用語集: 「隔世遺伝」 <- 両親と子供の髪の毛、目の色、肌の色が違うケース
今回は「隔世遺伝」について見ていきましょう。
両親が純正日本人でも髪の毛、目の色、肌の色が違うケースがあります。 それで、離婚訴訟になることもあるようなので、記事にします。
こちら、オシドリ夫婦なはずなのに生まれてきた子供が肌が白く、目が青いケース、旦那が逆上で奥さんを攻めるも浮気のをしていないケースで大問題に発展。
今どきはDNA検査で決着、実は旦那が「本物の父親」であることが証明されとりあえず、夫婦継続になったお話です。
これは、実はありえます。
というのは、今回の場合、あとで分かったのは奥さんの先祖の片方が実は欧州人だったケースです。
その場合「隔世遺伝」により今回のようなケースが生まれます。
実際、私の知り合いにも昔数人そんな方がいました。 おじいさんが欧州系で本人たちが隔世遺伝、メラニン色素が少なく日本の日差しの強い夏などは外をあるくのも大変といっていました(特に目が青い系統だと、光に弱くサングラスをかけてやっと外に出られるレベル、肌が白すぎだとこれまた夏は赤くなり(日焼けというよりやけど状態になり、メラニンが少ないとどうしてもこうなります)大変という方が何人かいました)。
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「隔世遺伝」: 祖父母やさらにその前の世代に見られた特徴が、両親には現れず、子どもに現れる遺伝現象のことです。つまり、遺伝形質が世代を飛び越えて現れるように見える現象ですね。
なぜ隔世遺伝が起こるのか?
隔世遺伝が起こる理由は、遺伝子の働きに深く関わっています。
劣性遺伝子: 遺伝子には優性遺伝子と劣性遺伝子があり、劣性遺伝子は優性遺伝子とペアになるとその形質が現れにくくなります。祖父母が持っていた劣性遺伝子が、両親では隠れていても、子どもに受け継がれ、他の劣性遺伝子とペアになることで形質が現れることがあります。
多遺伝子形質: 身長や体質など、多くの遺伝子が関わる形質は、多遺伝子形質と呼ばれます。多遺伝子形質は、環境要因も大きく影響するため、祖父母の遺伝子が複雑に組み合わさり、子どもに現れることがあります。
X染色体上の遺伝子: 女性は2つのX染色体を持っていますが、男性はX染色体とY染色体を持っています。X染色体上の遺伝子は、男性に受け継がれると、必ず発現するため、隔世遺伝が起こりやすくなります。
隔世遺伝の例
外見: 目の色、髪の毛の色、顔の形など
体質: アレルギー、病気にかかりやすい体質など
性格: 穏やかな性格、活発な性格など
隔世遺伝に関する誤解
すべての特徴が隔世遺伝で説明できるわけではない: 環境要因や、まだ解明されていない遺伝子の働きも、形質に影響を与えます。
隔世遺伝は珍しい現象ではない: 遺伝子の組み合わせは無限にあり、隔世遺伝は自然な現象の一つです。
まとめ
隔世遺伝は、遺伝の複雑さを示す興味深い現象です。祖父母やさらにその前の世代の特徴が、子どもに現れることがあるのは、遺伝子の組み合わせ方によって様々な可能性があるからです。
昔なら知識もなくDNA鑑定もないので、離婚になっていたかもしれませんね。
参考ですが、他民族の米国ではこんなことはしょっちゅう起きます。 両親が白人なのに子供がアフリカ系やその逆など。
有名どころでは、昔一斉を風靡した米国の歌手 マライア・キャリーさんの父親はアフリカ系なのに本人はブロンドで肌が白く、親子の人種が違うためかなりいじめられたそうです。 彼女の場合母親は欧州系とのこと。
実際、顔の特徴は確かにアフリカ系ですが...
YOUTUBE検索キー: マライア・キャリー
ぱっと見、アフリカ系には見えませんね~
国際結婚が増えてくると、今後日本でも今回の物語のようなケースも増えると思われます。