FIREを目指したいのではない。目指さざるを得なかったのだ。
FIREという言葉を聞いたことがあるだろうか?
私の名前にも使っている言葉だ。
FIREの方法はシンプルでまず金がいる。
金の必要額は人によって異なり、年間支出の25倍の資産があったら大丈夫!という単純なものだ。
年間支出が100万円の仙人であれば、2500万円。
300万円の人であれば、7500万円。
500万円の人であれば、1億2500万円。
これは株式・債券市場の長期的なリターンが、インフレを加味しても4%は得られるという研究に基づいている。
FIREが気になる人はネットで調べてほしい。
膨大な情報が掲載されている。
もっと気になる人は本書を手に取ってほしい。
Amazonアソシエイトリンクなので私にお金が入る(笑)
私は2020年のコロナ真っただ中の時に本書を読んで目指すようになった。
それまでも投資はしていたのだが、漠然とお金を増やすことを目的にしていただけだった。
この本を読んだ時の衝撃ときたら。
頭をハンマーで殴られたような感覚だった。
このFIREと言う言葉は、当時の2020年に比べ少しずつ認知されるようになった。
ただ、私の周りでFIREを目指している人は誰もいないのだ。
それだけ認知されようが本気で目指す人なんてごく一部。
そのごく一部の人間は一体どんな人なんだろう?と考えてみた。
強烈な自由への欲望
恐らくこれに尽きる。
日本で一番多い職種はサラリーマンだ。
数が多いにも関わらず、日本のサラリーマンは世界で一番会社を憎んでいる、なんてデータがそこら中に転がっている。
多くの人は会社を憎んでも仕事を続けようとする。
なぜなら周りがみんなそうしているからだ。
朝の満員電車に揺られ、イヤな上司と一日の大半の時間を共にし、同僚や先輩に気を遣い、昼飯を10分で掻き込み、仕事が終わらず残業し、家に帰って寝るだけの生活。
社会人になりたての頃、こんな奴隷のような生活があと40年も続くのかと絶望した記憶がある。
でも、その絶望は長くは続かなかった。
みんなそうだからだ。
人間は絶望に慣れる。
絶望し続けていたら精神が持たない。
そして、私の周りにはキレイな言葉がたくさんあった。
成長、やりがい、顧客からのありがとう、自己実現、キャリアアップ、市場価値、出世など。
このキレイな言葉たちを、私は絶望を和らげる薬物として摂取した。
毎日摂取すると自分を洗脳できる。
気持ちがラクになった。
そんなとき、50代の上司Aさんに出会った。
※昔に書いた記事なので文章が拙すぎて…。
この記事を簡単にまとめると、「仕事はイヤやけど、辞めたくても辞められへんねん!」ということだ。
Aさんと話して思った。
私の成れの果てだ。
Aさんの存在は私に恐怖を植え付けた。
そうはなりたくなかった。
Aさんのようにならないために、必要なことを考えるは簡単だった。
金だ。
資本主義社会は人の欲望で膨らみ続ける。
人の欲望は金に姿を変えて増殖する。
金だけじゃないなんて言われるが、そんなことはわかっている。
金だけじゃないが金で90%以上のことは解決できるのだ。
そんな当たり前の事実を知ったのであれば、金について考えるだけだ。
金について考えるのはそれほど難しいことではなかった。
恐怖心から目をそらさなければ、脳が勝手に金の情報を集め始めるのだ。
金はシンプルだった。
月の生活費が20万だとして、240万円あれば1年働かなくてよいのだ。
2400万円あれば10年。
そしてもっと幸いなことに資産寿命は運用すれば伸びるのだ。
FIREの存在を知った時、なんでみんなやらないんだろう?と不思議に思った記憶がある。
そんな思いをしている人は世の中にあふれている。
今になって思うのだ。
自由への欲望が強烈な人ほどFIREを目指す。
そして、サラリーマンは自由が大きく制限される。
自由への欲望は、わがままさと言い換えることが出来るかもしれない。
イヤなことを素直にイヤと言うためには金が要る。
その金を積み上げるのは果てしない。
果てしなさにも絶望する。
果てしなさに対する絶望と自由への欲望を比較して、自由への欲望が勝った人間がFIREを目指す。
単純にそれだけのことではないか。
そして、欲望に良いも悪いもない。
FIREを目指すこと、仕事で頑張って認められること、家族の幸せを願うことは欲望という観点では全て同じだ。
さいごに
なんで私はFIREを目指したのだろうと振り返ってみてこんな記事になりました。
FIREをしたい!と思い込んでいたのですが、性格上目指さざるを得なかったのですね🤣
FIREを目指した理由はこの記事に書いたこともそうですが、休職した経験など他にも様々あります。
私はお金が大好きですが、お金はあくまで手段と考えています。
FIREというと早期退職してずっと無職でいるイメージがありますが、私の場合はサラリーマンを辞めたとしても、何かの形で働くと思います。
この記事がFIREを目指している人やこれから目指す人の参考になれば幸いです!
おしまい!
こんな拙い文章を最後までお読みいただきありがとうございます!これからもサポートいただけるよう精進いたします!