週プレ感想文!No.11 挑戦の連続のグラビア編
どうも、とりです!今週の週プレグラビア感想文です。表紙は寺本莉緒ちゃん!嬉しすぎるね。本当に、いつ見ても元気をくれる存在だなって思います。
グラビアにはいろんな見せ方があって、かわいい、かっこいいもそうだけど、最近はコスプレなんかも人気がありますよね。私はグラビアが大好きだけど、どちらかと言うとコスプレチックなグラビアより、その子らしさがズバっと感じられる生命力のあるグラビアが好きなんだけど、最近は少しずつ、コスプレのように世界観を作り込んだグラビアも気になりつつあります。グラビア、まじで底知れない。
今週号は、初登場(グラビア初挑戦)の方も多く、また久しぶりにグラビアに挑戦された方もいて、多種多様なグラビアを楽しませていただきました。本当に底知れないっす!では、さっそく。
寺本莉緒 photo by 栗山秀作
表紙&巻頭は、9ヶ月ぶりのご登場、寺本莉緒さまです!相変わらずのかわいい笑顔。今回、このプールでのカットに加えて寒そうな雪のなかでも撮影されています。開いてしまった9ヶ月を埋めるように、季節感をまたいだグラビア。いつでも、どこでも、どんな天気でも、寺本さまは明るいぞ〜!
相変わらずのスタイルに、驚かされます。なんでそんなにスタイルがいいの?って聞いても、寺本さまは「大好きなラーメンを食べてるから」って言うんですよね。私だったらギットギトになっちゃうよ。
明るい笑顔がとってもチャーミングな寺本さまだけど、しっとり大人っぽい雰囲気もばっちりキメられちゃうのが凄いんですよね。何を見て、何を聞いて、何を感じたら、こんなにも豊かな表現力が身につくのだろうか。元気なイメージが似合うけど、ただ明るいだけの女の子じゃない。掴みきれない。登場するたびに、もっといろんな寺本さまを見てみたいと思うし、見れば見るほど知らない一面が増えていく気がするので楽しいです。
そして!寺本さまのインタビューって毎回面白いんですよね。今回も面白かったです(笑)。マセてた話とか、裸族の話とか、ピックアップしたい話が多すぎる。原稿用に厳選するのが惜しかったんじゃないかなって、勝手に考えちゃいますよね。ほかにはどんな話をしてたんだ!!って。特に面白かったのが、最後のカメラマンの好きなものの話。
靴下以外に好きなもの? あれじゃないですか、ボディクリーム!(笑)。あれ、違います? 今回撮影で私ボディクリーム塗りましたよ。好きなんだな~、テカらせたいんだな~って思いましたけど。......わかった、前にグアムで撮ってもらったときに言ってました、サロペットだ!
めっちゃ笑いましたこの話。で、あれカメラマン誰だっけ?と思って誌面で読んでたら、左端に「撮影/栗山秀作」ってあって、栗山さんの私にとっては華麗なるオチで最高でした。グラビアよりもインタビューの話で盛り上がっちゃってすみません(笑)でも本当に面白かったので是非!
写真は栗山秀作さんです!もう上のインタビューで笑っちゃって、なんと言葉を綴ってよいやら(おい)。私、栗山さんのお写真すごく好きなんです。まだお会いしたことはないんだけど、女の子と同じ目線に立って楽しくグラビアを撮られているのが伝わってくるから、見ていてヒュルルと心が空間に染まるんです。寺本さまの明るさと大人っぽさ、その両方にググッと迫ることができました。本当に楽しい。
優希クロエ photo by 三宮幹史
お次はアイドルグループ、純情のアフィリアの優希クロエさまです!昨年『週刊ヤングジャンプ』主催で開催された「サキドルエース SURVIVAL SEASON10」にて総合優勝を果たされた優希さま。”美しき怪物” のキャッチフレーズを引っさげた圧倒的に美しすぎるビジュアルを披露されております!
