健康: 「敗血症」
今回は「敗血症」について見ていきましょう。
当方医者ではないので、詳しい説明はできませんが、周りに「敗血症」を聞いたこともない方が多く、とりあえず単語のご紹介です。
これをこじらすととんでもない体のダメージになります。
油断をしないほうがいいです。
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「敗血症」: 細菌などの病原体が体内に侵入し、感染症を引き起こすことで、全身に激しい炎症反応が起こり、臓器不全などを引き起こす命に関わる重篤な状態です。
敗血症になる原因
感染源: 細菌、ウイルス、真菌などが原因となります。
肺炎、尿路感染症、腹腔内感染症、皮膚軟部組織感染症などが代表的な感染源です。
手術後の感染や、カテーテルなどの医療器具を介した感染も起こりえます。
免疫力の低下: 糖尿病、がん、高齢者、免疫抑制剤の使用など、免疫力が低下している状態では、感染しやすくなります。
敗血症の症状
敗血症の症状は、感染部位や個人の状態によって様々ですが、一般的には以下の症状が見られます。
高熱: 38℃以上の高熱が続く
寒気: 悪寒がする
心拍数の上昇: 心臓が速く打つ
呼吸数の増加: 呼吸が速くなる
血圧の低下: 血圧が低い
意識混濁: 意識がもうろうとする
臓器不全: 肺、腎臓、肝臓などの臓器がうまく働かなくなる
敗血症の進行
敗血症は急速に進行し、重症化すると敗血症性ショックを引き起こす可能性があります。敗血症性ショックは、血圧が著しく低下し、全身の臓器が酸素不足に陥る非常に危険な状態です。
敗血症の診断
血液検査: 白血球数、CRP(C反応性蛋白)などの炎症反応の指標を調べます。
培養検査: 血液、尿、喀痰などの検体を採取し、病原体を特定します。
画像検査: 胸部X線、CT、MRIなどを行い、感染巣を特定します。
敗血症の治療
敗血症の治療は、原因となる病原体を特定し、抗菌薬などの適切な薬剤を投与することが基本です。また、血圧を維持するための輸液療法、呼吸を補助するための人工呼吸器など、症状に合わせて様々な治療が行われます。
予防
感染予防: 手洗い、うがいを徹底し、感染源となる場所を避けることが重要です。
基礎疾患の管理: 糖尿病、がんなどの基礎疾患をしっかり管理することで、免疫力を維持し、感染を防ぐことができます。
まとめ
敗血症は、早期に適切な治療を行わないと、死に至ることもある非常に危険な病気です。高熱や寒気などの症状が出現した場合は、すぐに医療機関を受診することが大切です。