理学療法士から普通の会社員に転職して半年が経ちました
理学療法士から普通の会社員に転職して半年が経過した。ひとまず今のところの雑感を。
そもそも今は何の仕事をしているのか
昨年の12月に理学療法士を退職し、2月からは派遣社員で某ケータイショプの店員をやっています。派遣社員をやりながら、派遣元の人材会社にて、webマーケやリクルートの勉強をしています。
本業は以上の通りで、大学の頃から続けているブログアフィリエイトも本業の半分くらいの収益で運用中。
ちなみに転職の経緯はやや面倒な事情なのでこちらから
新卒で入職した理学療法士を9ヶ月で辞めることにしました。そしてほんの少しの間、旅に出ます。
理学療法士から会社員に転職して感じたギャップ
理学療法士から会社員に転職して、感じた一番のギャップは、「定量的、客観的な根拠」を拠り所にすることがないということ。
理学療法は、医療の土台を支える立場のため、体調の安定しない人間を預かることが多い。命を預かることが多い仕事だ。
下手をすると他人の命を奪いかねないため、身体について、より客観的で定量的、統計学や医学的に根拠のとれた情報を集める必要がある。
「ありがとう」の声をかけ続けていたらガンが治った、みたいな情報ばかり集めていると全力で怒られる正解だ。
「なんとなく」で進めていくことが許されない社会。
それと比べて会社員は、仕事に関わる最低限の知識はマニュアル化されているものの、仕事の成果に関わる知識は「なんとなく」が占めている割合が多い。
これに関しても、僕自身の主観であり、客観的なものではない。
自身の経験則や他人の経験則に基づいたものが多く、数値的な証明がされてないことがあまりにも多いと感じた。逆に、その「なんとなく」を数値で客観的に示すことができれば、存在感を増すことができるのではないかと感じた。
理学療法士から転職して良かったかはまだわからない
理学療法士という、今の時代においては抜群の安定感を誇る職業を抜け出した僕には、当然ながら非難まではいかなくとも勿体ないという声を多くいただいた。
理学療法士は、資格を取るまでに3年ないし4年を専門学校もしくは大学に通い、合計で半年ほどの実習を経て、筆記の国家試験に合格してようやく獲得できる資格だ。
勿体ないにも程がある。
理学療法以外に何の専門性もない23歳の若者を拾ってくれる企業は少ない。今は人材派遣の会社にて、派遣先で生活費を稼ぎながら、休みの日にwebマーケやリクルートのトレーニングをしている。
雇用形態は派遣社員なので、前職より年収は下がった。ただ、年収は下がった代わりに、学生の頃から仕込んでいたブログの調子が上がってきており、ブログを合わせると前職の年収に匹敵する金額は稼げている。
ただ、抜群の安定感を誇っていた理学療法士とは違い、今はとても脆い。何かトラブルがあれば収入が激減することもありえる。
成果報酬がなかった頃と比べて、やればやる分だけ貰える金額が増える今の方が格段に楽しい。
これからどう影響してくるかはまだわからないが、今回の選択は自分にとって現状ではプラスに作用している。
今の道を選んでよかったと、5年後、10年後も胸を張って言えるように頑張っていきたい。
理学療法士だった僕ができること
経験年数、と語れるほど働いていなくとも、4年間は理学療法のことを勉強してきた身として、自分ができることを考えてみた。
理学療法では、疾患の進行具合を図ったり、治療の進捗具合を図る指標が多数存在する。それはもう、うんざりするほど存在する。
同じことを、一般のビジネスにあてはめればどうなるのかについて、いまとてつもない興味を惹かれている。
いまは人材サービスの会社にいるが、実際に就労まで結びつく人材の傾向や、そもそも関係が続きやすいのかどうかの傾向など、今まで経験則に頼り切りだった部分を定量的に評価したらどうなるのか。
大学の頃から続けてきた、ブログ運営で培った少々のwebマーケティングのスキルとかけ合わせて、何か会社にとって有益な評価指標を作れたらいいなという現時点での願望です。
今月はいろいろ動いていきます。乞うご期待!
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