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会社を退職し無職になるにあたり不安だったこと。答え合わせ!

無職1か月が経過した。この1か月を一言で表すならこうである。

最高!

無職になる前に懸念していたことがいくつかあった。まずは妻との関係性だ。

妻との関係性はおおむね良好。というかもっと仲良くなった。

妻は個人事業主として在宅で仕事をしているのだが、私が家にいることでストレスが溜まってしまうのではないか?そんなことを心配していた。

これは正直なところ杞憂に終わって、むしろサラリーマンをしているときより関係性が良好になった気がする。

私たち夫婦はもともと仲が良かったのだがある問題点があった。妻が在宅で仕事をし、私が外に出て働いていたので家事の負担が妻に偏り過ぎていたのだ。家事負担はよく見ても私:妻=2:8。

これが私が無職になるとだいぶ改善された。現在5:5ぐらいの家事分担で将来的には私が8割担えたらと思っている。家事はめんどくさいものだと思っていたがやり始めると意外に面白い。

今日作ったオーブン焼き!焼く前。

特に料理なんかは毎日自分のスキルが上達するのを実感できるし、妻が「これおいしいね!」と言ってくれるのが普通に嬉しい。そして「こんなこともできるようになったの!?天才だね!」なんて言われると、私のやる気はうなぎのぼりなのである。

焼き上がりはこんな感じ!オリーブオイルをかけ忘れたのでパサパサに…。

そう考えると妻は私を乗せるのが本当にうまい。

私が家事を率先してやるようになると、妻はどんどんご機嫌になり35歳無職は無職1か月目にして、ついに家での居場所を確保したのだ。

自分の精神状態が心配だった

次に心配だったのが自分の精神状態だ。私は過去に3か月ほど休職したことがあり、その時は私生活が崩壊していた。完全なアルコール依存症になり、スマホのゲームに課金しまくったりした。

このときに離婚の危機になったのだが、今も一緒にいてくれる妻には頭が上がらない。

そんな私なので無職になり社会とのつながりが分断されたときに、自分がどんな精神状態になるのか不安だった。いざ無職生活をしてみると全く問題ないことが分かった。

朝早く起きてご飯の準備して散歩して、お昼寝してゲームして映画見て。むしろ心身ともに健康的になったのだ。そして体重は3キロ痩せた!

散歩のときの写真

キャリアが分断されること

次に心配だったのがキャリアのことだ。これまでサラリーマンをしてきて戦略的にキャリア形成してきた気もする。それが無職になることで分断されてしまう。これは単純に恐怖だったし、一番の心配事はこれだったと言っても過言ではない。

無職1か月を経過した今、このことを心配していた過去の私に対してこんな言葉をかけてみたい。

「キャリア?そんなもんどうでもええやろ!(笑)」

もうね。どうでもよくなるのだ。これは本当に不思議でこれからどうなるかは正直なところよく分からない。でも全く不安はない。投げやりになっているというよりは、なんて些末な問題を気にしていたのだろうと思う。

これはサラリーマンをしているときには絶対に理解できなかった感覚だ。やはり会社というコミュニティに属していると考え方も染まる。それが一度外に出てみると全く違うモノの見方ができる。

仕事を辞めるか1年ほど悩みに悩んだ過去の私にもう一言。

「あなたの人生なのだからあなたの好きなように生きたらいい。仕事が好きなのであれば続けたらいいし、そう思えないのであれば辞めたらいい。それを周りがどう思うかなんてことは本当に些細な問題。大切なのはあなたはどうしたいの?妻は納得しているの?それだけ!」

お金の問題

最後はお金の問題。これまでFIREのシミュレーションは何度したか分からない。資産が増えるたび妻に「見て見て!これで仕事辞めたら毎月○十万円入るのと同じだよ!」なんて話していた。