どうでしょう、このお人形スタイル。こちらのグラビアは「人形がある日突然、人間の心を持ってしまうというストーリー」のもと構成されているのですが、優希さまがリアルドールすぎるので、その世界観に入り込みやすかったです。黒目がちな目、色白の肌、控えめな唇、華奢なスタイル。どれをとってもドール系の最上級。生きているような、止まっているような、不思議な空間。私はどちらかというと「生っぽさ」のあるグラビアが好きなんですが、これはこれで妙なリアルさがあっていいですね。ドール世界の楽しみ方に気づかされました。
そして、”美しき怪物” のアンバランスなニュアンスにも納得します。純白の美しさは本物だけど、心にはいろんな色が混じっていて、静かに波立っていそうな人間らしさも感じられたんです。幼い頃、いっさいまばたきをせず、ずっとニッコリ笑っているお人形が怖かったけれど、彼女らにもやはり感情があって、同じ場所からでも動く景色を眺めていたんだろうか。そんな考えに耽っては、ほぼ口元を動かさずに、幅広い表情を見せる優希さまの表現力にも仰天。まさにリアルドールですね。
写真は三宮幹史さんです!優希さま、そしてドールという世界観に、三宮さんのしっとりした写真が合いますね。透明感が凄すぎて、どこまで手を伸ばしても触れられないパラレルワールドのようなグラビアでした。だけど、ただドールになりきったグラビアではなく、優希さまの心もしっかりと写されているから、その場の空気感や質感に触れることができた気がします。
荒牧理沙 photo by 桑島智輝
続いてはTik Tokerの荒牧理沙さまです!「女子高生ミスコン2018」で熊本県代表に選ばれグランプリを獲得された荒牧さま。現在は『幸せ!ボンビーガール』で始まった恋愛ドキュメント企画「幸せ!ボンビーLOVE~こんな私でも好きになってくれますか?」で注目を集めている女の子です。
Tik Tokでは ”あざとかわいい” 動画をあげており、現在のフォロワー数は34万人を突破。こちらのグラビアでは、そんな荒牧さまのキャラを活かした ”あざとエロい” グラビアに挑戦!初グラビアとは思えないほどノリノリでめっちゃかわいいです。そして、衣装がどれもかわいくて、個人的には全部ドンピシャでした!本当にかわいい!!
冒頭の黒と白の衣装もかわいいんだけど、このチェックの水着もかわいくないですか?私も、古着屋さんでこういうチェック柄の服を見かけるとついつい手にとっちゃうんですけど、決して攻めた衣装ではないのに色っぽいところが ”あざとエロい” ポイントなんですかね。うん、かわいい。
憧れが実現して本当に夢みたいでした。いろんな水着や衣装を着られたり、自分を撮るためにたくさんの方が動いてくれていて「うち、今主役なんかな」って超うれしかったです。今、考えただけでもドキドキします。
もともと、グラビアには抵抗があったという荒牧さま。でも、Tik Tokをきっかけに、挑戦してみたくなったんだとか。こういうお話を聞くと、グラビア好きとしては嬉しく思いますね。また次回以降、グラビアでいろんな荒牧さまが見られると嬉しいな〜!
写真は桑島智輝さんです!やはり桑島さんの写真には、とても生命力が宿っていると感じます。生きている肌、生きている目、生きている指先。時間とは二度と戻らないもので、写真はその瞬間に誰かが生きていたことを証明するものなんだなって、改めて今という時間の尊さを感じるのです。初めてのグラビアこそ、大切な記録。”あざとエロい”の妙な色っぽさは、生命力ゆえなのかもしれない。
日南響子 photo by 桑島智輝
センターグラビアは日南響子さまです!現在は女優のほか、「珠麟(しゅりん)」として音楽活動も行われている日南さま。グラビアは2015年以来、6年ぶりだそうです!久々のグラビア撮り下ろし!!
