株価が下落するといつも思う。本質は家計の強さでしかない。
株価が下落していますね。
私は今日休みだったのですが、株価を見て飛び起きました。
同じような思いをされた方もいらっしゃるでしょう。
なぜ飛び起きたのか…。
理由を書く前に、直近の私の資産状況を見てみましょうか。
※今回の記事は3700字と長いです。投資に興味のある方のみどうぞ!
中々の減り具合ですねー。
車1台分かな!
高級車買えそう!!
そんな私が飛び起きた理由。
数年に1度のチャンスが巡ってきたからです。
起きた瞬間、頭は冴えわたり、割安銘柄を分析すること2時間。
その間に両親にも連絡しました。
私が伝えたのは2つ。
今回の記事は2タイプの読者を想定しています。
①インデックス投資をしている私の後輩たち
②高配当株投資をしている私の妻や両親
先に結論を申し上げると、インデックス投資はそのまま何もせずに積立てを継続したらいいよ。
高配当株投資は様子を見ながら割安銘柄を買い始める時期かも。
そんなところです。
インデックス投資をしている私の後輩たちへ
最近会社に出勤するとよく質問されます。
「株価大丈夫ですか?これからどうなりますかね?」
投資を始めて数か月から数年の私の後輩たちは不安に感じているようです。
それに対する私の答えはこうです。
「私が知りたい(笑)」
結局のところ株価なんてものは分からないんですね。
明日の株価がどうなるかもわからないのに、数年後の株価なんてものは分かるわけがない。
それはどんなにエライ専門家でもそう。
直近のここまでの下げ幅を予想できた人なんていません。
(世の中には下がる下がると言い続けている人がいるので、その人は当たった!と言うでしょうが、詐欺師と同じなのでそこは気にせずにいきましょう。)
SP500や全世界株のインデックスファンドを買うということは、自分の感情や、周りの雑音を排除して、歴史を信じるということです。
この記事でチラッと紹介しています。
これはSP500の直近20年の動きですね。
10年20年というスパンで見たら、どのタイミングで投資をしてもプラスになっています。
今後上がり続けるかなんて誰も分かりませんが、上がり続けてきた歴史がある。
その歴史を盲目的に信じるので、インデックス投資は宗教みたいなものなのです。
GPIF(年金積立管理運用独立行政法人)を知っていますか?
日本人の年金を運用する法人です。
日本人がこれまで積み上げてきた、大切な大切な年金です。
今、年金をもらっている人も、これからもらう人もGPIFの運用結果は影響します。
GPIFのポートフォリオはこうなっています。
※ポートフォリオとは自分のお金をどの金融商品に配分するかを決めることです。
ここから考えるとSP500に投資している人は、外国株式に100%投資していることになりますね。
GPIFは50%株式に投資しているので、SP500に100%投資している人よりはリスク(投資の世界でリスクとは価格の振れ幅のことです。)が高くなっています。
リスクが高いということは、その分長期的なリターンが大きくなる可能性があるということです。(もちろん大きく下がる可能性もある。)
ここで伝えたいことは、GPIFというお金を減らしてはならない法人でさえも、半分は株式に投資しているという事実。
そしてGPIFは運用資産額254兆円のうち、162兆円プラスになっています。
※参照
本質は株価の値動きではなく、みんなの家計の強さだよ!
株価の動きは常に変動します。
投資をしていたら大きく上がることもあれば、下がることもあるでしょう。
ある日、投資資産が半分になることもあると思います。
でも、それでいいのです。
だって大切なのはみんなの家計の強さだから。
投資に回すお金はしばらく使わないお金にしてね!と言っていますよね。
みんなの場合は、サラリーマンとしての収入があって、その余剰分を投資に回していますよね。
収入ー支出がプラスで、使わないお金を投資に回している感じですね。
ここで本当に大切なことがあります。
それは、みんなの家計がプラスになっているということです。
これができていない人なんて世の中にたくさんいます。
収入ー支出=0もしくはマイナス、といった家計ですね。
でもみんなは違いますよね。
そこが何より大きいポイントなのです。
お金が必要になった月は積立をやめればいいし、必要でないのであればこのまま継続したらいい。
強い家計の余剰分で投資をしている人は、暴落なんて来ても関係ないのです。
インデックス投資をしているみんなに伝えたいこと。
淡々と積立て継続したらいいよ!
