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週プレ感想文No.10 ONE PIECE×グラビア編

週プレ丸ごと一冊『ONE PIECE』号!どうも、とりです。

今週の週プレは、『ONE PIECE』の連載1000話到達を記念したコラボ企画となっており、全編『ONE PIECE』に登場するキャラクターのコスプレグラビアとなっております!さらっと見ただけでも感じるハイクオリティなコスプレの数々。大人が本気を出すと凄いんだぞって感じさせられました(笑)。

さきに断りを入れておくと、私はあまり『ONE PIECE』に詳しくないです……。思い出と言ったら、小学校の運動会でアニメ『ONE PIECE』の楽曲を用いてダンスをしたことと、友達の付き添いで映画館で『ONE PIECE FILM Z』を見て感動したことくらいでしょうか。(一から追おうと思うものの、なかなか手を出せずじまい……。人生損してるってよく言われます)。そんな私でも大体のストーリーやキャラクターは知っているし、連載開始から23年、1000話も連載が続いているということが、国民的な作品であることの証ですよね。改めて、凄い。

にわかゆえに、所々キャラクターに対する知識が間違っているところがあるかもしれません。すみません。でも、グラビアとして、作品として、今週のグラビアもめちゃくちゃ楽しませていただきました!これを機に、『ONE PIECE』のことをもっと知って、今からでも全巻読んでいきたいなぁ。では、早速!

みちょぱ(池田美優)photo by 笠井爾示

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表紙&巻頭グラビアはみちょぱ(池田美優)さまです!記念すべき、週プレ初登場・初表紙!普段グラビア誌はお断りしているそうなので貴重なグラビアだし、『ONE PIECE』があってこそ実現した表紙&巻頭と考えると、大きな影響力と強いご縁を感じるなぁ。

ニックネームの「みちょぱ」は「美優×チョッパー」が由来で、尾田栄一郎先生公認なんだとか。確かに「ちょぱ」ってニックネームもなかなかないですよね。一見難しい(もしくは簡素になってしまいそうな)チョッパーのコスプレは、スケスケのシャツで肌色を再現し、パンツも実際にチョッパーが履いているのと同じ紫色をチョイスして、限りなく漫画に出てくるチョッパーに近い色味を再現されております。

シンプルではあるけど、パンツのパキッとした質感や、わりと普段のメイクに近いみちょぱさまらしい表情がギャルっぽくて、「みちょぱさまが扮したチョッパー」感があっていいな。気持ちまでキャラクターに寄せて、完全再現することはコスプレの基本かもしれないけれど、キャラクターと混じり合うことで自分の個性を見せるのも、コスプレの楽しみ方のひとつなのかもしれないな。チョッパーであり、みちょぱさまである。そんな形もありなんだと、コスプレの面白みを新たにひとつ知れた気がします。

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表紙ではナミのコスプレを披露!ルフィの仲間で『ONE PIECE』の主要キャラクターであるナミのグラマラスなクビレを再現したグラビア。みちょぱさまのボディラインって、すっごくお綺麗なんですよね。程よく引き締まっていて、筋肉もそれなりにあって、バランスがいい。

ほかには、ジュエリー・ボニーとカリファのコスプレにも挑戦されています!個人的には、男勝りで大喰らいのジュエリー・ボニーのコスプレがお似合いで好きだったな。ピンクのロングヘアに、ファーのジャケット、派手なパンツ、豪快な足もと。勇しく、かっこいい女って感じがします。ただ、カリファもまたお似合いなんですよ……。眼鏡に網タイツのセクシーで知的な女性キャラクターなんだけど、みちょぱさまの美しいお顔立ちが際立っていて最高です。

写真は笠井爾示さんです!シンプルなスタジオにも関わらず、生々しさや、肌の美しい色味を見せてくれているのが印象的です。シンプルなスタジオだから、なのかもしれないけど。特にチョッパーは、チョッパーのコスプレであり、みちょぱさま自身のギラリとした瞳をも写していて、チョッパーとみちょぱさまの交流が見られた気がしました!

