【入社1年目の教科書】~10個のコト~
新卒という期間という終わってしまいそうなので、自分の備忘録も兼ねて、考えていたこと、教えて頂いたことを綴っていきたい。
"がんばったら報われると思えることが、あなたの努力の成果ではなく、環境のおかげである事を忘れないでください。がんばったら報われると思えるのは周囲の環境が、あなたを励まし、背を押しひきあげ、やりとげたことを評価してほめてくれたからです"
この1年間ずっとこの東大の祝辞の言葉を何度も思い出す瞬間が沢山あった。"頑張ったら報われる"と当たり前に思えることは実は当たり前ではなく、そんな環境を毎日用意してくださる方々の優しさと苦労があってはじめて成り立っているものだと本当に思った。
それぐらい今の環境は感謝でしかないし、入社できたことが奇跡だと心から思う。日々些細な一言も忘れず、気にかけて下さって、引き上げて下さる先輩方には、結果で恩を返していきたい。
まだ完全に習得できてないけど、忘れたくないモノにした10のコト。
[1]肝を見極める/一番のレバーは何か?
「なんだかずっと働いてるし、頑張ってるけど成果が出ない人には絶対ならないように!」入社して何度も教えて頂いたのは肝の見極めだった。
自分の仕事をする時間を、何をする時間を1番あてたら最速で一番良い結果や成果が出るかを常に考えるように教えてくださった。
常に一生懸命働いてて、頑張ってても成果が出ない人は、この肝の見極めができてないらしい。 1番成果としてインパクトが大きく出る場所にいかに1日の思考時間を使えるかが全てだと教えて頂いた。”選択と集中”
インパクトが最速で最善で出る場所に、できる限りのリソースを集中して投下する。いろんな打ち手を実行すれば、たしかに安心だし良さそうに見えると思うがそれが分散とは違うかをちゃんと確かめたい。
私が1番多かったのは、何を肝にすべきなのかを悩んでいる時間だった。
その時間がやった気になってる時間だったことに気づいた時は本当驚いた。やりたいこと、改善したいことが多すぎてすぐにto doリストがずらっと並んでしまい、それが終わるたびに満足感や安心感を得ていた以前の思考とはだいぶ変わり、肝が選定できてなく、集中できてないと不安になるようにまでこの考え方は新卒期間を通して教えて頂いた。
[2]意志に意味はなく、そうせざるを得ない環境を作る
「今日から◯◯を意識します!」「これが◯◯ができるようになります!」などと何度も意思決定をしては出来ずに自分のことを嫌いになりそうな1年間だった。
どうしても実行するために、人に宣言をするということの大事さや、そうせざるを得ない仕組みづくりの大事さを思い知った。
この資料はいつまでに自分がやると宣言をしてしまったら必ず作るし、先輩とのMTGを押さえたら絶対にそれに向けてどんなに時間がなくてもやるし、意志に頼るよりも、そうせざるを得ない環境や仕組みをいかに作るかが大事であることを教えてもらってから、なるべく普段やらないこともやります!と宣言して進めていこうと思えるようになった。
自分の意志を頼りにせずに、環境を変えよう。
(目覚ましをこれからは玄関に置くか......)
[3]自分の性格は周りいてくださる5人の平均値になる
自分は良い言い方をしたら、スポンジタイプで何でも吸収できるタイプ。
でも悪くいうと、何でも素直に信じ、自分にとってマイナスなことも吸い込み思考に影響されてしまうタイプ...だと理解出来てからちゃんと思考を整理しやすくなった。
もう自分がそういう性格なのは仕方ない。
だから自分がなりたい思っている人のそばにいてどんどん吸収するしかないと改めて実感した。
"新しい情報、新しい人間関係、新しい経験は自分が変わる為の手段だ。人生という豊かな庭園を作るには、自分の環境の中から適切な種を集めて蒔かなければならない。"
引っ越して、周りの隣人がマイペースで超ポジティブ人間だらけの中にいたら、だいぶポジティブ思考になるし、今までそこまで好きでなかったホームパーティは好きになるし、本当にホスピタリティあふれる先輩と働いていたら自分のホスピタリティの皆無さに落胆して頑張ろうと思うし、分析が得意で何でも数字を元に施策を語れる先輩からはその思考を頂けるし、素敵なブランドや世界観などを教えて下さる先輩のおかげで、今まで絶対出会えなかった素敵なものに出会い大好きになれた。
落ちるのは一瞬で、愚痴をいうのも簡単で楽だからこそ、そうならないようにいつも引き上げていろんなことを教えて下さる方々との時間を大切に過ごして、大事なことを忘れずに生きて行きたい。
[4]どうしてもやりたいならその分野で誰よりも努力する
本当にその領域やその仕事をやりたいのであれば、その分野においては会社の誰よりも努力しなければならない。
任してもらえないのではなく、任せるほどまだ努力も能力も足りてない。
その分野の解像度を誰よりも上げて、その努力や結果を伝えるところまでやって、初めて任されるものだとわかった。
わかってくれない、見てくれないと嘆くことは時に辛くなった時に、陥る感情かもしれないけれど、伝える努力までしてフィードバックを受けるところまでやり、それを改善していくところまでやらないとだめだと何度も学んだ。
自分が仕事でうまくいかないと感じた時は、求められている部分までの解像度が上がってなく全体俯瞰できない時か、コミュニケーション不足で勝手に自分の中でマイナスな方への妄想が膨らんでいる時だと思った。
自分が陥るパターンを理解してから、だいぶ生きやすくなった。
[5]初速のはやさ
せっかく本人のことを思ってアドバイスしたり、仕事を任せたのに何も変わらないとか、ましては進んでないということが続くともう言う気も任す気もなくしてしまう。
もちろん、それが本当に正しいのかを吟味する時間は必要なものの、考えてずっと進まないのは無意味だし、正直考えている時間が長いのであれば最速で実行して試してみた後の結果をみる方が効率的だと最近は本当に思う。
私は考えてしまい悪く言えば、悩んでしまうタイプ...
