターが「空間」に乗る感じが出てきて面白いです。
そして画面には結構な変化が出てきました。
まとめ
今回、「登場人物の位置関係わからない問題」と「顔ばかり問題」を解決してみました。
漫画を描いているとできないことばかり見えてきて焦りますが(無限に出てくるしこの世に自分のできることなんて何一つないかも....と思ったりする)、ネームを添削しながら、少しづつでもできることを増やしていきたいです。
※ このnoteで添削している「退職バトル」はこちらから読めます
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