年間30-50泊バンシェアしているCarstay営業責任者の「2021年コロナ禍の箱根の夏旅!」
1.コロナ禍で求められる近くの旅先
2021年夏、新型コロナウィルスが広がるなかで「マイクロツーリズム」とうい旅のスタイルが広がっている。自宅からおよそ1時間圏内の地元や近隣への短距離観光をさす。新型コロナウイルスによって打撃を受けた観光業界を救う手段の一つとして、株式会社星野リゾートの代表 星野佳路氏が提唱した。
他府県などへの越境移動がためらわれるなか、「箱根」という場所は首都圏在住の人にとってとても大切な旅先ではないだろうか。自然あり、夏であれば避暑先にもなる。旅館、ホテルもあり、温泉、食事なども多数あり、様々な観光スポットもある。そして、都心(新宿など)からはロマンスカーなどを利用すれば1時間強で到着していしまう。なんて「素晴らしい旅先」なのだろうか!
2.キャンピングカー乗りにとっての箱根は近くて遠い存在か?
これだけ箱根には観光地として魅力がある。でも、意外とキャンピングカーに乗っている人は目的地として認識していないのではないかと感じます。「なぜか?」。今回はたまたま車中泊場所として姥子駅に泊る機会をいただきましたのでその機会に検証をしてみようと思います。
わたしは約2年半前にキャンピングカーを手放し、旅をするときはCarstayの「バンシェア」を利用しています。(バンシェアとは、遊休状態のキャンピングカーや車中泊仕様のバンを所有している「ホルダー」と、その車を使用したい「ドライバー」をマッチングする新しいカーシェアサービスである。)今は登録台数は約170台(2021年8月現在)。そのとき、「誰と」「どこに」「なにを」「いつの季節に」「どのくらいの期間」「いくらで」行くかによって車両を選んでおります。小さい車両の時もあれば、大きい車両の時もあります。
▢バンシェアサービスを展開しているCarstayはコチラ
Carstayに登録いただいている車両は「レンタカー事業者」と「個人事業主」2パターンにわかれている。今回はわたしは個人事業主の方にお借りしました。なぜ、こちらの車両にしたかは追って、また、ご案内をしたいとおもいますが、以下の車両となります。良い車両でしたよ!!
▢今回シェアした車両はコチラ
3.箱根ロープウェイ「姥子駅」を拠点として
今回の車中泊の拠点は箱根ロープウェイの「姥子駅」です。秋口から実証実験を検討しており、先んじて野瀬が「視察試し泊り」をしにきました。それもコロナ禍の中でのお盆休みの時季です。わたしだけではなく、「奥さんと2頭のイタグレ」と一緒に8月10日-13日までの3泊をこのエリアで検証しに来ました。
▢箱根ロープウェイ「姥子駅」はコチラ
▢箱根ロープウェイのHPはコチラ
姥子駅は約90台分の駐車スペースがあります。今回はその駅の駐車スペースに特別にお貸出しいただき体験をさせていただきました。(まだ車中泊スペースとしては営業しておりません。2021年8月現在)
▢姥子駅正面玄関
▢駅庁舎内の様子
▢標高は878メートル夏場でも夜はエアコン不要なくらい涼しい
▢電源もお借りしておりましたので電気に困ることはありませんでした
▢今回は奥さんとわんこ2頭での3泊。エアコン付きのバンコンにしました
「姥子駅」は9時~16時ごろまでは開いていますが、その時間以外はロープウェイの営業もおわるので極端に静かになります。これはすごく良いことでもあるのですが、現状はまだサービス開始していないので、お手洗いが少々大変でした。なので、電気が必要な時は姥子で充電、利用をし、それ以外の時間はお手洗いのある「桃源台」も車中泊場所として利用させていただきました。こちらは
桃源台は芦ノ湖・湖畔にあります。ちょっと歩くと公衆トイレもありこちらを利用させていただきました。駅には2匹の猫がすっかり居座っているので、トイレに行くたびにお互い目を合わせていたのが印象深いです(笑)
箱根は車中泊しようとおもうといくらでも出てくると思います。でも、それが地元の方々にとって「歓迎」されているかがポイントだと思っています。キャンピングカーなどがそのエリアに来るようになって地元の方が喜ばれるには「経済効果」と「マナーの問題」のふたつの課題をクリアする必要性があります。
▢箱根町園地・無料駐車場 車中泊好適度チェック!2021年3月更新
無料は無料で利用される方がいらっしゃると思います。芦ノ湖でトイレのあるところでは釣りを目的とした車中泊の車両も多数とまっています。でも私たちが今回箱根のエリアに目を向けたのは単純に「車中泊場所」を増やすのではなく、どうしたら「キャンピングカー」で旅のしやすい場所を地元の方々と連携して作っていけるかがポイントとなります。
4.お風呂と食事に関して
①お風呂に関して
今回の旅で利用したお風呂は大きく2か所。わたしたちは朝にお風呂が入りたいという欲求が強いです。宿泊していないと箱根は朝風呂結構、難しいです。なので、9時から開いている「龍宮殿」(土休日は8時~)に最初に伺いました。ちょっと料金ははりますが、ながい時間利用も可能です。お食事もすることができます。
▢龍宮殿
もうひとつ利用させていただいたのが「箱根レイクホテル」です。こちらは日帰り温泉としてはお昼がメインとなります。時間帯としては11時~16時。ただし、ロケーションもよく、外にミストサウナがあり、3セット程お風呂の利用以外にサウナを楽しむことができました(笑)。
▢箱根レイクホテル
▢一の湯も是非チェックを!
