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ルート66、セドナ、グランドキャニオン、ホワイトサンズ国定公園を巡る旅② ~2日目:セドナ満喫☆

前回に引き続き、旅行2日目の様子をご紹介したい。

昨晩は闇に包まれて何も見えなかったが、Airbnbの宿の外に一歩出てみると、出発前に写真で見てきた赤茶色の岩山に囲まれていた。本当に自分がセドナにいるのだと実感し、静かな喜びに満たされた。すがすがしい空気は、乾燥地の涼しい午前中だからというだけでなく、セドナのボルテックスの影響があるように感じられた。

ところで、私たちは四大ボルテックスの1つ、ベルロックの近くの、Village of Oak Creekに宿を取った。その理由は、日本語の旅ブログで「ベルロックは駐車場が狭いから混雑して入れないことがある」と書いてあったためだ。そのような場合は最悪、宿の駐車場に止めて徒歩で向かえばいいや、と思い、ベルロックから一番近い集落であるVillage of Oak Creekから宿を選んだ。
しかし、はっきり言って、集落からベルロックまでは結構遠かった。私たちが訪問したのは4月末だったが、昼間のセドナはとても日差しが強く、乾燥しているのですぐに体力を奪われる。歩けるかもしれないが歩きたくない距離感だ。そしてベルロックに行ったのは午後2‐4時くらいのゴールデンタイムだったが、駐車場にはすんなり駐められた。
だから皆さんにおすすめする宿のエリアは、4大ボルテックスの真ん中あたり、セドナの中心街(89号線と179号線の交差する辺り)、ビジターセンターの辺りだ。どこに行くにも時間の無駄なく行き来しやすくてベターだと思う。

さてさて。私はニューヨークから、セドナの詳細なガイドブックを持たずにやってきた。まずは観光案内所で地図やいろいろな情報をもらおうと、宿から直でビジターセンターに向かった。…しかし、結果は残念だった。ビジターセンターの情報提供者からは、「数多ある宿・レストラン・ツアーを平等に紹介しないといけない、どれを選ぶかはあなた次第」という使命を感じた。(担当者によるのかもしれないが。)地元の方としてオススメのレストラン、とか、4大ボルテックス以外のオススメ絶景ポイント、とかを聞き出したかったのだが、全く見えてこなかった。
朝ごはんも食べずに出てきて、おなかも空いてきたので、その担当者に無理やり食事場所について聞き出そうとしたら、やはり特定のお店には言及してくれなかったものの(笑)、Tlaquepaque Arts &Shopping Villageというお店が集まった小さなモールみたいな場所を紹介してくれた。ビジターセンターの並びにはそれらしき食事処は見当たらなかったし、言われたとおりに行ってみた。(セドナは広いエリアにお店が点々としていて、現地に行ってからお店を比較しながら探すというのが難しい印象だった。)

その Tlaquepaque Arts & Shopping Village。日本のお土産屋さんのような、かわいさがギュッと詰まった感じではなかったが、ブランチ場所としてはすごく素敵だった。(あいにく名前をど忘れしました。ごめんなさい。。)

光に満ちたテラス、彩り豊かなブランチ、緩やかな時間とセドナの空気、…至福の条件が揃っていた。しばし時を忘れ、まったりした。
そしてこのショッピングモールでは、びっくりなものを見つけた↓

エジプトのクフ王のピラミッド近くにもあり、その時もびっくりしたが、まさかセドナにも…
逆に最近、日本ではあまり見かけないような気がする…

おなかも心も満たされ、ようやくセドナ観光(4大ボルテックス巡り)スタート! 最初にボイントンキャニオン(Boynton Canyon) に向かった。青空に映えるセドナの赤茶けた岩山と木々の緑を眺めながらのドライブはそれだけで気分が上がり、移動自体も楽しい。

駐車場に着き、トレイルマップ(下の写真)を眺め、ボイントンキャニオンの近くまで行けるBoynton Canyon Trail を選択して進んでみた。(最後まで行かず、白丸で表示されたあたりで引き返すつもりで)

トレイル風景はこんな感じ↓。

人々の通った跡が道になったようなところを進む。他の旅人ともたまに行き交う。
道のわきにせり出す岩は力強い。手前にあるような案内表示も助けになる。ちなみに下の表示の「TH」はTrail Head(トレイル出発点)の略。(この時は意味を理解していなかったけど。。)
道端には、ゆるキャラになりそうなユーモラスな植物も点在。
旅ブロガーさんたちが書いてた、ねじれた木も発見。
トゲトゲした植物ばかりある中にお花を発見。ちょっと嬉しくなる。
キャニオンっぽい風景ということでこの一帯がボイントンキャニオンと信じて撮影。。

