上司「新しい企画考えて!」あなたは何から考えますか?
こんにちは!みかんです。
新マガジンの5記事目です!
このマガジンは私が日々、後輩や部下の相談に乗りながら答えていることをまとめています。
誰に何を話したかいつも忘れるので、次からは「この記事見て!」と言えたらいいなと思い始めました。
このマガジンが私の後輩以外の、誰かの役に立てれば幸いです。
そして私が10年後に読み返して
「あの頃は若かったけどあながち間違ってないじゃん!」と思えたらベストですね!
新規企画を求められたときの考え方
新規企画を作るのって難しい
今のみんなの立場では企画を実行することを求められます。
私の立場になると企画を作ることを求められます。
私は新規企画を作ることが苦手でした。
でも、みんなは一緒に働いているからわかると思いますが、私もぼちぼち平均点ぐらいの企画をいくつか作っています。
この新規企画を作ること、本当に難しくて悩んだのですが、
私の中で「こうやったらうまくいくかも!?」という考え方があります。
これからみんなが出世して、壁にぶつかりそうになった時の参考になればと思います。
全体で考えると難しいから、分解して考える
「じゃあ新規企画作ってください!」
このように上司から言われたとき、なにから考えますか?
まず、私がやったのは「新規企画」を分解することからです。
noteの場なので具体的なことは書けませんが、ざっくりこんな感じです。
会社辞めたら具体的に書きますね(笑)
新規企画とは
新規企画という大きな枠として考えるのではなく、分解して考えてみます。
そうすると、それぞれの要素を考えればいいので少し気が楽になります。
もう少し分解しましょうか
①~④のキモは、③ターゲットは誰なの?です。
そこを決めなければすべてがブレます。
ターゲットを分解するとこうなります。
この辺りを一般的にはペルソナという形で落とし込みますね。
ペルソナを考えるときはより身近な人がいいですよ。
具体的な想像ができますし、困ったらその人にインタビューしたらいいので。
後ほど述べるハードルを下げることも、その人のことを本気で考えると見えてきます。
新規を取る難しさ
ペルソナを設定するまでは簡単。
ここで難しいのが、これまで自社サービスを使っていなかった、「新規顧客」を獲得することです。
私はよくみんなに「いつも自社サービスを使っている人たちへのアプローチは比較的簡単。でも新規を取り込むのは絶望的に難しい。」と言いますよね。
みんなが新規顧客を取り込む企画を作るという、難易度高めのことを挑戦するとき。
これを考えてみましょう。
新規顧客が自社サービスを使っていない理由を徹底的に考える
新規顧客とは言い換えれば、自社サービスを使っていない人たちです。
その人たちを分解してみましょうか。
私たちがターゲットにするのは
②自社サービスに興味はあるけど、何か理由があって使ってない人です。
この人たちの「何かの理由」を考えます。
この「何かの理由」
自社サービスを使うことの「ハードル」と言い換えてもいいですね。
私はよくみんなに「新規顧客のハードルを下げる。」と言いますね。
自社サービスを使いたいけれども使っていない人。
この人(Aさん)の解像度を高めます。
Aさんが自社サービスを利用したいという欲求が高まるのはいつなのか?
私はこの視点で考えます。
汚い話ですが、人は欲求を満たすためにお金を使います。
もっと汚い話ですが、モテたいとかキレイになりたいという、性的な欲求に対してはドバドバお金を使います。
会社の企画は基本的に売上がどうだったか?で評価されるのでこの視点は大切です。
この欲求が高まるタイミングを創出している、他社もしくは影響力のある人を考えます。
私が去年考えた企画は、この他社が「え!?そこ!?」となるので、みんな驚きながら喜んでいましたよね。
これを社内で通すのには骨が折れました。
でもこの論理を説明すると、上の人たちも理解できます。
他社の課題を考える
この欲求が高まるタイミングを創出している他社(B社)。
私たちの会社とB社が組むには、B社にメリットがないといけません。
そこでB社の課題を徹底的に考えます。
このB社の課題を考えるのも難しい。
私はB社の業界に関係する本を読み漁りました。
本を読んでいると、B社が抱えている課題が漠然と浮かび上がります。
その視点で考えると、B社が最近取り組んでいる事例の意味が分かります。
B社の課題が自社と組むことで解消されるイメージもわいてきます。
ここまで準備したらB社に提案しに行くといいでしょう。
自社課題とB社の課題が協業することで、双方のメリットになる。
あとはB社と一緒にペルソナAさんの課題解決を徹底的に考えるだけです。
これを企画にすると自社・B社・ペルソナAさん、みんなが喜ぶ、いわゆる「三方よし」の企画になります。
この過程をすっ飛ばしてB社に行くと、門前払いされるか、手を組むのに余分なお金を求められますのでご注意を。
さいごに
今回は新規企画を作る時の考え方について書きました!
これを書いた理由は、私たちの会社は「背中を見て学べ!」という上司や先輩の経験によるところが多かったからです。
サラリーマンの仕事は「その人だからできる」だけではダメだと思うのです。
「その人もできるし、他の人もできるようになる」
私たちが目指すべきはここです。
そのためには、私の考え方を言葉にして残すことが大切に感じました。
もちろん、考え方は無限にあるので「こんなやり方もあるんだー」と参考程度にしてくださいね!
他の考え方については別記事で書きますね!