今回はうかがえなかったですが、いたるところに「一の湯」さんあります。日帰り温泉やくわえて、車中泊にも前向きです。次回は絶対寄りたいと思います。
②お食事に関して
お風呂同様、お食事するところも迷いながらチョイスしました。ホテル、旅館がこれだけ多いにもかかわらず、意外と食事できる場所を探すのが苦労しました。コロナ禍で営業時間が20時までのであることなどが原因でもありますが、それでも結構チョイスは迷いました。
箱根と言えばやはり「お蕎麦」でしょうか?今回は旅先でとにかくおそばを良く頂きました。冷たいのから、あたたかいのまで。
▢そば処みよし
▢箱根九十九(じねんじょ蕎麦)
▢うなぎ(こちらはシークレット)
どちらも味に問題はないのですが、どうもしっくりこない。それは食事の自由度が低いということかなと思います。旅館さんも、ホテルさんも基本はお部屋をご利用いただいた方々にお食事やお風呂のサービスを提供する。あくまでも箱根のお客様とは「宿泊者」であり、「車中泊者」ではないのだなと感じました。これは「悪い」ということではなく「改善できる課題」です。
5.箱根の楽しみ方!!
①ロープウェイですね
姥子駅、桃源台駅など車中泊で利用させていただくなら、絶対にロープウェイをご利用ください!!とっても楽しいです。うちはわんこが2頭いるので、奥さんとわたしで1頭ずつ抱っこ紐でかかえてロープウェイにお邪魔しました。顔がでていなければ問題ないということでむしろ楽しく移動しました。
▢2人ともわんこをかかえております(笑)
▢車移動はむしろ渋滞していました。ロープウェイだとこの風景も観れます
▢早雲山駅の足湯 このロケーションで足湯に入れます!!
▢早雲山駅で下車。抱っこ紐から脱出してお散歩です。
▢もちろん黒たまごもいただきました!!
②はこね湿生花園
妻のたっての願いでこちらの施設に伺いました。箱根町立箱根湿生花園は、神奈川県足柄下郡箱根町仙石原にある植物園。売店や喫茶のほか、展示室といった施設も付帯した日本で初めての湿生植物園。要は食虫花なども多数いて非常に神秘的。くわえて、雨の日に伺ったのですが、この施設程「雨が似合う施設」はなかったです。ゆったりとした植物の時間でとても、澄み切った空間を楽しむことができました。是非、みなさん、雨の日に伺ってみて下さい(笑)。そうそう、もちろんペット同伴可能です。園内は抱っこしてになりますが、一緒に楽しむことができますよ!
▢お土産も購入できました。なんと2つ鉢を購入しました!
③箱根でわんこ同伴OK観光施設
④焚火・デイキャンプ
6.まとめ(箱根は車中泊に快適か?)
☑箱根は観光地としては洗練されている(交通・自然・文化・施設・食事等) ☑ホテル・旅館のお客様が中心になっている ☑日帰り客、キャンピングカー客には選択肢が少ない ☑課題はホテル・旅館以外のお客様を受け入れられる体制がとれるか(経済効果があるか)この課題、疑問点をクリアすれば首都圏から最高のキャンピングカーの旅ができる!!
Carstayは「バンシェア」「車中泊スポット」を広げていきます!
CarLife Japanは「車中泊を文化に、車中泊を日常に」様々なステークホルダをつないでいきます!
是非、両者での連携活動をウォッチしてください!
文責:Carstay営業責任者&CarLifeJapan代表 野瀬勇一郎
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?