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ルート66、セドナ、グランドキャニオン、ホワイトサンズ国定公園を巡る旅③ ~3日目:セドナ~(フラッグスタッフ)~グランドキャニオン国立公園

前回に引き続き、旅の3日目のご紹介。

4大ボルテックスの最後、エアポートメサで日の出を望む!(←複数の旅ブロガーさんがオススメしてくれていた)つもりで外が真っ暗な時間から準備して(夜明け前は寒いので、ユニクロの、内側がフリースで外側が防風素材のジャンパーみたいのを着込んだ)、エアポートメサに向かった。

昨晩の日没直後のセドナの山々同様、夜明け前の空に浮かび上がる山影風景は美しく、オーラがあった。

左がベルロック。ベルロックのところの四角い光は車のガラスの反射が映り込んだものであり、外の光ではない。

めでたく夜明け前にエアポートメサ(山の上の空港の駐車場)に到着した。

駐車場の目の前に広がる空も見事に美しい。

しかし、日の出を眺める場所としては何ともおぼつかない感じで、、ここから見るのが良いのか、太陽が昇るシーンがはっきり見える場所があるのか、直前になって訳が分からなくなり、彷徨ってしまった。。(やはり現地で情報を取ってぶっつけ本番旅をしようとすると、こういった情報の空白地帯で失敗を犯す、、ということを身をもって悟った。)
車で移動して、変なところで路上駐車になって通行の妨げになるのも嫌で、徒歩(ダッシュ)でそれらしき場所を探した。
駐車場の向かい側(道路上から望む風景)も絶景ではあったが太陽の昇る方向ではなかった↓

この風景↑を撮影した道路の彼方(来た道を引き返す方向)が明るかった↓

日の出は近い…

そうこうしているうちに、絶景に日が当たり始め、彩りが増してきた↓

きれいではあるが…

そして再び道路を見てみると…

ガードレールが光っている…

やられた。。この写真からはカーブの所まですぐ近くに見えるが、アップで写真を撮っているので実際にはかなりの距離がある。そして、道路の右にある山と木々が邪魔をして太陽は見えない。。。…もしかしたら、素直に駐車場から見えた山の前でスタンバイしていればその山から登る太陽が見えていたのかもしれない。。…日が昇る瞬間の撮影、という意味では大失敗だった。。悔しさで落ち込みつつも、せっかくなので絶景の光と影の変化を眺めることにした。すると…

バルーンが上がっているのが見えた。きっと乗客は日の出をたっぷり鑑賞しているのだろう…
余計に気分は落ち込んでいく…

結局、皆さんにエアポートメサのどこに行けば日の出が見られるという有力情報を提供することはできずに終わった(ごめんなさい)が、いい具合におなかも空いてきたのでエアポートメサの駐車場にあるレストランに入って朝食を取った。

外が寒かっただけに、室内はとても暖かかった。窓の外に見えるのがセスナ飛行場の原っぱ。
レストランにはテラス席もあり、目の前は空港の滑走路だった。

エアポートメサの駐車場は砂利の地面で、他のボルテックスのようにエネルギーを感じてたたずむ場所がなかったので、このテラスの芝生で寝転んで暫し、ぼーっとした。…結果的には、夫も私も、エアポートメサが一番エネルギーがあるように感じた。強い独特のオーラを受け取った、というよりかは、「すごく居心地の良い感じ」を感じたのだった(それがエネルギーの作用ではないのかもしれないが)。せっかくなのでゆっくりエネルギーチャージをしたかったが、今日の予定も濃密に詰まっているので、後ろ髪をひかれつつ宿に戻り、チェックアウトをして、Chapel of Holy Closs という教会に向かった。

エアポートメサを出る直前の空がすごく美しかったので、最後に一枚付け加えさせていただく☆
セドナ観光の写真で必ず見かけるChapel of Holy Closs。
岩山の中腹に建てられた教会で、少し高い目線でセドナの景色(ベルロックを含む)が見られる。

確かに景色はきれいだが、ドライブしていても似たような景色は見られるので、時間がなければカットしても良い場所のように感じた。

さて、セドナからグランドキャニオン国立公園に向かう。途中、ルート66の町として有名なフラッグスタッフに寄って昼ごはんを食べる予定にしていた。これまた、ぶっつけ本番旅の失敗談。。街に行けば風情のある建物や、イカしたダイナーもすぐ見つかるだろう、とタカをくくっていたが、フラッグスタッフはどこが歴史地区なのか想像もつかないくらい巨大な街だった。iPhone マップで見ても、どこがそういうエリアなのかを示してくれるわけでもなく、私のケータイのインターネット(ソフトバンクが提携していたSprint)では電波もそんなに強くなく(町に着く前からリサーチしたかったが町の外、ハイウェイ上では圏外。。)、お手上げ状態。。田舎の大きな町の典型というべき特徴だが、どこにでもある有名チェーン店ばかりが目に入ってくる。全くそそられないまま通過していくが、マップ上ではそろそろ町の終わりに差し掛かっていることに気づき、ショッピングモールを見つけて入った。中をひと回りしたものの、皮肉なことに日本にもあるデニーズしか選択肢がなく、デニーズに入った。。

