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noteの時給は100円。どうして「noteで」収益化したいの?
無職になってから時間ができたので2つほど有料記事を書いてみた。これらは想像以上に売れて先日こんな通知が来た。
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私はというと大はしゃぎでご購入いただいた皆様は神様ではないかと思っている。有料記事を書くと他の人が書いている有料記事も気になるのだ。
noteの有料記事には収益化の方法を書くものが多い。ちなみに私もちゃっかり書いた。
みなさんそれはもう様々な知見を書かれている。
この記事はこれから収益化を目指す人たちにひとつの現実を提示したい。
これから書くことは過去の私のように「なんとなーくnoteで稼ぎたいなー」と思っている人向けだ。言い換えれば過去の私への手紙だ。小説家やエッセイストになりたい!という人向けではない。
noteの時給は100円
私は先日投稿した記事でnoteに投入した時間は、少なく見積もっても480時間と書いた。仮に私の記事が全て500円で100本売れたとしたら5万円となる。
※手数料を加味するともっと少ない。
5万円÷480時間=時給104円
東京都の最低賃金は1,163円なので、最低賃金の10分の1以下となる。ブラック企業も真っ青だ。
※ちなみに私が最初から有料記事を書いたのは過去に3本。そのうち売れている2本はここ1か月間に書いたので、実際はここまで低くないかもしれない。ただそこまでアカウントを育てるのに使った時間を加味するとやはりこれぐらいになる。
これは単純に私が無能で稼ぐ力がないと判断することもできる。実際そうなのだが、それはわきに置きとりあえず現実を直視したい。
あなたはなぜ「noteで」収益化をさせたいと思っているのだろうか?
お金を稼ぐことが目的だとするのであれば、別にタイミーをしてもいいしUberEATSでもいい。あるいは会社で出世街道を突き進んでもいいし、投資をしてもいい。
なぜ「noteで」収益化させる必要があるのだろうか?
まずnoteで稼いでいる人たちを見てほしい。多くは他のSNSやもともと有名だった人が多い。また古参で稼がれている方もいるがそこには完全に先行者利益がある。これから同じようにやっても稼げない。
少し視点を変えてこれからnoteの収益と投資の利益を比較してみよう。
noteの収益と投資の収益を比較してみる
私はこれまで極端な投資を何年もしてきたので、いつの間にか資産が膨らんだ。
その結果がこうなる。
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投資で膨らむ年間1500万円というお金。これは有料記事を500円で販売したとして、1500万円÷500円=3万記事となる。たぶん3万記事販売できるクリエイターはnoteユーザーの0.1%レベルではないだろうか?
ちなみに私がお世話になっている投資家の大先輩は2024年1年間で5000万円増えたと記事に書かれていた。5000万円÷500円=10万記事だ。noteの世界で考えると神と呼んでもいいレベルになる。
※少しとがった記事でご迷惑おかけすると申し訳ないので、お名前出すのはやめますね!(笑)
果たしてnoteで時給100円で頑張るのと、サラリーマンを続けながらコツコツ投資を頑張るのとどっちが楽だろうか?
有料記事を見ていると売れている人は本当に少なそうだ。これは私も同じで時給100円レベルなのだ。それにnoteで0から稼ぐには先輩クリエイターさんたちとは異なる価値を提供しなければならないので、完全なレッドオーシャンだ。
レッドオーシャンとは、競合が市場内に多数存在し、競争が激しい既存市場を指します。レッドオーシャンの市場には、新規参入の企業も多く存在し、激化する価格競争や機能面での競争を多数の企業が血を流し合っている状態が常となります。
noteを収益化させたいというのは、たいてい不労所得を得たいとか、副業で稼ぎたいという気持ちがあると思う。私もそうだった。でも視野を広げると別に稼ぐ場所はnoteだけではないのだ。
そしてnoteだけで稼ごうとするとこれはしんどくなる。そこには焦りが生じるし、他の売れているクリエイターさんと比較して落ち込んでしまう。この対策としては柱を1本増やせばいい。
あなたがサラリーマンなのであれば、サラリーマンの収入の柱、投資の収入の柱、noteの収入の柱の3本準備したらいいのだ。夫婦共働きならパートナーの収入も合わせて4本だ。
柱が増えれば増えるほどあなたの家は強固になる。そして周りのことが気にならなくなる。それに投資とnoteは全く異なる。投資とは時間を投入すればするほど稼げるものではない。投資家とは「%」の世界を生きる人だ。
例えば年間5%お金が増える投資をしたら、1万円投資している人は1万500円になるし、100万円投資している人は105万円、1億円投資している人は1億500万円になる。ただそれだけの話だ。ここには時間を切り売りする労働とは別の概念が存在している。