鷲見玲奈 photo by カノウリョウマ

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続いてはフリーアナウンサーの鷲見玲奈さまです!もともと『ONE PIECE』がお好きだった鷲見さま、今回の人生初の本格的なコスプレで海軍の剣士・たしぎのコスプレに挑戦されております!

ドジっ子で天然な一面がありつつも、愛刀家で海軍大佐にまで登り詰める実力もあるたしぎ。多面的な魅力のある彼女の初登場時と2年後の姿の両方に扮して、ドジさ、真面目さ、かっこよさ、かわいさを見事に演じ分けておられます!今回登場しているほかのコスプレに比べると露出度は低めなものの、赤いフチの眼鏡やデニム姿が大人っぽくて、色っぽい。特注だという花柄のシャツもたしぎらしくてかわいいんです。

たしぎは物語のなかでも早い段階から登場していたキャラクターだけど、意外とコスプレされていないキャラクターでもあるし(イメージ的に)、なかなかいいチョイスなのでは?と、『ONE PIECE』素人ながら思いました。コスプレはコスプレであって、コスプレにすぎないのだけど、新たなキャラクターの魅力に気づかされるきっかけにもなり得るんですね。鷲見さまのたしぎ、非常にハマっていたと思います!

写真はカノウリョウマさんです!距離感や画角がユニークで、たしぎの声が聞こえてくるような、漫画の一コマのような雰囲気が出ていると感じました。それは、たしぎ自身が持つキャラクターがグラビアを動かしているのかもしれないけど、コスプレに飲まれていないグラビアだなぁと感じました。特に最後の吹雪の中のカットは、超かっこいいです!!

えなこ photo by LUCKMAN

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お次は日本一のコスプレイヤー・えなこさま!コスプレが本職なだけあって、安定感のあるえなこさまのコスプレ。冒頭は、人魚のしらほし姫のコスプレで登場しております。臆病で泣き虫な性格を再現した表情と、絶世の美女感!たい焼きの髪留めとか、細かくリアルなウロコとか、半端じゃないクオリティで作りあげられた世界観がとってもかわいい!

ちなみにえなこさま、しらほし姫のコスプレは2019年に発売された1stメジャー写真集『えなこ cosplayer』でも挑戦されておりました。同じキャラクターのコスプレをやるって、どんな気持ちなんだろう?コスプレそのものは新鮮な気持ちになりそうな気がするけど、一度やったコスプレは「久しぶり〜!」って感じになるのかな?

そして、初挑戦ペローナのコスプレも!しらほしで見せた優しい表情からは一変、ワガママでかわいいもの好きな感じが前面に出ていて、キャラクターそのものになり切っておられます。さすが!

――撮影中はどんなことを考えているんですか?
えなこ しらほしだったらこういうポーズや表情をするのかなっていうのを常に考えながら撮影してました。しらほしは困ってるイメージが強いので、そういうしぐさや表情を多めにしたり
――普段からキャラクターのコスプレ撮影をするときは、そういうことを意識しているんですか?
えなこ そうですね。そうじゃないと、よくわからない写真が量産されちゃうだけなので。「このキャラクター、こんなポーズする?」みたいな違和感がなるべくないようにすることを、コスプレイヤーとして心がけています。

非常に説得力がある。表情とか、ちょっとした仕草とか、足の角度とか、目の形とか、しらほしとペローナで使い分けているなってダイレクトに感じました。小物による演出もあると思うけど、やっぱりコスプレイヤーを職業にされたえなこさまが作りあげる世界観はプロフェッショナルだと実感しました。めっちゃかわいいのでぜひ!

