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【6日目】サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼ポルトガルの道 Vila Praia de Âncora 旅のプランは夜決まる

おことわり
2023年の5月に巡礼路を歩いた記録を1年後に同日付でアップしています。当時の記録に加筆して旅を振り返ります。


2023/05/23(火)
ヴィラ・プライア・デ・アンコラVila Praia de Âncora2泊目

朝の散歩

相部屋となったピーターは6時台に目を覚まし出ていった。寡黙なデンマーク人だった。

7:00
宿屋の前の海岸に行き、写真を撮ってみる。寒くはない程度で、春の心地よい風を首元で感じる。
ドイツ人の双子姉妹が出ていったので別れを告げた。

山かげから朝日が指してきた
SIGMA dp3 Quattro ƒ/8 1/160 50 mm ISO 100
さまざな色の石たち
SIGMA dp3 Quattro ƒ/4.5 1/100 50 mm ISO 100
象牙色の石ころが置物のように打ち上がっている
SIGMA dp3 Quattro ƒ/9 1/50 50 mm ISO 100
SIGMA dp3 Quattro ƒ/13 1/25 50 mm ISO 100

砂浜が白くてきれいなのは石の組成だろうか。よく見るとさまざまな石ころがある。白や茶色の石に混じって緑や黒もある。中にはげんこつ大のきれいな象牙色の石もあって置物のように打ち上がっている。

今日は移動をしないと決めていた。
午前中、宿のキッチンにいるとアリソンが話しかけてきて、カフェに誘われたが、書き物や写真の整理があったので断った。コンピュータを広げてティーバッグに何周もお湯を注ぎ、粘った。

レバーパテがうまい
サラダを挟んでサンドイッチを作ってみる

荷物運搬業

荷物運搬業のおじさん

朝方、宿にライトバンが横付けされていて、巡礼者のバックパックを積み入れているので、尋ねてみたら運搬代行業だという。宿から次の宿まで届けてくれるという巡礼路ならではのサービス業だ。

二人部屋でひとり

宿屋の女主人がやってきて、延泊客らをさばいていった。僕はといえば、20€の2人部屋(一人だと40€で専有)の上のベッドから下に移るということを伝えた。

宿の清掃員が2名で来て、女主人から僕の部屋の処遇について説明を受けていた。その様子が、どうも心配だったので、あとから清掃のタイミングを見計らって部屋に戻り、自分は昨晩上に寝ていたが、今日は下に移ると直接伝えた。ラッキーなことにこの晩はひとりで部屋を専有することができた。

SIGMA dp3 Quattro ƒ/16 1/25 50 mm ISO 100

観光案内所

SIGMA dp3 Quattro ƒ/13 1/125 50 mm ISO 100

海岸を散歩していると観光案内所を見つけた。

巡礼路はここから5kmほど北にあるCaminhaの町で国境の川にぶち当たる。歴史的にはそこで船に乗るというのが本来の姿だったようだ。昔は橋も無いわけだから当然とも言えるか。

旅のプランは夜決まる

気がついたら夕方くらいになっている。夕日が眩しい。

18:00
アリソンにスパゲティで良かったら作るよと誘ってみた。昨日と同じメニュー。食材は使い切れる分だけ適量用意するのも注意点だ。居合わせたドイツ人のエレンも食事に誘って分け合って食べた。

エレン(左)とアリソン(中央)と情報交換をする

地図を見るとこのあたりはポルトからサンティアゴ・デ・コンポステーラに向かう道の中間辺りだ。ポルトガルの道は海岸コースと内陸コースが有り、自分は海岸コースを歩いている。次の宿泊地はカミーニャCaminhaから国境の川を渡し船で越えてスペインに入りモウガスMougásを目指すところだが、昼間ツーリストインフォーメーションで見たところでは内陸に切り込んでいくルートもあり、巡礼者どうし情報交換をする。渡し船をどうするかというのが悩みだ。
エレンもアリソンも渡し船で行くようだった。お前はどうするんだい? とアリソンが聞くので、「まだ決めてないが、内陸にいく方法もあるみたいだから」と煮えきらない返事をした。

1日延泊するだけでも日記の処理や、もちもののメンテナンス、そして体力の回復などすることはいろいろある。何より海の水を触ってボケっとすることができたのが良かった。

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