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コモンを見る会(タップインデュアルランド編)

アリーナオープンDay2では0-4し、OOO杯では弱プールで0-1ドロップしイオンの半額パック開封でも爆死したので、ストレス解消のために歴史をまとめました。


バウンスランド

ラヴニカ:ギルドの都(2005年10月7日発売)

ギルドパクト(2006年2月3日発売)

ディセンション(2006年5月5日発売)

アゾリウスの大法官庁/Azorius Chancery (白青)
ディミーアの水路/Dimir Aqueduct (青黒)
ラクドスの肉儀場/Rakdos Carnarium (黒赤)
グルールの芝地/Gruul Turf (赤緑)
セレズニアの聖域/Selesnya Sanctuary (緑白)
オルゾフの聖堂/Orzhov Basilica (白黒)
ゴルガリの腐敗農場/Golgari Rot Farm (黒緑)
シミックの成長室/Simic Growth Chamber (緑青)
イゼットの煮沸場/Izzet Boilerworks (青赤)
ボロスの駐屯地/Boros Garrison (赤白)
の10枚。

いきなり変化球だが、これ以前のタップインデュアルランドはアンコモンだったので仕方なし。
1枚目として置けない、こればかり重ね引くと土地が伸ばせないなど実運用上は純正タップインデュアルランドよりデメリットが目立つが、モダンのアミュレットコンボではその性質を逆手に取った唯一無二の存在として活躍の場を見つけている。

ギルド門

ラヴニカへの回帰(2012年9月29日発売)

ギルド門侵犯(2013年2月1日発売)

ドラゴンの迷路(2013年5月3日発売)

ラヴニカのギルド(2018年10月5日発売)

ラヴニカの献身(2019年1月25日発売)

アゾリウスのギルド門/Azorius Guildgate(白青)
ディミーアのギルド門/Dimir Guildgate(青黒)
ラクドスのギルド門/Rakdos Guildgate(黒赤)
グルールのギルド門/Gruul Guildgate(赤緑)
セレズニアのギルド門/Selesnya Guildgate(緑白)
オルゾフのギルド門/Orzhov Guildgate(白黒)
ゴルガリのギルド門/Golgari Guildgate(黒緑)
シミックのギルド門/Simic Guildgate(緑青)
イゼットのギルド門/Izzet Guildgate(青赤)
ボロスのギルド門/Boros Guildgate(赤白)
の10枚。

人気次元ラヴニカから門のサブタイプ付きが登場。
初代ラヴニカでは能力持ちの本拠地ランドが存在したが、こちらはギルドの入口を描いたサイクルとなっていて対比が美しい。
筆者は明るい構図と大きな建物で世界の賑やかさを感じられる、新ラヴニカのセレズニア門2種がお気に入りである。

魔鍵、導き石、ショックランドとともに新ラヴニカ環境のマナベースを支えた。
また構築では迷路の終わりコントロールやゲートネクサスなど個性的なデザイナーズデッキを成立させた。

ゲインランド

タルキール覇王譚(2014年9月26日発売)

運命再編(2015年1月23日発売)

エターナルマスターズ(2016年6月10日発売)

基本セット2020(2019年7月12日発売)

イコリア:巨獣の棲処(2020年4月17日発売)

基本セット2021(2020年7月3日発売)

神河:輝ける世界(2022年2月18日発売)

機械兵団の進軍(2023年4月21日発売)

平穏な入り江/Tranquil Cove(白青)
陰鬱な僻地/Dismal Backwater(青黒)
血溜まりの洞窟/Bloodfell Caves(黒赤)
岩だらけの高地/Rugged Highlands(赤緑)
花咲く砂地/Blossoming Sands(緑白)
磨かれたやせ地/Scoured Barrens(白黒)
ジャングルのうろ穴/Jungle Hollow(黒緑)
茨森の滝/Thornwood Falls(緑青)
急流の崖/Swiftwater Cliffs(青赤)
風に削られた岩山/Wind-Scarred Crag(赤白)
の10枚。

アンコモンの先輩にゼンディカー(2009年10月2日発売)の「隠れ家サイクル」が存在する。
シンプルかつ確実にゲームに影響する能力を持ち、隠れ家サイクルの「カード名に固有名称を含むため無関係のセットに再録しづらい」という懸念事項を解消した結果、頻繁に再録されるようになった。

機械兵団の進軍の「風に削られた岩山/Wind-Scarred Crag(赤白)」は観光名所みたいなイラストでちょっと面白い。

タップインデュアルランド(バニラ)

ゲートウォッチの誓い(2016年1月22日発売)※友好色&アンコモン

イクサランの相克(2018年1月19日発売)※対抗色&アンコモン

イニストラードを覆う影(2016年4月8日発売)※対抗色&アンコモン

基本セット2019(2018年7月13日発売)