写真はLUCKMANさんです!もうLUCKMANさんとえなこさまは安定ですね。実際どんなふうに撮影されていたかは知らないけれど、えなこさまがつくりあげたい世界観をLUCKMANさんが的確に汲み取っているような、妙な安心感があります。もう、さすがのエンターテイメント性です。最高。

井口綾子 photo by 栗山秀作

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センターグラビアは井口綾子さま!週プレにご登場されるのは久々ですね。井口さまのコスプレはまた独特で、『ONE PIECE』キャラクターのプライベート風景をコスプレで再現するという面白い試みをされています。漫画のキャラクターにだって、プライベートがあるんだよ!そのゆるやかな空気感が、井口さまとマッチしていて楽しいです。

まずは、サンジの姉であるヴィンスモーク・レイジュのコスプレから。完全再現されたピンクの衣装、非常にクオリティが高いですが、脱いで壁にかけちゃうっていうね。だって、オフモードだもんね。ってなわけで、白シャツ姿のラフなレイジュ姉さんのお姿が見られます。この白シャツもめっちゃかわいいので、ぜひぜひ見てみてほしいです!

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そして、ルフィの仲間で考古学者であるニコ・ロビンのコスプレでは、考古学者らしく図書館で読書するオフモードを再現。本棚に見える「姈ばあちゃんの伊那谷の昔ばなし」がめちゃくちゃ気になるんだけど(笑)。前髪を分けた井口さまが、いつも以上に知性的に見えてキュンとしちゃうな。

また、フラメンコの踊り子・ヴィオラに加えて、さらに面白いのが、セニョール・ピンクのコスプレ!

赤ん坊のような格好で、おしゃぶりを咥えて、サングラスをかけた奇抜なキャラクター。ここまで扮してきたキャラクターのグラマラスなスタイルからはかけ離れているけれど、インパクトがあって最高にかわいらしくて、私はめっちゃ好きでした(笑)。

――撮影に向けて準備は?
井口 今回のキャラってボディラインがみんなパッキパキじゃないですか? まさに絵に描いたようなグラマラスで。だから「やっべー急がなきゃ」と思ってめちゃくちゃ筋トレしました。でもセニョール・ピンクのボディラインを見たら、途中からどっちに照準を合わせるべきかわからなくなりました(笑)

確かに、彼のスタイルに照準を合わせてしまうと、ほかのキャラクターが台無しになってしまう(笑)。でもでも、グラビアって女の子の体を魅力的に撮るものではあるけれど、「まさかの!?」な驚きを用意しているあたりが週プレらしくて楽しいし、『ONE PIECE』という作品への愛も感じるし、井口さまのノリのよさが伝わってくるあたり、最高にグラビアチックだなとも思いました!

写真は栗山秀作さんです!ガチコスプレだけど、ただのコスプレじゃない感じで、栗山さんらしい楽しさが感じられた気がしました!やっぱり最後のセニョール・ピンク!役に扮して笑っているのか、自然な笑いなのか、どちらかというと後者に思えて、見ているだけで楽しいグラビアでした〜!

川津明日香 photo by 小塚毅之

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巻末お一人目は川津明日香さま!これは衝撃……!露出の多い鎧をまとった剣士・レベッカのコスプレです!改めて見ると、すんごいセクシーな衣装でビックリ。鎧の意味、あるの?とツッコミたくなる気持ちもあるけど、かわいいからOKなのだ。

レベッカはなるべく強く見えるように立ち居振る舞いを意識しました。でも私、すぐに笑っちゃうから、なかなかキリッとできなくて。

こんなところも川津さまらしいし、一歩間違えたら下品に見えかねない衣装だけど、川津さんのスタイルのおかげでめちゃくちゃキュートに仕上がっていて、レベッカのことも好きになっちゃった!

