医療用ヘアウィッグへのヘアドネーション
こんにちは。carewill Wednesday 広報担当です。今日は私が約1年前に体験した、ヘアドネーションについて。
最近有名な方がヘアドネされるようになり、ヘアドネーションが身近に、気軽にできるようになったように思います。以前は知る人ぞ知る、みたいな印象があり、広報の職業病としてはもっと広く知ってほしい、たくさんのひとに協力してほしいと、身近な人々に勝手にヘアドネ啓蒙キャンペーンを実施してきました。
そんな私も、子どもを2人産み(出産後ってめちゃくちゃ抜け毛が増えますよね。おでこの生え際がどうしてもピンピンピンー!!!って立ち上がってしまう・・・)、諸事情で下の子は生後2週間ほどNICUに入っていたので、産後のボロボロな体で上の子の育児をしながら、下の子のお見舞いに通う中で(骨盤砕けるかと思った)、さまざまな病気や症状を持って生まれてきたベビーに出会いました。お子さんが入院していても、介護や他のお子さんの育児、仕事などで、保護者の方も病棟にずっと付き添っていたり、頻繁にお見舞いに行くことが難しいご家族もお見かけしました。下の子は幸い、検査の結果、日常生活を自宅で送ってよい状態になり退院できましたが、退院後もずっと、私も幼少期病院で育ったといっても過言ではないためなのか、小さい体で病と戦ったり、薬の副作用とも戦っている子どもたちのために何かお役にたてることはないのだろうかと考えていました。(考えているだけで、自分の育児と仕事でいっぱいいっぱいで今に至ります・・・)
そんな、日々悶々としている私が昨年、へアドネに挑戦。このために、31cm以上髪が束で取れる長さまで髪を伸ばす必要があり、また、傷んだ髪をお渡しするわけにはいかないので、3年ほどでしょうか・・・2016年の春にばっさりベリーショートにして以降、ずっと伸ばし、育て続けた髪の毛を(ずっと同じ美容師さんに、ヘアドネしたいから切らないで、と言い続け、一緒にメンテナンスしてもらっていた)、緊急事態宣言明けに満を辞してカットし、ヘアドネーションを行っている団体にお送りしました。
団体は複数あるので、それぞれの方針がありますが、私が送ったのは、脱毛症や無毛症、乏毛症などの疾病や外傷、または小児ガンなどの治療に伴う薬の副作用によって頭髪に悩みを抱えている子どもたちのために医療用ウイッグを作っている団体でした。ちなみに31cm以下の長さでも、15cm以上あれば受け付けてもらえますが、長さが足りないため、カットマネキンの素材や、シャンプーなどの開発に使う素材としてその団体から販売され、売上をウイッグ制作に使ってもらう、という貢献ができますので、15cm以上提供できる髪の長さがある方はぜひ。
ちなみに、知り合いで、髪をアップにする必要のあるイベント間近にヘアドネーションをして、肩まで髪の長さを残してください、とお願いしたのにおかっぱになった!という話もありますので、くれぐれも、タイミングは計画的に。