一方でnoteは突き詰めて考えると時間の切り売りする労働だ。2時間かけて1記事書いてそれを10本販売して5000円。ただこれはあなたが超優秀なクリエイターでファンがどんどん増える人であれば話が変わってくる。
メンバーシップなどを利用して1000人から300円ずつ集めたら、それだけで毎月30万円になる。ただレッドオーシャンであり茨の道だ。
焦らずゆる~く歩く
私はnoteで稼ぐなんて非効率だからやめた方がいい!と言いたいのではない。茨の道と認識したうえでゆるく続ける方法を模索したらいいんじゃない?と思っている。
実際にnoteで月数万円の収入が入った時は、給料や投資でお金が増えることとは全く別の喜びが存在する。
最初からnoteで稼ごうとすると絶対に心が折れる。有料記事を販売して1本も売れませんでした…だと自己肯定感が爆下がりする。
なぜそんなことが起きるかというとタイミングを間違えているだけなのだ。「まだ」あなたの記事にお金を払ってもいいと思ってくれる人がいないだけの話だ。ここで重要なのは「まだ」という視点で、これから頑張って「まだ」を取り去ればいい。
ただそれは焦ると上手くいかないし、なぜ焦るかというとnoteで稼がなければならないという強迫観念があるからだ。理想としてはnoteで稼げなくても給料もあるし投資の利益もあるからまあいっか!ぐらいがちょうどいい。
もちろん背水の陣で自分を追い込んで結果を出す人もいると思う。ただ私は自分が可愛くてしょうがないので、自分を苦しめることはしたくない。
余裕を持つと肩肘張らずに記事を書けるので自然な文章が仕上がる。その結果として読んでくれる人も増えるかもしれない。
少し話が脱線するが、私の理想は「ズラす」ことだ。周りと同じ土俵で戦っても絶対勝てないので、誰もいない場所で一人で好き勝手やってみて結果少し稼げた!というのが理想だ。なぜなら私は自分の無能さを誰よりも知っているから。
そして私はnoteで数十万、数百万円稼がれている、いわゆるスゴイ人たちのnoteを読まない。読んだところで背景が違い過ぎて全く参考にならないからだ。それにすごい人と自分を比較すると落ち込むのでイヤなのだ。そもそも比較する必要が無いのに、比較してしまう自分に対してもイヤな気持ちなるという二重の構造を持っている。
私にとっては完全に毒でしかない。
スゴイ人から学ぶ方がもしかしたら早く稼げるのかもしれない。しかし私はイヤな気持ちをするぐらいなら、早く稼ぐことなんかよりも自分が機嫌よくいられる状態を優先したい。
私は完全に井の中の蛙である。実際の井の中の蛙が何を考えていたかは知らないが、蛙君はおそらく毎日ご機嫌だったはずだ。
話を戻すとnoteの収益化を考えるにあたり「何が何でも収益化!」というよりは「あ、いつの間にか記事売れるようになった!」の方が気持ち的にラクなのではないか?と言いたいのだ。
ここまで読まれて私が言いたいことが分かるだろうか?
投資の有料記事買ってくださいね!(笑)
さらにもう一つ!個別相談サービスもございますよ!(笑)
少しふざけてしまったがここまで書いたことは本当に思っていて、noteで稼ぐのは難しいし時間がかかる。ただ記事が1本でも売れると本当に嬉しい。
またここまで書いてみて思うのはサラリーマンとして稼ぐ力は凄まじいということだ。年間手取り500万円の人はnoteの500円の記事1万本分を毎年稼いでいることになる。
私が100本有料記事が売れた!と喜んでいるが実際はこうだ。
あなたの方が100倍すごい(笑)
副業収入や不労所得など憧れる気持ちは分かるが、やはりフラットに考えるとサラリーマンを続けて稼いでいる人はすごいと思う。
FIREには4%ルールという年間の生活費の25倍の投資資産があれば会社辞めても大丈夫だよ!というものがあるが、手取り500万円の人の価値は単純に500万円÷4%=1億2500万円の価値と同じになる。これは1年だけだが将来価値を考えるともっとすごいことになる。
だからといって副業や投資をしなくていいというわけではないのだが、SNSの世界は普通に考えれば大したことがない情報を、キラキラ見せるのが上手い人が多い。
そしてそれは私も同じですよ!(笑)
さいごに
今回の記事はお金の尺度でnoteや投資、給与所得を測った内容となります。もちろんお金の尺度が全てではありません。
副業で売上が初めて立った時の喜び、投資で配当金が初めて入金されたときの喜びなどは全く別軸として存在します。
ただ、お金の尺度で考えれば給与所得を得ている人ってとんでもない価値を持っています。今の社会はそのすごさを軽視しているような感じがします。副業や不労所得など夢はありますが、これはお金の尺度で測れるものです。
同じお金の尺度で測ると手取り300万円とか500万円の力はやっぱりすごいよなと、仕事を辞めて改めて思う無職なのでした!
おしまい!
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