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子宮筋腫の手術のこと(その5:最終)

ども、か~まいんです。
入院日記、最後の投稿になります。

6.入院6日目(5月17日)
 この日からかなり体調が元に戻ってきました。
 日にち薬とはよく言ったものですね。
 食事も普通食になりました。
 また、この日から点滴が完全に外れて、身体に繋がれた管はお腹から繋がっているドレーンのパックだけになりました。
 ※実は自分でトイレに行くまで、身体にドレーンが繋がっていること自体に気がついていませんでした(汗)

 で、このパック、お腹に溜まる血液を吸い出してくれる大事な奴なんですが……
 私ね、実は入院前にね、メイドインアビスのコミック読んだところだったんですよ……
 ええ、なんというかね、形がというか、血液がじわじわと沁みたパックがね……orz(ゴソウゾウニオマカセシマス……)

 さておき、動画を見る体力が回復してきたので、今日はNetflixで何かを見ようとタブレットを持ち出しました。
 ベッドを起こしてみたところ、なんとか身体でタブレットをささえることができそうです。
 最初はあまり疲れない作品を、と思いながら目についたのが

 「ガンダムNT」(ナラティブ)

 これに決めたのは特に深い意味はなくて、時間も手頃で午前中で見終わるところから逆算した感じです。
 途中で清掃のおねーさんに「あ?ガンダムですか?」と声をかけられるという羞恥プレイに耐えながら、無事気力的にも体力的にも最後まで見終えることができたのですが……

 そういえば、私、ユニコーン見てなかったわw
 
 友人達に、本編見る前に外伝を先に見てどうする? と、いう突っ込みを一斉に頂戴いたしましたw
 これ、ユニコーン見ないといけない流れなのかしらん?w
 まぁ、そんなこんなで、体力的にも気力的にも少し余裕が出てきたところで、この後は院内を歩いたり売店まで階段を下りたりと、体力回復に努めて1日を終えました。

 まだ夜中に何度も目が覚めますが、それでもこの夜はよく眠れた方だと思います。

7.入院7日目(5月18日)
 朝から腹部のドレーン抜去です!
 これでやっとシャワーが解禁になります! ひゃっほい!!
 実はこの時に、はじめて自分の手術痕を見たのですが、臍の下から下腹部に縦方向、約18㎝程度の傷が医療用ホチキスで止められていました。
 目の当たりにするとなかなかに生々しいのですが、抜去後は傷の保護テープを張っていただき、看護師さんにお願いしてシャワーを使わせていただきました。
 いやぁ、運動量は少ないんですがここ数日とんもない湿度だったので、汗を落とすだけでなく髪もしっかり洗いました!
 すっきり! さっぱり! 生き返りました!

 シャワーを浴びたあとは、昨日友人達にナラティブより先にちゃんとユニコーン見なさい! 面白いから! というアドバイスを頂戴していたので、気合いを入れて1日がかりでガンダムUCを観ることになりましたw
 脚本が福井さんなので、自分の好きな傾向の話だろうと思っていたんですが、テンポ良し、作画良し、展開良しでなぜもっと早く見ていなかったのかと反省する次第です。
 ……なかなかに充実した1日でした。

 ※ 当初の計画では、入院中はその時間を利用して新書を読んだり、動画はTEDや古い映画を観ようと思っていたのに、どうしてこうなったのかw
 マジレスすると、アカデミックなものは読むにしても観るにしてもかなりのエネルギーが必要なので、ぶっちゃけ病床の上では集中力が続きません。
 身体や心が弱っている時に本当に必要なものは「娯楽」なんだなぁと身をもって感じた次第です。

8.入院8日目(5月19日)
 ようやく退院が見えてきました。
 今日1日様子をみて、問題がなければ明日の朝一で抜鈎(抜糸)その後、退院になるとのことです。

 退院オリエンテーションの後、看護師さんから「傷も綺麗についてますし、術後の経過は良好ですよ」との話をいただいて、回復しているという自分の感覚が評価と一致していることに安心しました。

 この日は早々にシャワーを借りて明日の抜鈎の処置に備えます。
 持ち込んだ荷物も、明日必要なものだけを残して可能なものからパッケージをはじめました。
 また、この日は少し集中して本が読める状態だったので、ラノベとちくま新書を半々くらい読み、後はリハビリに階段と病棟を歩いて1日を過ごしました。
 ようやくここまできましたね。

8.入院9日目(5月20日 退院日)
 退院日です!
 無事退院できそうです!
 10時には退院できますよ!というお話だったので、朝食後荷物をまとめて、いつでも回診OKの状態で先生を待ちます。

 ……9時を過ぎました。
 先生まだ来ないな~~。
 もっかい仕舞ったkindle出そうかな~~。
 などと考えていたところに、主治医の先生が来てくださいました。
 抜鉤処置は本当にあっさり。
 先生が退院後の生活についてのアドバイスをお話してくださるのですが、話をしながら抜鉤器を取り出してホチキスをさくさくと外していきます。
 本当に事務用ホチキスのリムーバーとおんなじやなぁ、と処置の様子を眺めていたんですが、この時もほとんど痛みはありませんでした。
 このあとすぐに退院許可をいただいて、最後の荷造りです。
 その途中で、手術室でお話をしてくださった看護師さんがわざわざ病室を訪ねてくださり、退院を祝ってくださいました。
 こちらもおかげでほとんど疼痛に悩まされることなく入院生活を遅れたことを感謝して病室を後にしました。

 ロビーではすでにMICHELが待ってくれていて、ずっと気になっていた地元のパン屋さんのパンをお土産に買ってきてくれていました。
 おそらく今回の入院でMICHELには一番心配と迷惑をかけてしまいましたね。ご心配をかけました&ありがとう。

 はい、そんなこんなで9日間の入院が無事終わりました。
 おそらく手術としては簡単で負担の無い優良ケースだったと思います。
 たかが子宮筋腫、されど子宮筋腫。
 こんなに簡単にいかない方も沢山いらっしゃるとは思いますが、こんな話でも、同じ病の方々の参考になれば嬉しく思います。

 とりとめのない文章に最後までお付き合いをいただき、ありがとうございました。
 また、入院にあたって沢山の友人、知人の皆さんからご心配や温かいお見舞いの言葉をいただき、重ねてありがとうございました。
 
 もう少しだけ在宅での療養期間を頂戴して、生活が落ち着いたらアクセサリー製作・販売の方も再開させていただきたいと考えています。

 今度は製作のお話でお会いしましょうね。

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