アメリカのデニーズはどんなだろう?と頑張ってみたものの、メニューは日本よりもずっと選択肢が少なく、また出てきた料理もファストフード感が強かった。。

気を取り直して、いざグランドキャニオンへ。

なお、私たちはフラッグスタッフからそのまま89号線を北上してCameron で西へ向かうルートを使った。(上の写真)
グーグルマップで調べると、別のルートが示されるかもしれない(下の写真)。何なら私が使ったルートは候補にもなっていない。

しかし、あまたの旅ブログを読みあさる中で、「グランドキャニオンに行くならCameronを通る道を使ったほうが良い。こっちの道のほうが、道路の先にグランドキャニオンっぽい景観が見えたり、沿線の景色がすごく良い」というようなアドバイスを発見し(詳細はこちら→https://yasmin-hawaii.com/archives/1204.html。ブロガーさんの生きた言葉で読んだ方が熱量が伝わってくる。やすみんさん、ありがとうございます!!!)、それに従った。実際すごくよかった。

The road trip in Arizona!という感じの写真♡
Yasuminさんも言ってたとおり、電信柱だけでも絵になる…
Cameronを曲がるとだんだんとグランドキャニオン感が増してくる…!!

私たちが利用したルートは、様々なブロガーさんがオススメしていたLipan Pointを通過してからビジターセンターのある中心地に行けるので、それもメリット。Lipan Pointは駐車スペースが少なかったが、来ている人も少なかった。

Lipan Point の右端。渓谷の間を川が流れていて色のコントラストもあり美しい。

ところで、グランドキャニオンの展望台の風景はどこでも、この↑写真の右手前のライトベージュの岩山のような自分側の岩が写り込んでしまい、狭い感じに見える。

Lipan Pointの左端の光景。こちらも左の赤茶の岩が視界を狭めるが、やはり美しい。

なるべく自分側が映らないように撮ろうとするとアップにするしかなく、そうすると切り取れる部分が小さくなってしまう。…つまり、写真撮影には不向きな、広大なスケール感ということだ。写真で見るのと自分の目で見るのとでは全然違う。ぜひ現地に行って生で見ていただきたい。

そしてまたしても失敗談。準備編にも書いたが、午後のグランドキャニオンは驚異的にまぶしかった。文字通り、まぶしすぎて何も見えなかったのだ(目を開けていられない感じ)。UVカットのサングラスでは全く用をなさない。カメラの画像確認をしたくても、それすら太陽の強烈な光の反射でよく見えない。夫の持つ偏光レンズのサングラスではくっきり見えた。結局、まぶしさと、鉄柵があってもそれを越えて吹き飛ばされるのではないかとおののくくらいの強烈な風にやられ、絶景も満足に堪能できないままビジターセンターのある中心地に向かった。

この日は失敗談続き。。グランドキャニオンのビジターセンターは閉まるのが早い。午後4時だ。(多分スタッフの方がパーク外に安全に帰宅できるように、という配慮だと思う。)到着した時には閉まっていて、訪問記念スタンプを押せなかった。…そして朝は遅く、午前9時から。…翌日は長距離移動なので早めに出たかったが、スタンプを押したいがために出発を遅くせざるを得なかった。

Mather Point を眺め(翌朝の日の出スポットの下見も兼ねて)、徒歩圏内のYavapai Pointで夕日を眺めた。この2つのポイントは岬のようなでっぱりの場所の違いなだけで、ほぼ眺めるキャニオンは同じだ。そして、グランドキャニオンらしい、ぼこぼこの岩を見ることはできるのだが、キャニオンの高さが遠くまで同じなので、奥行きを感じにくい(下の写真)。

空気が霞んでいないと少しは奥行きが見えやすいのかもしれないが…

多くのポイントを見て回って、どこがベスト、と断言したかったが、あいにく翌朝出発しなくてはならず、それは叶わず、3か所の紹介のみ。。写真で比較していただいても分かる通り、少なくともLipan Point は絶景だ。ぜひ偏光レンズのサングラスをもって、訪れていただきたい。

パーク内のホテル(Kachina Lodge。高かったせいか2か月前位でも唯一、このホテルだけは予約できた。部屋のクオリティは3つ星程度)に泊まり、日の出に備えて早く寝た。

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