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”相手の内側から引き出す”真の教育者を目指す!【キャリツク生取材記事#11】

こんにちは。ライティングカンパニーの佐藤徹です。今回はキャリツク1期生として活動されている沓掛雄斗さんを取材しました。現在はキャリツク以外にもたくさん活動をされていて、とてもアクティブな方です。今回のインタビューを通してわかった、彼が教育をやっていきたい理由と彼の考える教育について、みなさんに知っていただけたらと思います。

〈目次〉
①プロフィール
②キャリツクでの活動と始めたきっかけ
➂教育者を目指した原体験
④沓掛さんの考える”本当”の教育
⑤キャリツクで、どのように活かしていくのか

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①プロフィール

名前:沓掛雄斗
大学:大学3年
期生:1期生
趣味:コーヒー、バスケ、野菜ジュース
現在の活動:キャリツク、学生団体、学友会、ゼミ活動

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②現在の活動とキャリツクを始めたきっかけ

ー現在、どのような活動をされているのですか?
沓掛:大学ではゼミや、学友会という生徒会のような組織に所属していたり、部活動もやっています。学校外では、キャリツクと学生団体、あと自分でコミュニティを立ち上げたりなどしています。
ーキャリツクは何がきっかけで入会されたんですか?
沓掛:友人から紹介されて入ることにしました。入った理由としては、自分がやっていきたいことや、やっていることが実際にどのくらい通用するのかというのを知りたかったていうのがあります。
ーご自身がやられていることがどのくらい通用するのか知りたくて入ったのですね。
沓掛:そうですね。同じ環境にいる人たちって、同じような考え方を持っていると思ってます。キャリツクに入る人たちというのは、どういう悩みや思いを持っているのか、何を求めて入ってくるのだろうか、というのに目を向けていきたいと思っています。

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③教育者を目指した原体験

ー今のゼミでは、どのようなことをされているんですか。
生涯教育や社会教育を勉強するようなゼミに入っています。実習では、中高生の学習支援をやっています。学校に馴染めない子や、家庭で居場所がない、落ち着いて学習できる環境がないという子どもたちに対して学習支援をしているNPO法人に入り、実習をしています。
ーなぜ、そのゼミに入ることにしたのですか。
沓掛:1年生の後期にそのゼミの先生がやっている科目を履修したことがあったんです。その授業内容がまさに自分のやりたいことで、自分は将来、その人の人生だったり生き方に良い影響を与えたいのだなというのをそこで初めて言語化できました。
ー教育はいつ頃から関心を持っていたんですか。
沓掛:小さい頃からあったと思います。教育に興味を持ったきっかけでいうと、小学校2年生の時、当時は特に何もせずとも勉強がなぜかできていました。単純に勉強するのが好きで、知識が増えて、できることが増えるという感覚がすごく好きだったんです。ある日、「もし自分が勉強を苦手な子に教えたらどうなるんだろう?」と思って教えて、実際にその子が「できました!」という状態になった時に、「あ、俺これやりたいんだな。」というのを半分直感的に気づきました。それが、将来は教育をやっていこうと思ったきっかけです。自分が持っている物と相手が持っている物との交換、価値と価値の交換で人の人生って変わるんだなということに少しづつ確信を持ち始めました。
ーそうだったのですね。今までご自身が教えたことによって、その人の人生に影響を与えられたなと思う経験はありますか。
沓掛:中学生の時に、自分が通っていた小学校に1週間ほど職場体験で行かせてもらう機会がありました。その時、算数が苦手だっていう子がクラスにいて、その子に「これはこうやったらいいんじゃない?」とか「教科書のここら辺見たら分かるんじゃない?」と声をかけて、一緒に考えてあげるというのをしました。職場体験が終わって1ヶ月後、その小学校の先生から「沓掛くん、〇〇ちゃんにめちゃ勉強教えてたよね。あの子さ、算数の成績が2倍になって、この前テストで100点取ったんだよ!」って言うのを聞いて、「うわぁ、めちゃ嬉しい!」って思いましたね。今、その子が何をやっているのかは知らないんですけど、何かができる体験がその人の自信につながって、次の挑戦への一歩に続くようなきっかけになったんじゃないかっていう体験をしたことがあります。
ーそれはすごく嬉しい経験でしたね!

