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わたしのNo. 1理論家①〜クランボルツ〜

はじめに

サロンメンバーのふるたです。
キャリアコンサルタントとの掛け合わせシリーズの他に、新シリーズを企画してみました。
題して、「わたしのNo. 1理論家」です。キャリア理論には、キャリアコンサルタントの試験にもよく出てくる理論家が何人もいますが、その中で自分の好きなキャリアの理論家を理由とともに発表しましょうという企画です。好評であれば、シリーズものとして継続していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

ジョン・D・クランボルツ

私の好きなキャリアの理論家はクランボルツ博士です。アメリカの教育心理学者で、スタンフォード大学の教授です。そのクランボルツ博士が提唱する理論が計画性偶発性理論(ハップンスタンス・ラーニング・セオリー)です。この理論をキャリアコンサルタントの養成講座で学んだ時、自分の考えはこれだ!と強く共感した記憶があります。計画性偶発性理論を知らない方のために、簡単に説明をします。

計画性偶発性理論

計画的偶発性理論は、上記のジョン・D・クランボルツが発表したキャリア形成理論です。クランボルツ博士の調査ではビジネスに成功した人のうち、偶然の出来事によってキャリアのターニングポイントを迎えた割合が8割にも上ることがわかりました。

そして、こちらの計画性偶発性理論を実践するためには5つのスキルが必要だと言われています。
好奇心(Curiosity):新しいことに興味を持ち続ける
持続性(Persistence):失敗してもあきらめずに努力する
楽観性(Optimism):何事もポジティブに考える
柔軟性(Flexibility):こだわりすぎずに柔軟な姿勢をとる
冒険心(Risk Taking):結果がわからなくても挑戦する

好きな理由

計画性偶発性理論が好きな理由は、自分の人生がまさに偶然の出来事によってキャリア形成をしていると感じるからです。子供の頃は、プロ野球選手・弁護士・パイロットなど格好いい職業に憧れていました。高校生になると、地元の大学を卒業して公務員になろうかな、ぐらいの感覚でした。
そんな私は、現在、地域金融機関に勤務しておりますが、子供の頃は全く想像していなかった職業です。
そして、今の組織に入社した頃は、融資係を経て、支店長になるんだろうなと漠然と思っていました。
しかし、今の仕事はDX推進に関する仕事です。全然違うんです。でも、充実した毎日を送っています。
もしかしたら、上記の5つのスキルを実践してきたからかもしれません。

5つのスキルの実践


ここからは5つのスキルについて、普段感じていることを書いていきます。クランボルツ博士が本来、意図していないことも含まれるかもしれませんが、ご了承ください。



①好奇心
知らないことやわからないことがあっても、嫌だな、面倒だなと思わず、それってどういうことなんだろうか、面白そうだなと感じるようにしています。目の前に起きている事実に対して、いいも悪いもないのですが、とかく人は目の前の感情に振り回されがちです。なので、好奇心を持って日々を過ごす方が人生の満足度が上がるような気がします。



②持続性 
①の好奇心と矛盾するかもしれませんが、好奇心を持って色々と接すると、目移りが発生して持続性が疎かになることがあります。なので、自分の軸となること、これだけは譲れないといった分野は持続性を大切に取り組むことを意識しています。こういったブログを書くということも持続的に取り組んでいることの一つです。


③楽観性
嫌なことは一晩寝たら忘れるタイプです。性格の問題かもしれませんが、これも訓練ではないでしょうか。なんとかなるさと思えれば、大抵のことはなんとかなると思いませんか。悲観的に物事を捉えるよりも、楽観性を持って生きた方が、ストレスが少なく生きられるのではないかと思います。



④柔軟性
他人が話すこと、提案したことなどは否定せずに、まずは受け入れることを心がけています。そうすると、別の新しい方法が発見できたり、自分の気付かなかったことがわかったりすることもあります。正解がはっきりせず、変化の激しい現代は、柔軟性のある思考が大切だなと実感します。



⑤冒険心
デジタルやITの世界は、まさに冒険心が大切だなと感じます。メタバースの世界や、最近流行っているchatGPTなどは、言葉で説明するよりもまずは経験してみることが大切ですよね。よくわからないから、何もしないのではなくて、よくわからないけれどやってみようという冒険心が大切ですね。

最後に

いかがだったでしょうか。7つの習慣ではないですが、この5つのスキルを意識しながら生きていくと、よりよく生きるイメージが湧いてきませんか。
BUCAの時代と言われる現代を生きていくにあたり、今回紹介したことが少しでも皆さんの参考になれば幸いです。またどこかでお会いしましょう。

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