成人看護学実習の不安を解消!『成人看護学実習ハンドブック』
成人看護学実習を通して、学生は多職種との連携・協働、地域における多様な療養の場の理解、対象者の意思決定支援の重要性などを学ぶなど幅広い経験をします。
そのため、実習に配分される時間は小児看護などの他の実習よりも長い学校が多く、看護師になるための大きな関門の一つといえるでしょう。
そのような実習を前に、はじめて行く実習施設で、実習指導者や患者さんと関係を築きながら、患者さんに合った看護について考えて実践していけるのか、不安を感じる学生も少なくありません。
そこで、本書は実習前から実習後までのポイントを解説し、実習を実りあるものにするために役立つ1冊となっています。
本書の内容
本書は大きく3部で構成されています。
第1部では、成人看護学実習のねらいから、成人期にある対象の特徴、急性期・慢性期の実習で学んでほしいこと、多職種連携、そして、成人看護学実習を安全に行うために、といった実習前の準備に役立てられるような内容が書かれています。
第2部では、実習前、実習中、実習後の3つに分けて、学生の疑問をQA形式で解説しています。
報告のしかたや行動計画の書き方、患者さんとの関係づくり、学生カンファレンスなど、気になる項目からページを開いてみてください。
第3部では、実習指導者や専門看護師、認定看護師の方から、実習前の学生の背中を押してくれるようなメッセージを掲載しています。
本書は看護学生のほかに、教員や実習指導者にも活用いただけます!