④沓掛さんの考える”本当”の教育

ー先程のお話を聞いて、沓掛さんは他人に教える時に、”答えに至るまでのプロセス”を重視されていると思いました。それは意識的にやられているのですか。
沓掛:はい、意識的にやっています。勉強とか、答えがわかるのってせいぜい30歳くらいまでの時期だと思ってます。100年生きると言われている長い人生の中で、明確な答えがある期間ってたった30%だけなんです。残りの70%は答えがないんです。だから、”答えを自分で探して見つけていく”という姿勢が大事だと思っているので、それを意識して教えています。。
ー確かに社会に出たら答えがないですもんね。そのような考え方はいつから持っているんですか。
沓掛:中学3年生くらいの時ですかね。でも、中学に入ってからずっと漠然と意識はしていたのかなと思います。というのも、中学に入ったら一気に詰め込み型の教育になって、「覚えろ、覚えろ!予習、復習しっかりやれ!」っていう勉強の姿勢にマジ理解できなくて。「あの〜、ぼく、予習も復習もやってないんですけど、学年3位くらい取れてますよ〜」っていう(笑)。それが1番の違和感でした。高校とか大学の受験のために勉強して、偏差値だけで人生が決まるという思い込みを刷り込まれている感じがして、とても嫌でした。だから、「自分で答えを見つける。」「自分が何好きなのか、何をやりたいのか。」というのに向き合うことをすごく大切にしたいなって思いました。
ー中学生になると、一気に勉強しないといけないような雰囲気になりますよね。
沓掛:ぼく、だから日本語としての教育が嫌いなんですよ。「教育ってなんですか?」って聞いた時に、「教えること」という答えが返ってくるのが嫌いなんです。
ー先生が生徒に一方的に教えるのではなく、一緒に考えていくっていうのが良いんですか。
沓掛:もちろん、一緒に考えるっていう共同学習も大事です。けれども、個人的に学習していく中で見つける、というのが大事だと思ってます。英語の”education”には、ラテン語で”内側から引き出す”っていうのが語源にあるんです。「果たして、今の日本教育ってどうなんですか。」って疑問に思います。もっと、その人個人の内側を引き出すことができるような教育をした方がいいんじゃないかなと思います。

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⑤キャリツクで、どのように活かしていくのか

ー沓掛さんは、現在どのような将来設計をされていますか。
沓掛:以前までは、ある会社に入ってそこでこんな成績残してというのを考えていました。でも今は改めて将来設計を見直して、組み立て直している状況です。
ーそうだったのですね。今後はキャリツクでどのようなことをやっていきたいですか。
沓掛:現在キャリアコンサルタントの講座を取っているので、キャリツク生に対してキャリア支援をやっていけたらと思っています。
ーそうなんですね。キャリアコンサルタントはどうして勉強されているのですか。
沓掛:正直、資格として使うことはないと思います。けれども、質問力が鍛えられるというのと、話している相手は何を求めているんだろうかっていう本質的なところを見出せるようになりたいので勉強しています。
ーキャリアコンサルタントの勉強で質問力が鍛えられるんですね。
沓掛:質問力というよりかは、相手が何を求めているのかを引き出せる力ですかね。自分は目の前の人がどんなことを考えているのか勝手に想像してしまう癖があるので、相手の事実に対して目を向けるっていうスキルを持てるようになりたいなと思っています。それにはまず、自分で内側から引き出すための技術を身につけるというのが今の課題です。
ー自分も相手の内側から引き出せるような技術身につけたいですね。今後の沓掛さんのご活躍を期待しています!

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