15年越しに腑に落ちた言葉。ノブレス・オブリージュ。
こんにちは！みかんです。
15年ほど前、「東のエデン」というアニメを見ました。
内容は忘れてしまったのですが、そのアニメによく出てきた言葉
ノブレス・オブリージュ
言葉の意味するところは、「高貴なる者の義務」
西洋の貴族たちの、騎士道精神を表す言葉です。
貴族とは生まれながらに特権がある。
特権を享受しているのだから、戦争などでは最前線に立って市民を守る。
ネットで調べるといろいろな解釈があるのですが、私はそのように理解していました。
好きな言葉だけど、好きになれなかった理由
この、ノブレス・オブリージュという言葉。
大切な価値観が詰められているような気がしていたのですが、どうも腑に落ちない。
なぜなら、私は高貴なる者でも貴族でもないからです(笑)
でも、ずーっと、心のどこかで大切にしていた言葉でもあります。
両親とのバーベキューで腑に落ちた
先日、両親とバーベキューをしました。
最近の我が家の話題は、私が会社を辞めることについて(笑)
両親は「なんでそんないい会社を辞めるんだ！」と疑問に思っています。
それに対する私の返答はこうです。
私はラッキーだから！
意味分かりませんよね(笑)
つまりこういうことです。
私は偶然いい両親のもとで生まれた。
両親は私に対し貧乏と思い込ませる教育をした。
貧乏と思い込んでいた私は必死でお金の勉強をして、お金を増やした。
あるとき、実家が貧乏ではなかったと暴露された。
私にお金の知識があると知った両親は生前贈与を開始した。
また、妻の両親もお金には困っていないので、私たち夫婦は自分たちのためにお金を使える。
資本主義社会では一定額お金を増やしたらそこからはなかなか減らない。
※関連するエピソードです。
偶然、いい両親のもとで生まれ育って
偶然、給料がぼちぼちいい会社に入れて
偶然、お金の勉強をして
偶然、お金が増えた。
これは私の力ではなく、偶然の連続です。
つまり、ラッキーなのです。
冒頭のノブレス・オブリージュ。
高貴なる者の義務。
高貴をラッキーに変えてみました(笑)
ラッキーな者の義務
これで腑に落ちました！
そうなのです。
偶然が続きラッキーな私は、それなりに果たさなければならない義務がありそうな気がします。
(なんという思い上がり・・・！)
好きになれない成功者という言葉
これは私のゆがんだ価値観。
この記事を書きながら思い浮かんだので書いてみます。
私は成功者という言葉が苦手です。
本人はそのつもりはないのかもしれませんが、「私はこうして成功しました！私のノウハウを教えます！」といった感じの人。
よくよく考えればこんなマガジン書いてる私も同じようなもんか！(笑)
不確実な人生
人生は不確実性の連続です。
ブラジルで蝶が羽ばたいたら、テキサスでハリケーンが起きるという、バタフライエフェクトの典型です。
バタフライエフェクトは初期設定が重要と言われています。
初期設定の本当にわずかな差が、時間を経て大きな変化につながる。
これは投資の世界も同じ。
未来を見通せるかのように話す人もいますが、投資は、投資に関わる膨大な人の感情が渦巻いているため、本当に本当に小さな出来事が、どのような大きな結果につながるか分かりません。
小さな出来事が大きな変化につながるのは人生も同じです。
その経験は一般化できないと考えています。
だって、知能や性格、出会った人、家庭環境、などすべて初期設定が違うのですから。
複雑なものを単純化させると往々にして間違った方向に進みます。
陰謀論なんかもそうですね。
世界は複雑すぎてわからないので、分かりやすい説明は安心します。
最近バタフライエフェクト大好きですね、私(笑)
ラッキーを棚上げして努力に置き換える人たち
偶然、知能が高かった
偶然、家庭環境に恵まれた
偶然、豊かな国に生まれた
そんな偶然の連続を、自分の努力で成功を掴んだと勘違いして、ラッキーではなかった人に努力を押し付ける人たち。
なんだかなーと思ってしまいます。
その成功とは現代では富や評判ですかね。
ホモサピエンスの時代は腕力が強い人が成功者だったのかな。
古代ギリシャでは哲学者かな。
江戸時代は将軍の血筋かな。
そんな風に考えると時代的な背景もラッキーかどうかには影響しますね。
こんなことを書きながらも私は努力を否定しているわけではないです。
初期設定がそもそも異なるし、成功の定義なんて人によって異なります。
それを自分の経験をもとにこうすれば成功できる！とか
成功とはこうである！みたいな押し付けが苦手なのです。
さいごに
あちこちに飛びまくった文章でごめんなさい(笑)
何が言いたかったかと申し上げますと
ラッキーな者の義務っていい言葉ですよね！ということです(笑)
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