曲がりくねる川/Meandering River (白青)
水没した骨塚/Submerged Boneyard (青黒)
燃え殻の痩せ地/Cinder Barrens (黒赤)
森林の地溝/Timber Gorge (赤緑)
平穏なる広野/Tranquil Expanse (緑白)
放棄された聖域/Forsaken Sanctuary (白黒)
穢れた果樹園/Foul Orchard (黒緑)
森林地の小川/Woodland Stream (緑青)
高地の湖/Highland Lake (青赤)
採石場/Stone Quarry (赤白)
の10枚。

コモンのサイクルとしては意外にも遅く、アンコモンからのレアリティ変更での登場となった。
ブースターパックの基本土地の枠から出現する良調整が始まったのもこの頃からだとか…(MTG Wiki調べ)。
一次ソースをご存じの方がいましたら教えて下さい。

氷雪基本土地デュアラン

カルドハイム(2021年2月5日発売)

氷河の氾濫原/Glacial Floodplain(平地・島)
氷のトンネル/Ice Tunnel(島・沼)
硫黄のぬかるみ/Sulfurous Mire(沼・山)
高地の森/Highland Forest(山・森)
極北の並木/Arctic Treeline(森・平地)
雪原の陥没孔/Snowfield Sinkhole(平地・沼)
森林の地割れ/Woodland Chasm(沼・森)
霧氷林の滝/Rimewood Falls(森・島)
移り変わるフィヨルド/Volatile Fjord(島・山)
高山の草地/Alpine Meadow(山・平地)
の10枚。

氷雪かつ対応する基本土地タイプを持つ、コモンにしては特性モリモリなサイクル。
アンコモンの先輩にコールドスナップ(2006年7月21日発売)の友好色サイクルが存在する。
全体的に霜が降りたようなカードフレームやテキスト欄が美しい。

コモンで基本土地タイプを持つデュアランは貴重であり、2024年10月現在はこれと後述する団結のドミナリア(2022年9月9日発売)のサイクルのみとなっている。
そのため格安構築のEDHではフェッチランドから持ってこられる2色地形として、本家デュアランやショックランドの代替として採用することも可能である。
(可能なだけでテンポ的には痛いが…。色が出ないよりはマシである)

学舎ランド

ストリクスヘイヴン(2021年4月23日発売)

ウィザーブルームの学舎/Witherbloom Campus
シルバークイルの学舎/Silverquill Campus
クアンドリクスの学舎/Quandrix Campus
プリズマリの学舎/Prismari Campus
ロアホールドの学舎/Lorehold Campus
の5枚。

ハリー・ポッターのパクリ5つの魔法大学を舞台とするセットのため、サイクルとしては珍しく対抗色の5種類のみの収録となっている。
現実の受験競争よろしくシルバークイルとクアンドリクスの2トップとその他大勢になりやすい環境ではあったが、多数収録された多色呪文を唱えるためのマナ基盤を陰ながら支えた。
占術は起動がかなり重く、これを起動している場合有利すぎてもうすぐ勝つかマナフラッドで敗北目前かのどちらかの印象が強い。

ブリッジランド

モダンホライゾン2(2021年6月11日発売)

剃刀潮の橋/Razortide Bridge(白青)
霧霊堂の橋/Mistvault Bridge(青黒)
鉱滓造の橋/Drossforge Bridge(黒赤)
熔融林の橋/Slagwoods Bridge(赤緑)
荊棘光の橋/Thornglint Bridge(緑白)
黄金沼の橋/Goldmire Bridge(白黒)
暗闇苔の橋/Darkmoss Bridge(黒緑)
糸絡渦の橋/Tanglepool Bridge(緑青)
銀色険の橋/Silverbluff Bridge(青赤)
錆付谷の橋/Rustvale Bridge(赤白)
の10枚。

本家ミラディン(2003年10月3日発売)のアーティファクトランドが18年の時を経て新登場。
多色化とお手軽土地破壊防止の破壊不能がついており、タップインというデメリット1つで許される代物なのか?と疑問視されていたがモダンを破壊したという報告は聞いていないためおそらく大丈夫だったのだろう。
なおパウパーでは親和やランプなどを成立させる活躍を見せている。

フレーバーテキストはいずれも「~~へと至る道は~~によって築かれている」というフォーマットで統一されており、カラーリングごとの”らしさ”が感じられる。
テキストがシンプルなカードはフレーバーに凝っていたりするのも筆者がMTGを好きな要素の1つである。

キャノピーランド

ニューカペナの街角(2022年4月29日発売)

天橋塔/Skybridge Towers(白青)
水辺地区/Waterfront District(青黒)
路面列車駅/Tramway Station(黒赤)
環状競走路/Racers' Ring(赤緑)
植物広場/Botanical Plaza(緑白)
の5枚。

ニューカペナ次元のきらびやかな町並みを再現したサイクル。
ドローの起動コストは重いが、自然にマナフラッドが受かる構造になっておりゲームプランの安定化に一役買っている。
ストリクスヘイヴンとは異なり弧3色の組み合わせとしてアーキタイプがデザインされているため、リミテッド環境での価値が一層高くなっている。

