ポルトガル旅 学問・奇跡・大航海の街#6 Lisboa
2023/06/04
はじまりの街、おわりの街
ラーゴス→リスボン
6:30
6時半に起床して、7時に歩いてバスターミナルまで行く。7時15搭乗開始。
7:30
出発後、隣町で客を拾い、高速道路に入る。
9:30
サービスエリアで休憩
11:43
リスボン到着
12:30
メトロでRossioに到着。
土産物屋の脇の階段を登って、Rossio Hostelに。
Portugal | Rossio Hostel | Lisboa
宿に荷物を置きに行き、すぐに出かける。
観光客は多い。名物でもあるチンチン電車Elétricoに乗ってBelémへ。
ベレンの塔
Tower of Belém, リスボン, ポルトガル — Google Arts & Culture
ジェロニモス修道院Mosteiro dos Jerónimosと共にユネスコ世界遺産にも登録される、ポルトガルを代表する観光地。
背景が開けているものだから、あまり大きさを感じられないが、よく考えてみたら5階建ての建物で、川にビルが生えているようなものだ。マヌエル様式の過剰な装飾が、16世紀のポルトガルの繁栄を見せつけている。ジェロニモス修道院の方は輪をかけて豪華なのだが、ここでは不遇なベレンの塔に注目しておく。
ベレンまでわざわざ来たのは、なにも観光のためではなく、ただただここのエッグタルトを食べたかったからだ。
ポルトガル語でパステル・デ・ナタ Pastel de Nataという。意味としてはクリームのパイということになると思う。店名がPastéisとなっているが、単数形でPastel、複数形でPastéisとなる。紛らわしいが、商品の性格上たいてい複数形で表記されているので。パステイスと書いてあるわけだ。
Pastéis de Belém
Início | Pastéis de Belém (pasteisdebelem.pt)
店に来てみると店の横にながい行列ができていて、どうしたことだ?と思ったが、窓口でのお土産の販売の列であった。外で求めて、立ち食いしている人も多く見受けられる。店内での喫茶用途ではまた中央の入口から。こちらも行列があったが、回転率は良く、5分と待たずにすんなり入れてしまった。
店のウェブサイトには沿革が書いてあるので、引用したい。
うむ、うまい。安定のうまさだ。
10年前に初めて食べたときは、ふだん甘いものを食べない自分が、いそいでおかわりを頼んだほどだった。今回もお腹をすかしてきて良かった。
大航海時代の香りが残るジェロニモス修道院の秘伝のレシピを味わい、旅のご褒美とした。
テージョ川の河口に聳える発見のモニュメントPadrão dos Descobrimentos。
日本からはるばる来た身にとってはフランシスコ・ザビエルに注目しておきたい。
17:00
バスで市内に戻り、買い物などを済ませる。宿に戻り、食事に出かける。
ルカの店でエビを食べる
Restaurante Ruca
名前を知らずに「カマロン(エビ)のオイルのやつ」というと壁を示して、「あれだろ?」といって示してくれた。
看板メニューじゃないか。
なんのきっかけか、東京のサンバの師、"たかとん"に教えてもらって、2013年にも来たことのある店だ。そしてこのメニューもその時教えてもらった。
21:30
立ち飲み屋でさくらんぼのリキュール、ジンジーニャGinjinhaを飲んで、地元のおじさんとノミュニケーション。ポルトガル語風に言えばノミニカサォン。
僕が立ち話ししたおじさんは小銭をポケットからごそりと取り出して、店員に取ってもらってたから、ここに来る前に飲んだくれていたのだろう。他のおじさんたちにもいじられて、僕より先に帰っていった。(写真には写っていません)
最後の夜がしっとりと暮れていく中、自分もほろ酔いを外の空気で冷ましながら、宿に帰った。