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そして、ネフェルタリ・ビビ!ルフィの仲間としてともに冒険したこともある心優しいキャラクター。レベッカもいいけど、ビビも川津さまの雰囲気にピッタリですよね。川津さまは、現在『仮面ライダーセイバー』に出演中で、グラビア、女優と勇猛果敢に挑まれている方だから、ちょうど彼女たちのような心の強さと誠実さを持ち合わせているんじゃないかな。人生初のコスプレ。演技とはまた違って大変な撮影だったと思うけど、新たなる挑戦で、新鮮なかわいさを見せてくれたのは嬉しかった〜!ビビとレベッカの人選もよき◎!

写真は小塚毅之さんです!川津さまが剣を振り回す動きとか、シャボン玉と戯れて笑う姿とか、狙いを定めずナチュラルに捉えたような瞬間の連続に、撮影の楽しい空間が伝わってきました。川津さまが初のコスプレを純粋に楽しんでいること、そして大胆だけどかわいいところ。コスプレとグラビアの魅力が体感できるグラビアでした!最高っす。

十味 photo by Takeo Dec.

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ラストは十味さまです!ゼロイチファミリアから生まれたアイドルグループ「#2i2」のメンバーとして活動されている十味さま。まずは、世界一の美女と謳われる美貌を持ち、ルフィのことが大好きなボア・ハンコックのコスプレを披露!蛇姫の異名を持つハンコックですが、今回、実際に蛇と戯れて撮影を結構されたんだとか……!!

蛇、動いてますねぇ。蛇に触れるってちょっと憧れるけど、実際やるとなったら恐怖心が勝ちそうなところ。しかし、十味さま、完全に蛇を手懐けている。さすがです。上から目線な感じもしっかり再現されていて、完全にハンコックです。

そして最後の最後は、今回の「丸ごと一冊ONE PIECE号」では二人目の男性キャラクターであるジュラキュール・ミホークのコスプレ!ミホークは世界最強の剣士と謳われており、冷静沈着で、渋くて、強くてかっこいいキャラクター。女体化とはいえ、十味さまとのギャップがありまくりではあるのですが、ミホークが持つ大きな刀「夜」や、十味さまの背後で起こる爆破などが、普段かわいらしい十味さまを勇しく見せてくれております。

意外なキャラクターへの挑戦に加え、”蛇” と ”爆破” と濃い撮影だったに違いないけど、十味さまのハイクオリティなビジュアルとノリノリな心が、そのギャップをも見方につけて、いいコスプレに仕上がっています!普段とは違う十味さま、かっこいいぜ〜!

写真はTakeo Dec.さんです!躍動感のあるグラビア。蛇や爆破、「夜」に限らず、Takeo Dec.さんの絶妙な画角が、十味さまをよりカッコよく、魅惑的に見せてくれているなぁと。特に最後のカットは、土のうえのタイヤ跡から「夜」の角度、光の反射までかなりいい感じ。ミホークとはまた違った、新しい女性キャラクターにも見えました!

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以上です〜!

『ONE PIECE』に詳しくないわりに楽しんじゃいました。さまざまなキャラクターに扮するみなさまがかわいいっていう楽しさもあったし、衣装やら小物やら、世界観を再現する力が凄すぎて、プロフェッショナルを感じずにはいられませんでした。大人の本気の遊びは最強だ!!

そして何より、女性キャラクターだけでも(一部男性もいましたが)こんなに魅力的な登場人物が揃っているって何ごと!改めて、『ONE PIECE』という作品の豊かさを知ることができました。時間はかかるけど、一巻から読んでいきたいなぁ。

誌面では1000話記念ポスターの制作裏側やネーム、生原稿なども公開されています。キャラクターが自分の足で立って生きているからこそ、物語にスッとのめり込めるわけだけど、最初の最初から変わらず、打ち合わせを重ね、キャラを生かし続けてきた結果、今こうして作品として成り立っているんだと思うと、熱いものを感じますね。担当編集さんも、11代目って……。受け継がれてるなぁ。

『ONE PIECE』好きなら必ず買いの、そして私のようなにわかでも楽しめる週プレ丸ごと一冊『ONE PIECE』号でした〜!

(6276 文字)

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