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コモンを見る会(白の2マナ3/1クリーチャー編)

急に寒くなってきて温かい汁物が美味しい季節になったので歴史をまとめました。
対象は25枚ありました。

検索に使ったScryfallのリンクは以下の通りです。


バニラ

第六隊の刃:未来予知(2007年5月4日発売)

オレスコスの速爪:ニクスへの旅(2014年5月2日発売)

ドロモカの戦士:タルキール龍紀伝(2015年3月27日発売)

悪魔の棲家の狐:イニストラードを覆う影(2016年4月8日発売)

猛竜の相棒:イクサラン(2017年9月29日発売)

新ベナリアの騎士:ドミナリア(2018年4月27日発売)

うろつくカラカル:ラヴニカの献身(2019年1月25日発売)

サヴァイの剣歯虎:イコリア:巨獣の棲処(2020年4月17日発売)

岸壁安息所の売剣:ゼンディカーの夜明け(2020年9月25日発売)

第六隊の刃/Blade of the Sixth Pride
オレスコスの速爪/Oreskos Swiftclaw
ドロモカの戦士/Dromoka Warrior
悪魔の棲家の狐/Devilthorn Fox
猛竜の相棒/Raptor Companion
新ベナリアの騎士/Knight of New Benalia
うろつくカラカル/Prowling Caracal
サヴァイの剣歯虎/Savai Sabertooth
岸壁安息所の売剣/Cliffhaven Sell-Sword
の9枚。

2マナでパワー3は優秀であり、高い攻撃性能でアグロ戦略の主軸となるラインナップ。
バニラクリーチャーが収録されなくなった今でこそ見かけないが、初出から10年以上に渡って同型再販され続けてきた。

4/9が猫であるため、バニラ部族デッキを組む際はお世話になるかも知れない。

果敢なスカイジェク:ギルド門侵犯(2013年2月1日発売)

条件付きだが攻撃時に飛行を得られるようになったボロス軍のエースアタッカー。

1ターン目にボロスの精鋭/Boros Elite(1/1/1、大隊で+2/+2)、
2ターン目にこれ、
3ターン目に空騎士の軍団兵/Skyknight Legionnaire(3/2/2、飛行、速攻)
でイージーウィンである。

コーの懲罰者:戦乱のゼンディカー(2015年10月2日発売)

大量発生してアグロ戦略の障害となるエルドラージ・末裔トークン(1/1)にブロックされないバリエーション。
通常のエルドラージには魔法も通用しないようだが、後半は仲間の同盟者を応援しよう。

大胆な潜入者:霊気紛争(2017年1月20日発売)

同じく低いタフネスを回避能力によって補っているバリエーション。
対象がアーティファクト・クリーチャー全体と広くなっており、霊気装置トークン(1/1)や機体をまとめてすり抜けることができるため気づいたらライフが無くなっているということも。

実は本人の能力ではなく、グレムリンで脅して押し通っているだけなのは秘密だ!

オケチラの報復者:破滅の刻(2017年7月14日発売)

攻撃時に督励すると無敵になれるオケチラ信者。
ダメージ効率では毎ターン攻撃するケースと比較して半分になってしまうが、確実にダメージか有利交換を迫り続けられるのは偉い。

イラストの人物はカウィトさんといい、斃れたオケチラの矢に残された力で永遠衆とボーラスに立ち向かった。

第六隊の騙し屋:モダンホライゾン(2019年6月14日発売)

単体では実質バニラと同じだが、多相特有のシナジーを武器に部族デッキへ出張している姿がよく見られる。
2マナ以下の軽い多相は全色で13枚と貴重であり、マナレシオが1未満のものも多い中で良好なスペックを持つ。

よく知らないが変わり身にも自我はあるらしい。

失われた群れのレオニン:テーロス還魂記(2020年1月24日発売)

死の国でも群れとして生きる猫族の鑑。
すでに死んでいるため「死亡したとき」誘発する能力はどういう扱いなのだろうか。
脱出持ちと相打ちしてそのまま追放できるのが嬉しい。

夜明けの突撃獣:基本セット2021(2020年7月3日発売)

