春の訪れを感じたい。ほっこりできる1冊
こんにちは、保育・幼児教育・障害に関する書籍を担当している編集Hです。立て続けの投稿です。
日の出も早くなったこの季節。暖かくなったかな、と思ったら、翌日は寒かったりと、春が来ているのかどうか微妙ですね。そこで、ほっこりできる1冊をご紹介します。春の訪れを感じたい方、必読です。
保育者のための子育て支援ガイドブック
――専門性を活かした保護者へのサポート
最近は『やりすぎ教育』(ポプラ新書)などの著書で話題の武田信子さんの「子育て支援」本です。『社会で子どもを育てる』(平凡社)など、地域の子育て支援について情報発信を続けたきた著者が語る、保育所などの保育者への指南書。
平成29年の保育所保育指針等の改正を読み解きながら、求められる子育て支援について考えるには最適な1冊です。
ほっこりポイント
〇現実的な保護者対応の提案
〇保育者に期待する著者の温かいまなざし
命あるがままに
――医療的ケアの必要な子どもと家族の物語
続いては、最近耳にすることの多い「医療的ケア児」に関する読みものです。
医療的ケア児とは、人工呼吸器や経管栄養を必要とする子どもの総称ですが、現在約2万人ほどいるといわれ、保育所や学校での受け入れが課題となっています。保育者や教員の立場からすると「大変そう」という気持ちが先に立ちがちですが、本書に登場する6名の医療的ケアを必要とする子どもたちの物語は、読む人の心に温かい灯を照らします。
ほっこりポイント
〇著者の野辺明子さんの丁寧な取材
〇制度設計など俯瞰的な視点からの提言