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「私は悪くない!」と言う人に対しては「私が悪いので大丈夫ですよ」と言う。
先日、取引先のAさんとミーティングをしていた。
Aさんとは半年ぶりにミーティングをしたのだが、終わり間際に「1点いいですか?」と言われた。
私「どうぞ。」
Aさん「半年前のクレームの件、私の対応は悪くなかったですよね。」
私「(半年前!?記憶にない…。)具体的にどの件でしたか?」
Aさん「○月〇日にメールを送っている件です。」
私「(メールを遡り)この件ですね。(そんな昔の話忘れてるわ!)この件は終わっていたかと存じますが。」
Aさん「なので私の対応は悪くなかったですよね?」
私「(なるほど。そういうことか。)ええ。Aさんの対応は問題なかったです。この件に関しては弊社に問題がありましたね。この度は申し訳ございませんでした。」
Aさん「分かっていただけて良かったです。」
この件の概要はこうだ。
Aさんの会社の不手際で顧客から、私の会社にメールでクレームがきた。
クレームを入れた顧客は話の通じなさそうな人だったので、私の会社としては1発で済ませたかった。
問題の性質上、お詫び文の作成はAさんの会社が作ることになった。
送られてきたお詫び文が、なんとも薄い内容のものだったので、私の会社のクレーム担当者は文章を追加した。
追加した文章に対し、Aさんは「話の通じない人なので、追加した文章に対してまた指摘が入るのではないか?」と私に伝えた。
私も一理あると思い、クレーム担当と相談した。
クレーム担当としてはAさんの会社がお詫び文を作成したとしても、当社側から顧客にメールを返信する手前、その文章は追加したいと考えていた。
それをAさんに伝え、Aさんも納得。
私の会社から顧客にメールを送った。
Aさんの言った通り、追加した文章に対して顧客はまたクレームを入れてきた。
その後、再度クレーム担当がお詫びし、顧客からの返信が無かったので対応完了。
対応完了したことは私からAさんに伝えたので、私は終わっているものだと思っていた。
なので、今回のAさんの話には驚いた。
なんという執念…!
世の中には私は悪くないと思いたい人がいる
私が冒頭の会話で(なるほど。そういうことか)と思ったのは、Aさんのタイプを理解できたからだ。
世の中には「私は悪くない」と思いたい人が一定数いる。
私はそんな人に対し、
「あなたは悪くないですよ。あなたにそんな風に思わせた私が悪いのです。」
こんな対応をしている。
私にとっては誰が悪いかなんてどうでもいいのだ。
目の前の問題が解決をしたのであれば、誰が悪かったなんて本当にどうでもいい。
今回の件でも、私の会社が入れた一文が顧客の心に届き顧客が満足した、なんてパターンも違う世界線であればあったかもしれない。
その場合は、私の会社の対応が正しかったことになる。
ただ、今回はそうではなかった。
そこに対しAさんは正当性を訴えた。
これに対し淡々と説明することもできるのだが、正直時間の無駄だ。
会社の管理職である私が謝罪することで、Aさんが満足するのであればそれが一番いい。
そして、視野の狭い正当性を訴える人たちに対して、なんだかなーと思ってしまう。
さいごに
私は悪くない!という気持ちわかるんですけどね(笑)
でも、私が悪くない!と言ったら、目の前にいるあなたが悪い!になるじゃないですか。
今回のように事柄が完了していて、私は悪くない!と言われたら、「それなら私が悪いですね。」となりますよね。
これって、問題の根本には何も影響を与えず、Aさんと私の感情のみの話だと思うのです。
私が謝罪することでAさんは気持ちよくなる。
私はめんどくさくなる。
プラスマイナス0。
これ意味ないでしょ!(笑)
こんなことを書きながらも、私自身も気を付けないとだめですね!
おしまい!
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