1マナスペル相当のおまけがついている前のめりなユニコーン。
M21環境では白に限っても1マナクリーチャーが4枚収録されており、絆魂持ちを強化してダメージレースを加速させよう。

ドワーフホールドの勇者:フォーゴトン・レルム探訪(2021年7月23日発売)

条件付きでタフネスを強化できるバリエーション1号。]
フォーゴトン・レルム環境の装備品には攻撃時に能力が誘発するものが多く、修正が重なると手がつけられなくなることも。

聖戦士の奇襲兵:イニストラード:真夜中の狩り(2021年9月24日発売)

突然の超強化である。やはりイニストラードは人間様の次元だったのか。
終了ステップに登場からの疑似速攻、不意打ちブロック、メインからの置物対策と何でもござれの活躍でレガシーでの採用実績もある本カテゴリ最強クラスの特異点。

ベナリアの潜伏工作員:団結のドミナリア(2022年9月9日発売)

布告除去内蔵でイラストも能力も黒のほうが違和感が無いファイレクシアン。
各プレイヤーに影響があるため、幽霊の酋長、カラドール/Karador, Ghost Chieftainなどでこれ自身を墓地から唱えられるようにすると対戦相手の場が壊滅する。

剣誓いの騎兵:機械兵団の進軍(2023年4月21日発売)

条件付きながらパワー3先制攻撃は強力で、継続的に条件を満たせる構築が鍵になる。
何も考えずともこれ自身を連打しているだけでタフネス4未満を突破し続けられ、初心者にもわかりやすく人気の戦術だとか。

ウェストフォルドの乗り手:指輪物語:中つ国の伝承(2023年6月23日発売)

聖戦士の奇襲兵と比較すると能力の起動にマナがかからなくなっているものの、それ以外の点でかなりの弱体化を受けている厳しいカード。
指輪物語環境ではオーク・軍団トークンがおまけでポンポン出現することや使いやすい1点火力が複数種類存在することも向かい風となり、対処したい置物を見たときだけ使われる消極的な採用に留まった印象が強い。

なお一つの指輪/The One Ringは破壊できない模様。

武器庫のネズミ:エルドレインの森(2023年9月8日発売)

祝祭でタフネスを補強できるハツカネズミのバリエーション。
先輩と比較して相手ターンに条件を達成することが難しく、役割トークンでバックアップするにしても素のタフネス1が足を引っ張り場持ちが悪い。
似てるけど微妙に違うネズミ(Rat)トークンの力を借りよう。

犬の散歩者:カルロフ邸殺人事件(2024年2月9日発売)

厳密には白単色ではないが、変装経由で白のみでも唱えられるためカテゴリーに入れさせてもらった。
警戒を持ち、変異誘発で犬を2匹も連れて来る大盤振る舞いでプレイ・ブースター出身の格を見せつけている。
(ただし犬はタップインなので注意(1敗))

白系アグロが人気だったこともあり、カルロフ邸環境トップコモンの1つとして数えられた。
イラストの犬と、トークン・カードの犬は似ても似つかない。

訓練されたエイリンクス:サンダー・ジャンクションの無法者(2024年4月19日発売)

サンダージャンクション次元は猫も荒っぽく、騎乗されると一方的に殴りながら占術を繰り返し数々の先手ゲーを生み出した。
実質的なパワーは損しているように見えるが、召喚酔いしている後続で乗り込むことでテンポロスを帳消しにできるので些細な問題である。

イラクサの護衛:ブルームバロウ(2024年8月2日発売)

条件付きタフネス強化と置物対策が抱き合わせになった最新作。
環境にクラス・エンチャントを始めとする強力なエンチャントが多いため、序盤・中盤・終盤いつでも仕事がある優良アタッカー。
兎トークン(1/1)や新生トークン(1/1)に相性が悪いのは御愛嬌。

いかがだっただろうか。
ダスクモーンには存在しないが年々多芸になっているラインナップとなった。
打点や回避能力の強化は控えめで、弱点の低タフネスを補ったり置物対策で賞味期限を延ばそうとする意図が感じられた。

赤や緑にも2マナ3/1は複数存在するが、ここまでの幅広さは見られなかったためやはり白が低コストウィニークリーチャーの筆頭色として期待できるだろう。

それではまた次回。

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