世代的になのか、私は『ニコラ』や『non-no』でモデルをされている日南さましか知らなかったので、むしろグラビアをしていたことに驚きました(全然知らなかった)。なので、表紙に「6年ぶり 日南響子」の文字を見たとき、衝撃だったんですよね。2010〜2015年あたりのグラビアも、勉強せねば……と痛感しました。
と、そんなことはさておき、独特な存在感と清々しく自分を魅せることのできる日南さまは、ただひたすらにアーティストだなと、グラビアを見て思いました。モデル時代のことしか知らなかった自分を悔やみます。
グラマラスなボディも素晴らしいけれど、27歳の今の自分の存在を、ありのままグラビアに残そうと6年ぶりにチャレンジしてくれていることが嬉しい。実際に、27歳の今だから撮れるグラビアになっていると思うし、私自身、遠い記憶が呼び起こされたこともあって、それぞれがそれぞれの道を生き続けているんだなって感じられて、やっぱり嬉しさで胸がいっぱいです。今後、グラビア活動を再開するわけではないみたいだけど、また節目にこうして写真にかたちを残してほしいな、なんて思ったり。
写真は桑島智輝さんです!はい、前の項の続きのようになってしまいますが、こちらもまた生命力ですよね。ですが、やはり日南さまは久々のカムバックということもあり、経験による厚みや色の濃さが滲み出ているから、写真って正直だなと思います。写真が人生の全てを物語るとは言い切れないけれど、今のかたちを残すことに大きな意味がある。桑島さんの写真を見ていると「生きていたい」って思うんですよ。ちと、大袈裟かもしれないけど。本当に。
ほのかりん photo by 薮田修身
巻末グラビアお一人目はシンガーソングライターのほのかりんさま!「熱海の旅館の昼下がり」とは言うものの、全体的に薄暗いグラビアで、衣装もオールブラックと非常に斬新。だからこそ、差し込む光がただただ綺麗で、肌のかたちを立体的に浮かび上がらせているのが魅力的だなと思いました。
静かだけど、遠くから小さな音楽が聞こえてきそうなロマンス。あまりに解放的すぎる空間だと、声も気持ちもいろんな場所へと散らばってしまうけど、これだけ近くに距離を感じられる場所でなら、もっと深い話ができそうだ。
そして、やはり気になったのはたばこ。白い歯を見せて大きく笑い、たばこを咥える仕草の色っぽさ。色味の少ないグラビアだからこそ、たばこの先が赤く光っているところに心が揺らぐ。
ほのか どうせグラビアを残すなら、私のエッセンスを知ってもらいたいと思っていて。わがままな言い方ですけど、私が寄せるんじゃなく、グラビアから私に寄ってほしかったんです。
あと単純に、たばこ吸ってる女ってエロくないですか? ただキレイに、清楚(せいそ)にキメている写真よりもリアルな部分がダダ漏れしてるほうがエロにつながると個人的には思ってて。例えば生ビールのポスターよりも、路上でぶっ倒れてる女のほうがよっぽどエロいと思うんですよね。
――確かに、くわえたばことかリアルな表情出てますね。
ほのか 撮影の合間にたばこ吸いながら「使えるかわかんないけど撮っておこうぜ」「使えるといいねー」みたいな感じでノリで撮りました。使えてよかった~。
↑おもしろい。恐らくだけどグラビアも、寄せられるより自ら寄っていきたいと思っているはず。グラビアに寄せると、それは確かにグラビアにはなるかもしれないけど、「これぞグラビアだ」とは言い切れないと思うんですよね。詰まるところグラビアっていうのは、その人の生を写すもので、そこに漂う空気感や匂い、肌触り、音、味を残すものだと私は思っています。だから、ほのかりんさまのこのグラビアは純粋にグラビアらしいグラビアだなって思いました。(撮影の合間にたばこ吸って〜のエピソードもいいですよね。キュンとしちゃった)
写真は薮田修身さんです!最近、Mr.Childrenの写真展で名前をお見かけした薮田さん。小さく音楽が聞こえてきたのは、その影響もあるのだろうか(ほのかりんさまの影響もあると思うけど)。薮田さんの写真は、何でもない景色でも、その空間にしかない音や空気を伝えてくれる気がします。写真は視覚的な表現だけど、本当は五感を働かせて見ることができる。目で見て、目で触れて、目で読んで、目で聞く。次第にたばこの匂いが漂ってきた気がする。
森のんの photo by 根本好伸
お次はアイドルグループ「SAY-LA(セイラ)」の元メンバーである森のんのさまです!アイドル時代は「アイドルサイボーグ」と呼ばれるほど意識の高かった森さまがNGなしの脱アイドル宣言グラビアを披露!なんという衝撃。やると決めたらやる!そんな強い志が見えてくるグラビアです。かっこいい。
それにしても、スタイルが美しすぎて驚きます(8頭身らしいです)。長い手足にかたちの整った胸。全てが計算されたうえで成り立っているような綺麗さに、女体って何なんだろう?エロさって何なんだろう?そんな疑問が湧いて出て止まらない……。
だってもう、訳がわからなくないですか(この水着も訳がわからなくてかわいい)。足先から指先、そして髪の毛の一本一本までが整っていて隙がないように見えるんだけど、柔らかそうな唇だけはどこか無防備だって気づいたとき、急に距離感が縮まった気がして、なんだか少し安心する。
たまに男性とかとお話ししていて「あぁ、カッコいいな」って思った瞬間にも、心臓よりも膣(ちつ)が「キュン」ってするんです。いわゆる膣キュンです。
そして気になるワード「膣キュン」。聞いたことはあるものの、感覚としてはあまり分からないので私はまだまだ未熟者です。それにしても、こんなワードが飛び出てくるなんて驚きだなあ。まさにNGなし。180度キャラ変。次はどんなワードが飛び出てくるのかめちゃくちゃ楽しみです!
