2024/4 宇都宮 クロマニヨンズのライブが最高すぎた
もう4ヶ月以上経ってしまいましたが、
クロマニヨンズのライブの感想を書きたいと思います。
4月14日に栃木県教育会館で行われた「クロマニヨンズ HEY! WONDER 2024ツアー」に参加しました。
ヒロトとマーシー 付き合い
私はブルーハーツ世代です。中学生からの付き合いです。
(もちろん知り合いではありませんが)
中学生の頃、ちょうど「TRAIN TRAIN」が出た時期で、流行っていました。
当時はブルーハーツの凄さを理解していたわけではなく、
ノリが良くて歌詞も覚えやすく、なんとなく流行っていたので聴いていました。
(まさか、こんなに長く愛され続け、絶対的な存在になるとは、その時は思いませんでした。)
1st、2nd、3rdアルバムは友達にCDを借りて、テープに吹き込み、何度も聴いていましたが、
高校生になるとあまり聴かなくなりました。
その後、ブルーハーツは解散しましたが、
1995年にヒロトとマーシーがハイロウズを結成し、再びデビューしました。
ブルーハーツのフロント二人が再び組むとは思っていなかったので、驚きました。
「ミサイルマン」は当時のオルタナティブやグランジの16ビートがかっこよく、
ブルーハーツのパンクっぽいビートが少し古臭くなっていた時期に、新鮮さを感じました。
2006年にはハイロウズが解散し、ヒロトとマーシーがクロマニヨンズとして再デビューしました。
彼らが再びセットで活動する姿は、ファンの気持ちを本当に理解しているなと思いました。
私はしばらく彼らの音楽から遠ざかっていましたが、
ここ10年ほどで再びブルーハーツやハイロウズに興味を湧き聴くようになりました。
中学生の頃の記憶が蘇り、思い出補正もあるのですが、大人になっても彼らの歌詞が胸に刺さります。
むしろ、おじさんにこそ刺さる歌詞かもしれません。
初期の「未来は僕らの手の中」「青空」「TRAIN TRAIN」も好きですが、
「千のバイオリン」「夢」「Too Much Pain」「イメージ」など、中後期の曲がむしろ今は良いと感じています。
当時はあまり興味がわかなかったのですが。
どちらかというと、歌詞は、私はヒロトよりもマーシー派です。
ブルーハーツの昔の音源を聞いているうちに、
流れで、クロマニヨンズにも興味が沸くようになりました。
最初に聞いたのがタリホーだったのがよかったかも。
聞いていくうちにだんだん良さがわかってきた。
やっぱり、ヒロトとマーシーはかっこいいと思い、大学時代の友達を誘いライブに行くことになった。
ライブ当日、思わぬハプニング
私は東京在住ですが、今回のライブには大学時代の友人と一緒に行く予定でした。
彼は栃木出身で地元を案内してもらうつもりでした。
友人が車を出してくれるということで、東京から栃木まで観光も兼ねて出発する予定でしたが、急遽友人が行けなくなってしまいました。
それでもどうしてもクロマニヨンズを観たいと思い、
東京から宇都宮まで電車で行くことにしました。
ハプニングも楽しもうと思い、あえて新幹線は使わず、JRでのんびりと行くことに決めました。
東京から宇都宮までは片道2時間近くかかってしまった。
宇都宮駅から宇都宮教育会館までの移動手段を考えたとき、バスに乗るのはなんとなく気が乗らなかったので、レンタル自転車を借りて会場に向かうことにしました。
知らない道を自転車で走るのは私の大好物で、とても楽しい移動になりました。
いざライブへ
宇都宮教育会館の会場は、ローカルな区民会館のような雰囲気がありましたが、それが逆にクロマニヨンズのロックな感じにぴったりとあっていました。
キャパはおそらく300人ほどで、観客との距離が非常に近く最高の空間でした。
推測ですが、ヒロトとマーシーは広い会場よりも、こうした小規模な会場でのライブを好むのではないでしょうか。広い会場で観客との距離が遠くなるのが嫌なのかもしれません。
観客の年齢層(40代から60代ぐらいがメイン)で、比較的高めで、昔からのファンが多い感じ。
それでも若い20代くらいの観客も混じっており、幅広い世代に支持されていることがうかがえました。
今回のツアーは「HEY WONDER」と謳っているだけあり、セットリストもほぼ「HEY WONDER」アルバムの曲順に沿っていました。
オープニングは「HEY WONDER」の一曲目、「あいのロックンロール」。
マーシーが作ったこの曲の歌詞が好きで、「わかったことが1つだけある、わからないということがわかった」というフレーズ最高。
「タリホー」「ギリギリガガンガン」「ランラン」「雷雨決行」などの主要な曲も演奏されました。
中でも「ランラン」の歌詞、
「夜明け前の公園で世界は正直だった」が大好き。これもまたマーシーの曲。
クロマニヨンズはとにかくかっこいい。としか言いようがない。うまく言語化ができない。
ライブ中、自然に「かっこいい」を何度も口にしてしまいました。
中学生の頃からずっとスタイルを変えずにパンクを続けてきた彼らが、30年以上経った今でも最高にかっこいいライブと音源を提供し続けていること。
ファンとしてはこんな幸せなことはない。
何よりすごいのはクロマニヨンズがほぼ毎年アルバムを制作しツアーも行っていることです。
来年も絶対にまた行きたい、そう思わされるライブでした。とにかく最高だった。