初速早くというのがずっとできていなく苦手だった。
"でも大事な仕事も面白い仕事も、多くの人は初速早く、
確実にやってくれる人に頼みたいのは絶対の事実"
この子にアドバイスしてよかった、これこの子にお願いしたらば必ず進むと思ってもらえるように意識して動いていきたい。
[6] 小さな約束を守る
"明日このMTG入れます!"
"◯◯さんともっと話してみます!"
"是非ランチ行きましょう〜!飲みに行きましょう!"
など超重大ではないものの、日々生きていると小さな約束を自ら発言している場面は多い。
でもちゃんとそんな自分の口から出た言葉や約束にはちゃんと責任を取る。小さなな約束を守るというのは本当に教えて頂いた。
自信とは、"自分を信じるという字で出来ている。"
自分でついた小さな約束を守れなければずっと自分を信用できない。
逆に守れないことは言わないように責任を持つ。
[7]外野にいかない。常に当事者でいる。
"当事者になる。(なれるように努力する。)"がこんなにも大事なのかがやっとわかった気がした1年だった。
全く違う会社の遠目の知り合いと久しぶりに会って飲んでいた時に、発言が常に外野の視点でなんだか引っかかってしまった。
外野の視点はすぐには抜けないだろうし、当事者になれない人生は悲しいなと当時は思ったりもした。(でもそういう幸せや考え方もあることも今はちゃんと理解している。)
当事者になって嬉し泣きをしたり、悔しくて泣いたり、小さなことに毎日一喜一憂出来ている今はだいぶ幸せだと思う。
そんな自分毎化して楽しむ気持ちをこれからも、ずっとできるように働いて行きたい。
[8]事業全体の把握で成果が最大化
「自分の領域以外の分野も、自分で語れるほど把握できるように!」
というのは本当に何度も教えて頂き、まだ全然出来てないけれど絶対に忘れたくない。
1つ施策をやるにしても、自分領域だけでやるのでなく成功施策であれば全領域でやるとより最大化されるということは沢山ある。
逆も然り、違う領域の成功例を自分の担当の領域につなげることが出来たら最速でインパクトを出せる。
またお客さんの体験を点ではなく、線で理解するためにも必要。
他にも全体理解をしてないと、その時の肝もわからず1人違う方向に進んでしまう(自分はこれが全然出来てない時があった)し、
全部理解しているからこそ出せる大きな施策もある。
全体把握が常にできるように、自分からのキャッチアップをこれからはちゃんとして行きたい。
[9]未来の為のインプットはもう別枠でやるしかない
ついつい足元の施策だけで手一杯で、インプットというの出来なくなってしまうけれど、これは別枠でもう時間を取るしかないと思った。
”自分の解きたい課題に対して、他社のインプットやサービス体験を常に行い、成功要因を見つけ抽象化し自分たちの未来の施策に落とし込むことが大事”だと何度も教えて頂いた。
インプットがなければ、アウトプットも行き詰まるのでもうこれは別の時間の確保が大事だと、いつも施策をバンバン出している先輩方を見てて本当に思う。
実際にサービスも施策も体験しないとわからないことだらけ。
おろそかにせず足を運んでインプットを大事にしたい。
まだまだ出来ていないから頑張ろう...
[10]自分で自分の仕事を楽しくしよう!
”自分の今やっている仕事を自分の工夫で好きになる、楽しくできるようにする”は去年先輩に教えて頂いた時は、よく理解できてなかったけれど今年になってやっとわかってきた。
自分を楽しませることぐらい、自分でできるようにならないといけないし、そういう仕事を自分で探して見つけられるようにならないといけない。
今は凄く楽しい。やっとこの1年で本当まだまだだけど少しずつ事業というものがわかって来た気がする。(もっと頑張る)
最近話していた時に仕事は
自分のモチベーション✕能力✕範囲の広さ✕解像度 で面白くなるよねというを知り合いがしていて本当にそう思った。
だから今は地道に、地に足をつけてもっと自分の能力と解像度を上げるしかないと思うのでもっと頑張りたいし、頑張るしかない。
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みたいなことを新卒1年目の最後の月は思っていたんだんだな....
というのを来年読んで微笑ましいと思えるようになっていたいな。
本当新卒1年目は、大事なことを素敵な人たち沢山から教えて頂いた。
"がんばったら報われると思えることが、あなたの努力の成果ではなく、環境のおかげである事を忘れないでください。がんばったら報われると思えるのは周囲の環境が、あなたを励まし、背を押しひきあげ、やりとげたことを評価してほめてくれたからです"
今後もこの言葉を忘れずに生きて行こう。
そして自分も後輩にとってそんな環境を作れる側に早く行けるように頑張りたい。