トレイル脇から装備がなくても登れる岩の丘みたいなのがあったので、そこに上がって、暫しボイントンキャニオンのエネルギーを感じてから、同じ道を引き返した。トレイルの入り口と駐車場の間くらいに、ブロガーさんたちが書いていた「ハートおじさん」に出会った(♡)。セドナの石をハート型に削って(多分自然の形ではないと思う)、旅人たちにプレゼントしてくれるおじさんだ。私の方から「ください」と申し出て、ハートの石を賜った。良い記念ができた♡♡♡ 大満足でボイントンキャニオンを後にした。滞在時間は2時間ほど。(急がず、雰囲気を十分満喫しての所要時間)

次はベルロック。
ベルロックはボイントンキャニオンと違って単純明快、駐車場からすでにターゲットが見えて、近くに向かって歩くだけだ。そして距離もそう長くない。(往復で1.3km)

こんな感じ。目の前にベルロック。
ベルロックの眼前まで来られる。
よく見ると人が!

ベルロックの上まで上がるトレイルもあるようだが、私は神聖とされるものの上に上がるのは憚られ(あくまで個人的意見)、また時間も体力もないので、ボイントンキャニオン同様、ふもとで暫しベルロックのオーラを感じてから、引き返した。所要時間は1時間20分程度。(ちょっと長めに休憩していたかもしれない。。)

次はカテドラルロック。カテドラルロックは夕日に染まる姿を見たくて、夕方の時間帯を選んだ。カテドラルロックは森と川があり、先程の2つのボルテックスとは趣の異なる、涼やかな場所だった。駐車場から少し長め(ベルロック以上、ボイントンキャニオン未満の距離)の散策道を歩いていくと、眼前にカテドラルロックが現れる。トレイル風景は↓のような感じ。

駐車場を出ると草むらがあり、ウェディングフォトを撮っていた。
川辺の道を抜けていく(川遊びしてる人もいた)
カテドラルロックを望める開けた場所に出るが先にもっと良い場所がある!(ので先を進んでください!)
夕日で焼けるカテドラルロック。夕日モードにしないと真っ赤にはならないが、岩の色が鮮やか!

ゴール地点には、岩盤できた天然の広場みたいなスペースが現れる。すごく広いので場所取り不要(笑)。乾燥した空気の下、ぎらつく太陽に照らされて歩いた身体を休めるのにはもってこいの場所で、岩山が夕日に染まるまで、ここでのんびりした。地面は硬いけれど、リュックを枕にすればそこまで辛くない。この時間帯は、岩盤の広場は日陰になっていて、最高のリラックスタイム。カテドラルロックのエネルギーにゆったりと身を沈めた。

夕日モードで撮ると結構赤い。でも夕日モードのおかげだから、自己満足の世界かな。。

暗くなると川辺の道も(見えにくくなって)危なくなるので、この↑写真を撮ったらそそくさと駐車場に戻る。滞在時間は1時間半程度(岩盤の広場での待機時間は約1時間)。夕日待ち休憩をしなかったら30分は短くできると思う。

宿に戻る前にレストランに寄って夜ごはん。もはや情報源はiPhoneマップのみで、カテドラルロック近くのイタリアンに行った。名前も覚えていないが、当たらず障らず美味しかったと思う。(セドナは観光地なので著しいハズレはないのかもしれない。)

帰り道に感じたのは、日中のセドナも雰囲気は良い(=なんとなく良いエネルギーが流れている感じはする)が、日が沈んだ後の山々のほうがオーラが出てる気がした。セドナとはいえ、日中だと他のエネルギー(自然の放つ色や太陽のエネルギーなど)が多すぎて、ボルテックスの力が打ち消されているのかも、と思った(←感じたままを表現しただけで、全くの個人的見解です)。

夕闇にたたずむセドナの山々

山影だけしか見えないが、その佇まいから、かえって静かに密やかに放つエネルギーを感じた。

4大ボルテックスのもう一つ、エアポートメサは翌日の夜明けの時間を狙うことにし、早々に眠った。乾燥地という特殊な気候の中、盛りだくさんで疲れているはずだったが、セドナのエネルギーで癒されていたのか、疲れは翌日には残っていなかった。

翌日のレポートはこちら


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