高配当株投資をしている妻と両親へ
冒頭に書きましたね。
朝飛び起きてアドレナリンが出まくって、銘柄分析しまくったと。
妻はテンションが上がりまくっている私を見て気持ち悪がっていましたね。
Xを見ながら、「Xではみんなこんなに焦って騒いでいるのに、あなただけ喜んでいておかしい!なんで朝おはようの前に投資の話なの!」と言っていましたね。
実は私もそう思っていました。
約850万円。
(本日の終値ベースでは1,200万円ぐらいマイナスです。)
これが1か月で吹き飛んだのです。
(実際は売っていないので吹き飛んだわけではないのですが。)
正直なところ私も自分に驚いていました。
コロナショックの時や、ウクライナの戦争が始まった時、口では「大丈夫でしょ!」と言いながらも内心ドキドキしていました。
それが今回、何も感じなかったのです。
毎日の変動額は160万円や260万円マイナスに。
私のボーナスより大きい。
1か月の変動額1,200万円なんて、年収より大きいマイナスです。
でも、何も感じなかった。
逆に「割安銘柄分析しよ!」となりました。
これが慣れなのか?
3000万円ぐらい下がったらもっと何か感じるのかな?
昔の少しの下げ幅でドキドキしていた時の方が楽しかった気がするけど、私も投資家として成長したのかな!とポジティブにとらえています。
高配当株投資は割安銘柄を買えばいい
高配当株投資はインデックス投資と異なります。
インデックス投資は歴史を信じて、毎月の余剰分を淡々と買い続けるだけでOKです。
でも、高配当株投資は割安銘柄を見つけ、それを長期にわたって持ち続けます。
そして年に2回、配当金という果実をもらうわけですね。
企業にもよりますが、現在の日本企業って好業績な企業が多いです。
でも、株価が下がりまくる。
業績がいいのに株価が下がる。
これおかしいと思いません?
私にはゆがみが生じているように感じます。
理由の一つは新NISA。
今年から始まりましたね。
日本の投資熱が高まり、それに伴い投資初心者が市場に多く流入してきた。
なにかの制度が始まるときは、ゆがみが生じるんですね。
今回のゆがみは投資初心者の流入。
これぐらいの値下げで焦って狼狽売りをするということは、自分の投資経験と投資額が見合っていないわけですね。
資産1億の人が1万円投資、それが暴落して5千円になったところで何も思いません。
投資をできる金額って、人によって異なるのです。
それは投資経験、資産額、年収などによって変化します。
それが分からない層が市場に流入してきた。
そして、焦って売ってしまう。
その果実を誰が得るのか。
この先、しばらくはそんな状態が続くかもしれません。
今日、日経平均が3万1千円台をつけた時、数百万買い増ししましたが、これが正しいかは分かりません。
でも、長期にわたって配当金を得るのであれば、割安銘柄が出始めたと私は思いました。
私が使った数百万円はしばらく使わないお金です。
そして、そのしばらく使わないお金は残り数百万残しています。
市場の様子を見ながら、また下がったら買えばいいし、上がってきたら現金として持っていたらいい。
だって、我が家の家計は労働収入から得られるお金で常にプラスになっているので。
現在も、夫婦2人の積立てNISA10万円×2人=20万円
iDeCo2万3千円×2人=4万6千円
約25万円分の余剰があるのです。
もし何か苦しいことがあれば、積立ての額を減らせばいいだけです。
両親も同じ状況ですね。
余剰分で投資をしているので、何かあった時に対応できる。
そしてこれから不況になればサラリーマンをしばらく続けたらいい。(とほほ…。)
本質は家計の強さ
後輩のみんなも妻も両親も。
インデックス投資でも高配当株投資でも。
本質は家計の強さです。
家計がぐらぐらで投資を始めると、今回のような株価が下がった時に売ってしまいます。
高く買って、安く売る。
最悪パターンですね。
今回の値下がりで改めて家計の重要さを認識しました。
noteに書いたことで多くの方の目に触れると思います。
私の言うことは参考にしないでくださいね!(笑)
分からない中で我が家の場合はこうかなー?と思っているだけですので。
世の中には私なんかより投資経験があって賢い人がたくさんいます。
あくまで「変なこと書いてるなー」程度にご認識ください!(笑)
最後に少し前に書いた投資初心者用マガジンです。
今の相場が不安な人は少し参考になるかもです!