子宮筋腫の手術のこと(その3)
ども、か~まいんです。
テキストを書くという行為をリハビリの一環と位置付けて、無理のない範囲でぼちぼち書き散らかしていきますね。
3.入院3日目(5月14日手術日翌日)
眠れない夜もいつかは明ける、手術の翌日です。
この日は朝6時頃から看護師さんが体調を確認してくれて、バイタルモニタの類を外してくれました。
いやぁ、これだけで随分気分が楽になりました。
モニタ類とか機械はめっちゃ好きなんだけど、自分にくっついてるのは流石にしんどいんですよ。
足元でぷっしゅ~~とエアを送っているAVインパルスも外してもらって、ようやく身体感覚が少しもどってきました。
だがしかし、そのあとは点滴を眺める以外にできることがない。
まだベッドから降りられないので、kindleもタブレットPCも手に取ることができず、電源ケーブルからたぐりよせた携帯電話で身内にそれなりに元気なことを連絡したあとは、やはりなすすべもなく見知らぬ天井を見上げることしかできません。
10時頃だと思います。主治医の先生が回診にきてくださって、手術は良好だったこと、痛みや問題はないか等簡単な診察をしてくださいました。
その後にようやく尿道カテーテルを外していただき、一度自力でトイレまでいきませんか?という看護師さんのすすめに従いベッドから起きることに。
これが噂に聞く看護師さんのスパルタか!
手術後にあまり動かないと傷の治りが遅かったり、おかしな所が癒着するとのことで、手術の翌日から歩かされるという話はMICHELをはじめいろんな方から教えてもらっていたのですが、ついにきたかという感じです。
電動ベッドを起こして、まず足を下ろし、腹筋になるべく力をかけないように腕の力で身体を起こします。
をぉ!意外と簡単に起きれた!!
腹筋に負荷さえかけなければ、実はそんなに傷は痛くないんじゃね?
点滴に繋がれた麻酔が、うまく痛みを調整してくれているようです。
その麻酔薬のはいった袋を首にかけて、点滴台をごろごろと押しながらトイレまで自力で歩きます。
よぼよぼとした自分の歩き方は、病人というより完全に老人のそれです。
あかんがな。
午後からは水分が解禁になり、入院前に持ち込んでいたジャスミン茶のペットボトルで喉というか口を潤します。
5月とはいえ、入院から気温と湿度の高い日が続いていましたので、久しぶりの水分が美味しすぎました。甘露甘露です。
さて、この後はこれといって何もできることのないまま夜を迎えたのですが、今夜もなかなか眠れません。
あと、昨日ほどではありませんが、自分の体のどこが痛くてどこの調子が悪いのか、漫然としすぎて自分の体なのに感覚が良くわからない状態が続いていました。
そこで思いついたのが以前友人に教えてもらった「マインドフルネス(瞑想)」という手段。
私はiPhoneの「Meditopia」というアプリをサブスクで契約していたので、まずは自分の体の状況を把握したいと思い、ボディフルネスのメニューからボディスキャンというプログラムをやってみることにしました。
これはリラックスした状態から自分の体のパーツに順番に意識を向けていくという奴なのですが、なんとこれが大当たり。
最初の深呼吸の時点で、自分の呼吸が信じられないほど浅くなっていることに気が付くことができました。
お腹の傷をかばうために胸式呼吸になっているだろうという予想はしていましたが、それにしても呼吸が浅すぎます。
このままではまずいと気が付いたので、まずは腹筋に極端な負荷をかけない程度で深呼吸を何度か繰り返し、ゆっくり肺に空気をいれていきました。
あとは、瞑想のガイドに従って、頭から順番に自分の体のパーツに意識を向けていきます。
ここでようやく自分の体が無意識に傷をかばって緊張し、みぞおちや脇から背中にかけての筋肉が極端に緊張していることに気が付きました。
そして実際の手術の傷そのものは、思っているほど痛くないこともはっきりしたので、それを意識することで筋肉の緊張をほぐしていきました。(自分の体に痛くないよ~~~という感じですねw)
さて、これで寝られるかというと世の中そんなに甘くありません。
原因追及はできても、だるいしんどい状態そのものは変わらないんですよw
ですが、ここでもマインドフルネスの力を借りて、睡眠導入のプログラムをやってみることにしました。
これもなかなか効果があったんですが、
プログラム始める → 寝る → 90分で目が覚める →
もう1回プログラム始める → 寝る → 90分で目が覚める
これの繰り返しでなんとか睡眠を確保しつつ、この夜は乗り切りました。
……まだもうちょっと続きます。