金融用語: 「円の実効レートとは?」
今回は「円の実効レートとは?」についてみていきましょう。
円の実効レート?
今回は「円の実効レート」という単語があるということだけご理解ください。
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円の実効レートとは?
円の実効レートは、特定の通貨との比較だけではとらえられない相対的な日本円の実力を示す指数です。具体的には、以下の2つの指標があります:
円名目実効為替レート:
貿易相手国や地域の通貨との間の為替レートを、貿易額などで加重平均して算出した指数です。
上昇すれば円高で、輸出にとっては不利です。逆に低下すれば円安で、輸出にとっては有利です。
円実質実効為替レート:
名目実効為替レートからインフレによる通貨価値の変動を差し引いて算出したものです。
円の実質的な購買力を示します。
最新の円実効レート
日本円の実質実効為替レートは、2021年11月時点で67.79ポイントとなっています。
この数値は、直近で2015年6月にも記録された水準であり、おおよそ1972年のレベルに相当します。
ま、円安になるのも当然ですね~
円の実効レートは、日本の輸出競争力や経済の健全性を示す重要な指標です。
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