この宇宙は今日も創造を続けているんだなぁ
コロナ禍と呼ばれた時期はめっきり外食する機会が減った
なんて話を、世間ではよく耳にする。
自分の生活だけでみると、beforeコロナとafterコロナで
変化はそれほどなかった。
とにかく自分飯が美味しく感じられ
この20年は自分で作るご飯を中心に私の細胞は分裂を続けている。
食卓はとてもシンプルで、いわゆる”ご馳走”と呼ばれるメニューとはほど遠い。一汁一菜が基本、身土不二(近くで採れた地元のものを頂く)、一物全体(できるだけ丸ごと頂く。野菜も皮ごと頂いたり、玄米を頂いたり)を大切にしているくらい。
アトピーの症状があったので、一時期はマクロビオティックを忠実に実践していた。食事を変えると3ヶ月で流れている血液を入れ替えることができると言われていたり、7年で全細胞の質を改善できると言われているけれど、実際に体験してみて、この数字は結構正確だなぁと思った記憶がある。
私は基本面倒くさがりであることは周知の事実だが、直感的に「これは!」と思ったことに対しては執拗な探究心が発動される傾向がある。この時の私はまさにスイッチがONになってしまった。
知りたいと思ったらトコトン。
クレイジーなまでの情熱と行動で、自他ともに驚くほどの瞬殺でアトピーの症状はどこかへ行ってしまった。
どんな食べ物を選ぶかが、どれほど自分という存在に大きなインパクトを与えているのかに気付かされた。いやそれ以上に、私の精神性がどれほど食べ物の持つエネルギーの影響に左右されているかに気付かされた。
知りたい気持ちが、私を指導者へと導き、海外でパーソナルシェフとして働く経験に導き、食べ物を育てる<自然農>の学びへと導き、ドキュメンタリー映画の制作に携わる経験に導き、子供たちにこの学びを継承する機会に導いた。
自分の望み通りに行っていないと感じる時も多々あったけれど、大きな時間枠から見渡せば、全てが計画通りだったということなのかなぁ。どの瞬間も無駄はなく、この宇宙は今日も創造を続けているということは間違いなさそうだ。