写真は根本好伸さんです!過激な瞬間も、根本さんが撮るといやらしくなりすぎない。チクッと尖った色気も、一瞬にしてまるみを帯びて、まるみのなかでチクッと心臓を刺してくるエロティック。だから、安心感があるし、何より女の子のかわいさが際立ちます。女体って何だろう?エロさって何だろう?全て、哲学だ。
あのん photo by LUCKMAN
ラストは『日本レースクイーン大賞2020』で新人部門グランプリ、週刊プレイボーイ賞、テレビ東京賞の3冠を達成されたあのんさまです!シュッとした小さなお顔にまんまるの目、長い首に華奢な肩。もう、どこをどうとってもかわいらしいし、色っぽいのにピュアだし、グラビアを見れば見るほどキュンキュンしちゃいます!!かわいい!!
パッと見、そのかわいらしいお顔立ちに目が行ったけれど、お胸も凄く綺麗なんですよね。たった6ページ、されど6ページのグラビアで、ひとつひとつ、丁寧に魅力の足跡を落としていく。ここも、ここも、あ、ここも。そんなふうに拾っていくと、最後には抱え切れないほどのキュンキュンが手元に残りました。どうしましょう。
――グラビアで見てほしいポイントを教えてください。
あのん もちろん胸やお尻も見てほしいんですけど、腰にできるエクボが自慢なんです。
――通称"天使の羽根"ですね。
あのん 中学生のときからあって、いつかそれを見せたいなってずっと思っていたんですよ。
腰にエクボ!?って驚いたんだけど、ばっちり誌面でも確認できました(デジタル写真集だとより鮮明らしいです)。この上の一枚でも薄ら確認できるかな?ほぼ見えていないけど、かわいい子にはなぜこんなにかわいい何かが付属しているのだろうか。かわいいはかわいいを呼び、かわいいはかわいいに導かれるのだろうか。何を言ってるんだってね(笑)。
誌面ではいろんなシチュエーションでいろんな衣装を着ている姿が見られるけど、どのカットもあのんさまがいることでより一層キラキラしてみえる。一輪の花のようで、太陽のよう。この鮮やかな存在感。この輝きは、さすが3冠王と言ったところでしょうか。本当にかわいい。
写真はLUCKMANさんです!LUCKMANさんが撮る女の子のことは漏れなく好きになっちゃう仕様。その子だけが持つかわいさや美しさを惜しみなく撮ってくれているのでパワーをもらえるし、1ページごとに満開に花を咲かせているなって思います。明るくて、あたたかくて、光に満ちたグラビア。やっぱりLUCKMANさんが撮る女の子のことは好きになっちゃうぜ。
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以上です!
多種多様なグラビアに溢れていたと思いませんか。明るいグラビア、ドールなグラビア、あざといグラビア、久方ぶりのグラビア、たばこグラビア、膣キュングラビア、お花満開グラビア……(すみません、これ全部勝手に言ってます)。やっぱり、グラビアをやるからにはありきたりなグラビアじゃなくて、自分らしいグラビアにしたいし、王道を攻めるなら攻めるで、愛に溢れたグラビアにしたいと誰もが考えているんじゃないかな。その結果、いろんなグラビアが生まれてきて、どれもクオリティが高くて、素晴らしいんじゃないかな。
いろんな表現に挑戦できるグラビアが大好きだ。グラビアに出ること、グラビアを作ること。全て果てしなく続く挑戦。5年後、10年後、また新しいグラビアのかたちが生まれていそうでワクワクする。できる限り長生きして、たくさんグラビアを見たいって思っちゃう。やっぱりグラビア、楽しい。
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