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〇〇ローン(固定費)は未来の自由の前借り

こんにちは!みかんです。

タイトルの「〇〇ローン(固定費)は未来の自由の前借り」

最近立て続けにタイトルを痛感するエピソードがありました。



エピソード①~取引先のAさん(50歳)

Aさんは取引先の部長さんでした。

仕事に対して真面目で厳しく、そして明るい方です。

仕事への厳しさがマイナスに作用して、社内のパワハラ調査でやり玉に挙げられました。

Aさんの元部下たちが、パワハラ調査で告発したわけですね。

Aさんの会社はその事実を重く受け止め、Aさんを閑職へ追いやりました。

今まで部長職としてバリバリ働かれていたAさんは、その事実に納得がいかず、転職することに。

Aさんの転職先はいわゆるベンチャー企業で、これもまた私の会社の取引先でした。

そんなAさんからメールが来ました。

今の会社ヤバいです。少し相談に乗ってもらえませんか?

内心、「相談されてもできることないよー…。」と思いつつ電話をしてみました。

私「何があったんですか?」

Aさん「会社の雰囲気が終わっています。」

私「具体的にはどんな感じですか?」

Aさん「私と同じタイミングで転職してきた人が4人いるのですが、その4人が元々知り合い同士で。私一人だけ蚊帳の外という感じなんです。そして4人がグルになってパワハラ的なことをしてくるんですよね。」

私「えー!そんな会社辞めてしまった方がいいですよ。」

Aさん「それは分かっているんですが…。」


Aさんが会社を辞められない理由

詳しく聞いてみると、Aさんは転職前の会社でいい給料をもらっていました。

その給料をもとに家や車のローンを組んでいました。

そしてお子さんが今年大学受験なので、お金がかつかつだそうです。

転職した会社もいい給料だったので問題はなかったのですが、こんなことになってしまって…。

Aさんは次の転職先を探しているのですが、給料が大幅に下がるため、ローンや子供の教育資金が足りなくなるそうです。

私に連絡してきたのは、いい会社を紹介してほしいからでした。

私転職エージェントでもないので、そんな会社は全く知らず…。

取引先からそんな情報を聞いたら、Aさんに伝えることを約束し電話を切りました。


エピソード②~大学時代の同級生B君(34歳)

B君は大学時代の同級生です。

大学卒業後に商社に就職。

先日B君と飲みに行きました。

B君は商社で頑張っていたのですが、大してやりたい仕事でもなかったそうで、転職活動をしていました。

私と飲みに行ったタイミングは転職活動で内定が出た当日でした。

その会社はB君のやりたい仕事ができる会社でした。


B君「やっとやりたい仕事できる!」

私「よかったね!正式に転職することになったら転職祝いで飲みに行こう!」

後日、B君からLINEが。

B君「転職するのやめるわ。電話できる?」

なんで!?と思い電話をしてみることに。


B君が転職をやめた理由

聞いてみるとAさんと同じ理由でした。

転職先の年収は今と比べて、250万円下がるそうです。

B君は子どもが2人いてまだ小さいのでこれからお金がかかる。

そしてマンション、車、時計のローンなど固定費が高いので、年収が一時的でも250万円下がると生活ができなくなるそう。


〇〇ローン(固定費)は未来の自由の前借り

AさんとB君のエピソード。

考えさせられるものがありました。

私たちは今の会社の所得に応じて、生活水準を高めてしまいます。

生活水準を高めるのは変動費であればまだいいのです。

変動費は自分が我慢をすればなんとかなるので。

でもローン(固定費)となれば話は別です。

何年も何十年も生活水準が落とせないということは、将来の自分の首を絞め続けることに他なりません。

それは、未来の自分の自由を前借りしていると言い換えられるかもしれません。

将来のリスクなんて無限にあります。

パワハラでクビに。

会社が倒産。

病気で働けなくなる。

考え始めたらキリがありません。

全ての状況に対応することは出来ないけれども、将来の自分に優しくするために、今の自分の行動を見つめ直すことも大切かと感じました。


こんな拙い文章を最後までお読みいただきありがとうございます!これからもサポートいただけるよう精進いたします!