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FIREという言葉にとらわれ過ぎていたのかもしれない。無職はお金使わない!
世の中にFIREを目指している人は多いと思う。私もそうだったし現状の無職はFIREに近いものがありそうだ。
振り返ってみると私はFIREという言葉にとらわれ過ぎていたのかもしれない。そもそもFIREとは
FIRE(Financial Independence, Retire Early)とは、経済的自立を達成し、早期退職を目指すライフスタイルのことです。具体的には、資産運用や節約によって十分な資産を築き、働かなくても生活できる状態を指します。
このFIREを達成するためには一つの条件がある。
生活費の25倍の資産を作ること。具体的には
生活費が年間300万円の人は7500万円必要
生活費が年間500万円の人は1億2500万円必要
生活費が年間1000万円の人は2億5000万円必要
年間生活費を4%で割ると必要額がわかるので、これは4%ルールと呼ばれる。そしてFIREを目指す人はこの額を目指して邁進している。私の資産状況は2月12日時点でこうなる。
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会社を辞める前は全く分からなかったのだが、辞めてみて初めて気づいたことがある。それはこんなにお金いらなかったんじゃないの?ということである。今回はそう思った理由について記事にしたい。これからFIREという名の無職を目指されている方には参考になるかもしれない。
(えらっそうに書きますが、私も今になって気づいたことです😂)
無職って本当にお金使わない…
無職になると税金や社会保険料が気になる。ざっと国民健康保険や国民年金、住民税などを計算してみると夫婦2人で初年度は約80万円。2年目からは約50万円。(シミュレーションサイトでざっくり計算しただけです)
ここにこれまで通り固定費がのっかる。大きいモノだけ書くと
■月々の固定費
住宅ローン 10万円
水光熱費 3万円
通信費 1万円
その他 大目に見て3万円
計16万円
先ほどの税金等が年間80万円÷12か月=月7万円なので、月々の固定費とあわせると23万円。ここに食費や交際費などの変動費が入ってくる。
変動費を7万円としたら合計月30万円の年間360万円の生活費が必要となる。たまの大きな出費を考えると400万円ぐらいと考えてみる。
これを先ほどの4%ルールで25倍してみると400万円×25=1億円となる。ちょっと私の資産じゃ足りない(笑)
※足りない部分をどうしているかはこちらの記事で紹介しています。有料にはなりますが今でも売れている人気記事です。
こんなことをあーでもないこーでもないと私は考え続けていたわけだが、無職になるととんでもなくお金を使わなくなることに気付いた。
無職になって支出が減った項目
ランチ代・・・毎日1500円×20日=3万円
飲み代・・・月3万円
衣服費・・・年間10万円程度 ※月約1万円
特急代・・・1000円×20日=2万円 ※満員電車嫌いなので
酒代・・・600円×30日=18000円 ※自宅で飲むお酒。無職になってお酒は飲まなくなった。
※いずれもざっくり
これだけでも月10万程度浮く。(もちろん食費や衣服費も無職でもある程度はかかる。)
これまでいくらお金使っていたのか…。私の中でここ数年「資産形成終了!」なんて言い聞かせていたので結構お金を使っていたことが分かる。
逆に言えばこれだけ使っても毎年少なく見ても500万円以上お金が増えるから、投資の威力はハンパないことが分かる。
また我が家は労働の交代制を採用していることも、お金こんなにいらなかったんじゃ?と感じる理由である。労働の交代制とは人生は長いのだから夫婦で働く期間を分散し、お互い無理なく生きようというものだ。
妻が働かない期間は私が頑張って稼いで、現在は妻が頑張って稼いでいる。あるいは今後一時的に2人とも働かない期間を作るなんて選択肢もありだ。現在は妻の収入があるからお金の問題はない。
退職したらあれやって~これやって~と思っていたのだが・・・
これは会社を退職する前は誰しもが思うことだと思う。私の知人でも会社を辞めた人たちは次の職場までの移行期間にやりたいことを全てやっている。定年退職をした人たちも「今まで頑張ったしこれからは自分のために時間を使おう!」なんて思うはずだ。
私自身もインドネシア行きたいなーとか、この人に会いたいなーとか思っていた。それが今となってはこうだ。
外出るのめんどくさい!
