【🇰🇼クウェート#14】% ΔRΔBICΔ Kuwait
9月30日
今日はリーダーとサードさん(日本語を勉強しているアニメファン)と一緒にドライブした。
私は助手席に乗ったのだが、なぜかシートベルトのバックルがない。
どうしたものかと迷っていると、彼は言ってくれた。
「クウェートの警察は仕事してないから、大丈夫だよ。それに、ルールに従うだけの生き方は人間的じゃない。」
確かに、クウェート警察そのものを見たことがない。
ただタクシードライバーは警察の罰金を恐れている。交通違反は20KD(およそ1万円)だという。
もしかしたら、クウェート警察は実在するのかもしれない。
もっとも、0.5KD程度の「追加料金」を渡せば、2人程度の人員オーバーなら発車してくれるが。
サードさんは私たちをカフェに連れて行ってくれるという。
案内された先は、% ΔRΔBICΔだ。
「% ΔRΔBICΔ(アラビカ)京都」をご存知だろうか?
京都発のおしゃれなカフェらしい。
私は京都に住んでいたが、正直知らなかった。「アラビカ良いよね」と言われたことがあるが、アラビカ種のことを指しているのだと勘違いしており、
「お前はアラビア種以外を常飲しているのか?」
と返して恥をかいたことがある。
私たちは日本の味に飢えている。
サードさんは気を遣って、日本発のカフェに連れて行ってくれたのだと思う。
クウェートには、StarbucksやCosta Coffeeといったカフェチェーンが数多くある。
ΔRΔBICΔもそういった外資系カフェチェーンの一つだ。
店内は広々としている。木製の調度品がシックだ。
シックがどういう意味なのかは知らない。
抹茶ラテとクロワッサンを注文した。
比較的早朝だが、店内は7割がたうまっている。
クウェートでも結構な人気店のようだ。
サードさんには、アンミーヤ(方言)を教えてもらったり、発音のチェックをしてもらったりした。
サードさんは日本語を勉強中だ。
私たちも、何か役にたつ日本語を教えることにした。
サードさんは漫画『slam dunk』の大ファンらしい。
「安西先生…!バスケがしたいです。」等の名言を教材に、単語や文法を教えるつもりだった。
ただ、なぜか話が噛み合わない。
話をするうちに、アラビア語では、人名がことごとく違うのが原因であると分かった。
アラビア語版『slam dunk』の人名は以下の通り。
桜木 ハサン(حسن)
流川 フワード(فواد)
宮城 バドル(بدر)
三井 ジュワード(جواد)
赤木 サウド(سعد)
午後は勉強した。
おわり。