先ほどマネーフォワードを見たら8000万円と少し資産があったのでざっくりこんな計算になる。

このサイト楽しいですよ!
https://itf.minkabu.jp/simulation/calculator

5%で運用して毎月36万円を50年間使える。妻が無職になっても我が家の生活は特に問題はないのだが、今となってはこんなお金の計算もしなくなってきた。

今はどう思っているかというと

「お金が減ったら少し働けばいいか!仕事選ばなければ今は人手不足だし大丈夫でしょ!」

こんな風に思えるのは私があえて「無職」と名乗っている効用なのかもしれない。実は仕事を辞めてからというもの、FIREとかキャリアブレイクとかそんな言葉で自分を表現することを極力避けていた。何か抵抗があったのだ。

FIREやキャリアブレイクではなく、「無職」と名乗りたい理由

言葉の整理をするとまずFIREとは

FIRE(ファイア)とは、「Financial Independence, Retire Early」の頭文字をとった言葉で、経済的に自立して早期に退職するライフスタイルを指します。

チャットGPTより

次にキャリアブレイクとは

キャリアブレイクとは、一時的に仕事から離れて心身のリフレッシュやスキルアップ、新たな経験を積む期間です。離職や休職、休学など、キャリアの中でのブレイク期間を指します。

チャットGPTより

これらの言葉を使いたくなかったのは、変なプライドが残りそうだと思ったからだ。サラリーマン時代、自分の何が嫌だったかって年収などのお金の尺度で自分も他者もはかってしまうところだった。

年収2000万円の人はすごくて年収200万円の人はすごくはない。そして自分の年収は平均より高いから安心する。年収が高いということは現代社会が求める適正と自分の遺伝がマッチした状態のことだ。

それを努力という人もいるが私は遺伝の要素が強いと思っている。私は死ぬほど努力しても大谷翔平にはなれないし、イーロンマスクにはなれない。一方で大谷翔平もイーロンマスクも私にはなれない(はず)。

プライドは自分を高めてくれることもあるが、自分の自由を制限することも多々ある。例えば通勤がめんどくさい人は近所のコンビニや物流会社で働けばいいが、私も含め多くの人はそうできない。仮にお金に余裕があったとしてもできない人が多いのではないか。

だってそれは私がやるべき仕事ではないからだ。そこには自分では見つめたくない差別意識がある。技能実習生の外国人でもできる仕事をなぜ私がやらなければならないのか。そんな言葉がどこからか聞こえてくる気がする。

話を戻すと私が「無職」と名乗りたい理由は「無職」には社会的な偏見や差別が存在するからだ。そちら側に自分の身を移すことで何か見えてくるものがあるのではないか?私のしょうもないプライドが無くなるのではないか?そんなことを思った。

FIREやキャリアブレイクは無職をただ言い換えただけの言葉で、その人たちはただの無職である。無職をキラキラした言葉で覆い隠すと何か本質が見えなくなるような気がした。

こんなことを書きながらもFIREしている人やキャリアブレイク中の人に対して何も思わない。これは私が私に対して思っているだけのことだからだ。

無責任だけど仕事なんて嫌なら辞めたらいいよね

自分が無職になって思うことは「仕事なんて嫌なら辞めたらいい」そんなことだ。私も仕事を辞めるか悩み抜いたが、正直なところ無職は最高なので「もっと早く辞めたらよかった」そんなことを思う。

これは会社というコミュニティを抜けたらからこそ思えることでもある。でも「嫌なら辞めたらいい」というのは無責任だけど本当に思っているし、たぶん人生何とかなる。

仮にならなかったとしても自分で選んだ決断なので、周りの目を気にしながら仕事を嫌々続けることに比べればはるかにいいような気がする。

だってそこには毎日何をするかを選べる自由があるのだから。

そしてそんな生活は恐らく一生続かないと思う。どこかで人の役に立ちたいと思ったり、会社というコミュニティに属したいと思ったり、起業したいと思ったり。

やりたいと思ったときにやりたいことをやればいいか!

無職1か月目にしてそんなことを思いました!

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おしまい!


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FIREサラリーマン みかん🍊ブログ
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