用語集: 「買物難民」
今回は「買物難民」について見て行きましょう。
「買い物難民」: 食料品や日用品などの買い物が困難になった人々を指します。高齢者や障害者、車を持たない方、公共交通機関の便が悪い地域に住んでいる方などが、買い物難民になりやすいと言われています。
近年、日本社会の高齢化や地方の過疎化が進展する中で、買い物難民の問題が深刻化しています。
買物難民の原因
買い物難民となる原因は、主に以下の3つが挙げられます。
商業施設の減少: 少子高齢化やモータリゼーションの影響で、商店街やスーパーマーケットなどの商業施設が減少しています。
交通手段の不便: 公共交通機関の便が悪い地域では、買い物に行くのに時間がかかったり、車がないと買い物に行けなかったりするなどの問題があります。
体力・経済力の低下: 高齢者や障害者など、体力や経済力が低下している方は、重い荷物を持って買い物に行くことが困難な場合があります。
買物難民への対策
買い物難民の問題を解決するためには、様々な対策が必要です。具体的には、以下のことが挙げられます。
移動販売車の導入: 移動販売車を利用することで、買い物に行きにくい地域に住む人でも、自宅近くで買い物できるようになります。
オンラインショッピングの普及: オンラインショッピングを利用することで、買い物に行かなくても自宅で買い物できるようになります。
地域住民による助け合い: 地域住民同士が協力して、買い物や家事などの助け合いを行う取り組みが広がっています。
行政による支援: 行政では、高齢者や障害者向けの買い物支援サービスを提供しているところがあります。
買い物難民の現状と今後
総務省の調査によると、2020年時点で約460万人が買い物に困難を感じているという結果が出ています。これは、全国の約7人に1人が買い物難民であることを意味します。
今後も日本社会の高齢化や地方の過疎化が進展することが予想されるため、買い物難民の問題はさらに深刻化することが懸念されています。
政府や自治体、民間事業者などが協力して、買い物難民対策に取り組んでいくことが重要です。
と言いたい所ですが、都市部はそれでも何とかなるものの、地方は大変です。 行ってみると分かりますが、人口が減少しすぎでスカスカで、そもそも店も少ないためです。