スワロフスキーのこと
ども、か~まいんです。
今回はものづくりのお話に戻りますね。
アクセサリーを作っていると、どこかで必ず目にすることになるものの1つに、スワロフスキー・クリスタルがあります。
下手な天然石より美しく、宝石に準ずる扱いをされることも多いスワロフスキーですが、色、大きさ、形とバリエーションも多く、入手しやすいハンドメイドの資材としては非常に優秀な素材ですよね。
私がスワロフスキーのビーズが本当に素晴らしいと思うのは、その輝きはもちろんのこと、調色の安定性だと思っています。
スワロフスキーは、どのロットを購入しても、同じ色なら必ず同じ色のビーズが手に入ります。
何を当たり前の事を言っているんだ?と思う方もいらっしゃると思いますが、大手メーカーが出しているビーズでも、ロットが異なると、同じカラーの商品でも明らかに色の異なることが頻繁にあります。
特に金属パーツは、アンティーク処理時のムラが多く、ロットが違うと色味の違うものが少なくありません。
そんな中で、いつ、どの店で購入しても、安定した同じ色の材料が手に入るというのは、モノを作る側からみると本当にありがたいことで、その技術力の高さに感服です。
そんなスワロフスキーですが、私のつくるモノに使うときに注意をしている事があります。
それは、アンティーク調の作品に使うにはスワロフスキーは「光り過ぎる」ので、1つの作品の中で多用しすぎないようにすることです。
スワロフスキーは工業製品としての完成度が高すぎるため、アンティークな作品とは実は相性があまり良くありません。
ポイント的にキラッ!っと使うには良いのですが、すべてのビーズパーツをスワロフスキーにしてしまうと、デザインのトーンがちぐはぐな印象になってしまいます。
どうしてもスワロフスキーを多用する必要があるときは、アンティークのスワロフスキーを探すか、ビーズの角に少しだけヤスリを当てて、わざとカットを甘くしたりしています。
さておき、そんなスワロフスキーですが、実はアクセサリーだけでなく、鉄道模型とも相性が良いと聞いたことがあります。
Nゲージのライト部分の改造素材として最適なのだそうです。
あ、それからガンプラとの相性も最高とのことなので、手始めにプチアッガイあたりをスワロフスキーでデコってみるというのも楽しそうですね。