聴いてほしい曲と、使ってほしい曲の違い
こんにちは、午後も頑張りましょう(note 定型文)!ファンタジーオーケストラ系作曲家、カリメロです。
今年もよろしくお願いします🙇
さて、作曲とは縁もゆかりもない方には、何のことかさっぱりわからん!!と思われる内容ですが、これは備忘録です。
もちろん私の。退化し続ける記憶装置に、鉄槌を入れておきたいのです♪
そう、これは○○と私の、壮大な戦いの記録なのである・・・(厨二病発動)
私が曲を作る場合、大抵この2つに分かれている。
みんなに聴いてほしい、自身の渾身のオリジナル曲
どこかの誰かに使ってほしいBGM
それぞれには、たぶん作り方があるんだろうと薄々気づいていたのだけれども、この際ハッキリさせておこう。
「聴いてほしい曲」の考え方
まず「聴いてほしい曲」だけど、これはとにかく「振り切った表現」「刺さりまくる表現」「怒涛の展開」というものが絶対必要だと思う。
とにかく一瞬で聴く人を惹きつけるような、そしてその後の展開で沼らせるような。
シチュエーション上、1曲の中で限界があるのなら、アルバム全体としての「振り切った表現」が必要だと思っている。
締切はあるかもしれないが、納得いくまで時間をかけて突き詰めていくのが、表現者としての使命(たぶん)。
そこを突き抜けたものだけが、同人即売会において、聖剣「ブースの前に並ぶ長蛇の列」を手に入れることができるのだ!!(RPGな)
「使ってほしい曲」の考え方
次に「使ってほしい曲」だ。
こちらはまず「相手がいる」ことが大きな違いだ。
その相手は「自身の表現を手助けするための音楽が欲しい」と思っているはず。
そう、相手の機嫌を損ねることは許されないのだ(大袈裟)
そこまでいかなくても、相手の作品を引き立たせる、しぶい役に徹することが必要だ(BGMです)。
そのためには「尖りすぎない表現」「展開が激しすぎない」ことが必要となる。
つまり「人様の作品を暴力的に壊すな」ということ。
例えば自分が、Audiostockなどのストックサービスで不特定多数のBGMからチョイスする場合を考えたらいい。
自分の作った「ペットが可愛らしく遊んでいる動画」にBGMつけるとき。
まさかとは思うけど、可愛らしく始まった数小節後に怒涛のロック調となる曲は選ばないと思う。ぶっ飛んだペット(なに?)なら知らんけど。
ということで「1曲1表現」を心がけると選ばれやすくなるのでは?と推測してみた。
もちろん、舞台などで場面が激変する時などは、その限りではないだろう。
そんな場合は大抵ストックサービス使わなくて、作曲家とリアルにコミュニケーションとりながら制作するんじゃないかと思う。
そんな感じで、制作時の心構え的なこと、気に留めたほうがいいのかな。
自分はどうなんだ?
ちなみに、カリメロクラブはアルバムの曲をそのままストックサービスにアップしてたりする。
これは今作ってるシリーズものの性格上「1曲1表現」のものが非常に多いから。そして完全なエゴだけど、ラノベ古事記を布教するためだ。
もともとオーケストラ編成で、その場に静かに馴染みやすいということもあるけれど。
あと自分を鼓舞するためにも「一生懸命作った作品は必ず旅立たせる」という親心満載の愛情を、私が持ち合わせているからで・・・(以下省略)
どうでしょう?聴いてほしい曲と使ってほしい曲の違い。
たまには真面目なことでもと思って、一生懸命考えて書いてみました。
コメントなどありましたらぜひ!!
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