ショーケース枠として「摩天楼カード」版のイラストも存在する。
路面列車駅/Tramway Station(黒赤)のショーケース版は朝にも深夜にも見える不思議な時間帯に、東京駅の丸の内口のような駅舎が存在感を放っている素敵なイラストで好き。

1色選択ランド

統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い(2022年6月17日発売)

統率者マスターズ(2023年8月4日発売)

砦門/Citadel Gate(白)
海門/Sea Gate(青)
黒竜門/Black Dragon Gate(黒)
崖門/Cliffgate (赤)
屋敷門/Manor Gate(緑)
興隆する荒野/Thriving Heath(白)
興隆する島嶼/Thriving Isle(青)
興隆する湿地帯/Thriving Moor(黒)
興隆する絶壁/Thriving Bluff(赤)
興隆する木立/Thriving Grove(緑)
の10枚。

初出はJumpstart(2020年7月17日発売)の興隆サイクルである。
通常のデュアルランドでは固有色がネックとなる統率者リミテッド環境に適したサイクル。
1色合っていれば「ピックしてもデッキに入れられない!」というトラブルが無くなるためとても良い発明だと感じる。

こまめに記録しておかないと、たまに何色を指定したか忘れて困るのは筆者だけでしょうか…。

基本土地デュアラン

団結のドミナリア(2022年9月9日発売)

理想的な浜方/Idyllic Beachfront (平地・島)
汚染された帯水層/Contaminated Aquifer(島・沼)
地熱の沼/Geothermal Bog(沼・山)
樹木茂る尾根/Wooded Ridgeline(山・森)
光輝の木立ち/Radiant Grove(森・平地)
日向の湿地/Sunlit Marsh(平地・沼)
憑依されたぬかるみ/Haunted Mire(沼・森)
絡みつく島嶼域/Tangled Islet(森・島)
溶鉄の支流/Molten Tributary(島・山)
聖なる峰/Sacred Peaks(山・平地)
の10枚。

氷雪基本土地デュアランの項でも語った通り、貴重な基本土地タイプ持ちのサイクルが再登場。
自分がコントロールする基本土地タイプの数を参照する「版図」能力が環境に存在し、いずれの参照カードもタイプが増えるごとに強力になっていくためドラフトでは早くからデュアランをかき集めるプレイヤーも存在した。

パウパーではロリアンの発見等の基本土地タイプサイクリング持ちカードのサーチ先として採用されることも多い。

砂漠ランド

サンダー・ジャンクションの無法者(2024年4月19日発売)

孤立した小峡谷/Lonely Arroyo(白青)
不快な泉/Soured Springs(青黒)
鋸歯の痩せ地/Jagged Barrens(黒赤)
逆棘の辺境林/Bristling Backwoods(赤緑)
クレオソートの荒野/Creosote Heath(緑白)
荒れ果てた干潟/Forlorn Flats(白黒)
ただれた峡谷/Festering Gulch(黒緑)
瑞々しいオアシス/Lush Oasis(緑青)
浸食された渓谷/Eroded Canyon(青赤)
擦り減った絶壁/Abraded Bluffs(赤白)
の10枚。

荒くれ者達の次元では土地すらもダメージを飛ばしてくる危険なサイクル。
極論土地をプレイしているだけで勝利することもできるため、打ち消されないフィニッシュブローとして最後の1点を削ったりしたとかしないとか。

元ネタはアモンケット(2017年4月28日発売)の「陽焼けした砂漠/Sunscorched Desert」。

死の影ランド

ダスクモーン:戦慄の館(2024年9月27日発売)

放棄されたキャンプ地/Abandoned Campground(白青)
薄暗い下水道/Murky Sewer(青黒)
剃刀罠の山峡/Razortrap Gorge(黒赤)
流血の森/Bleeding Woods(赤緑)
刻まれたトウモロコシ畑/Etched Cornfield(緑白)
放置された邸宅/Neglected Manor(白黒)
抑圧された墓所/Strangled Cemetery(黒緑)
湖畔の掘立小屋/Lakeside Shack(緑青)
異様な灯台/Peculiar Lighthouse(青赤)
騒々しい移動遊園地/Raucous Carnival(赤白)
の10枚。

ついにアンタップインできる可能性のあるコモン2色土地が登場。
プレビューで明かされたときはリミテッド界隈に激震が走った。
蓋を開けてみれば高速かつ多色化のバリューが控えめな環境であったため優先度はそこまでではなかったが、強力なダブルシンボルのカードを唱えやすくなるため色の合う土地が流れてくると嬉しい1枚。

フレーバーテキストにはカード名にまつわる怪談が載っており、短いながらもゾクッとできる秀逸なデザインとなっている。
剃刀罠の山峡/Razortrap Gorge(黒赤)のフレーバーがかなりエグい。

いかがだっただろうか。
再録も多く予想外に文章量が多くなってしまったが、そのぶん読み応えのある記事になっていると幸いである。
土地関連が続いてしまったので、次回は別のカードタイプに注目した内容にしようかと考えている。
それではまた次回。

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