私の場合は転職先が決まっている人たちとは異なり、しばらく無職なのだ。そして30代なので定年退職の人と比べ時間もある。だから焦って何かをする必要がない。サラリーマン時代には「少しお金増えたから旅行行こうか―」なんて妻と話して頑張って旅行に行っていたのだが、今となっては「いつでも行けるから今じゃなくてもいいよね」となってしまった。
これは私の性格によるところで家が大好きなのである。そして妻も在宅で仕事をしているので話し相手がいて楽しいのである。さらには猫3匹いるのでもっと家から出たくなくなるのである。
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この生活を続けると自分にとって大切なモノが見えてくる。先日1枚の写真を撮った。私の幸せが全て詰まっていた。
この写真が私の幸せのすべて
私は無職になってから毎日お昼寝をする。お昼寝をするときはいつも猫が私の上に来てくれる。いつもの風景はこんな感じ。
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先日は少し違った。私がお昼寝するよーと猫に言うといつも通り猫が来てくれた。それを聞いた妻が「大きい猫も入れてくださーい!」と飛び込んできた。
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この狭いソファーで2人と1匹でお昼寝をしたのだが、私の幸せは半径1メートルで完結するかも!と思いながら眠りについた。
たぶん子どもができたらここに子どもが増えて、犬を飼ったらここに犬が増えるのだと思う。でも幸せなんて小さな範囲で完結するものだなと思った。
家から出ないのでお金を使わない、そして時間は膨大にあるとなったときに人間は何をするのか?
お金稼いでみようかな!となる
私の場合、無職になって時間ができたことでまずnoteの有料記事を書いてみよう!となった。これまでは時間がない中で記事を書いていたので質を担保できなかったのだ。
でも時間があるということは何度も読み返しながら自分が納得いく記事を書きあげることができる。それで生まれたのがこの2つの記事。
この2つは私が持てる限りの力をすべて使って書いた。有料noteを公開するときは本当に緊張する。「売れなかったらどうしよう。自己肯定感絶対下がる」なんて思っていたのだが、ありがたいことに買ってくださる方がたくさんいらっしゃった。
そしてこのコングラボード通知が来た。
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普段コングラボードはあまり気にしないのだがこれは嬉しかった!
noteの有料記事を書き始めてからなぜかココナラの投資相談の依頼が増え始めた。
ココナラ経由で依頼いただく方も一部いるのでココナラはそのまま細く長く運営する予定だが、最近あることに気付いた。
ココナラ通す必要なくない?
ココナラは登録までのハードルが高いのと、手数料がバカ高いので利用者の方が割高の金額を支払うことになる。
私の場合はnote経由の方が多いのでメールやXでやり取りさせていただき、GoogleMeetを使えば問題無さそう。ということでお仕事依頼ページ更新いたしました!
過去にココナラをご利用いただいた方にも追加特典をご用意しております。(割高なお金を払っていただき申し訳ない気持ちがありましたので…。)
※ココナラご利用の方はメールかXからご連絡くださいね!ココナラの運営うるさいので😂
(現在私の相談サービスレベルは過去最大級になっております。皆様の質問に対してそれはもう記事が書けるレベルでお答えします。なぜなら無職で暇ですので!)
ここまで書いてみて無職と言いながらもお金を稼いでいる自分に驚いている。もしかしたら私は無職ではないのかもしれない。でも無職という肩書は、自分がこれからなんでもできそうな気がするのでこれからも使う。そう。無職とは白紙なのだ。自分の人生をどんな色にも染めることができる。
実際夫婦2人なら3000万円ぐらいあれば十分じゃない?
ここからが記事の結論となる。あっちゃこっちゃ行ってしまったが私はFIREの4%ルールという言葉にとらわれ過ぎていた。実際に無職になると自分でお金を稼いでみよう!となるし、私が家事をするので個人事業主の妻の業務効率は爆上がりするため収入が増える。
だから我が家の場合は想像していたよりも少ない金額、ざっくり3000万円ぐらいあれば十分なのかもしれない。たぶん人間は何もせずにずっと家にいることに耐えられない。
私は超出不精なのだが出不精だからこそ、目の前にある時間を使ってお金を稼いでみよう!となった。こんな人はFIRE界隈では多そうだ。
仕事と言っていいのかは分からないがnoteやココナラは私は好きでやっている。記事を書くことは日常の一部だし、ココナラで依頼者様の事をあれこれ考えながら資料作りをしているとき、そして実際に話すときは楽しくてしょうがない。
これを今風に言えば好きなことをして稼ぐ!なんて言えるのかもしれないが、ここには大きな落とし穴がある。
私がのんびり数万円稼いで大満足しているのは投資の資産があるからだし、妻の事業が上手くいっているからだ。そんな意味で好きなことをして生きるには金が要るという身も蓋もない結論になる。
ただ、私が無職になってから周りに言い聞かせていることがある。周りは私が無職になり今後どうするのかを心配してその答えをいつも求める。私はめんどくさそうにしながら毎回こう答える。
「知らん!未来の私に期待。私が何もできなかったらそれまでの人間だったってこと(笑)」
過去の私は頑張って資産形成をした。今の私は少し休憩中。未来の私もまた頑張ってくれるでしょう。
自分への信頼がハンパない無職なのでした!
おしまい!
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