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金融用語:  「順張りと逆張り」

今回は「順張りと逆張り」について見ていきましょう。

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金融における順張り・逆張りについて

金融市場において、投資を行う際に用いられる戦略として、「順張り」と「逆張り」という考え方があります。それぞれの特徴やメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。

順張りとは?

市場のトレンドに乗って投資を行う戦略です。

  • 特徴:

    • 価格が上昇している銘柄を買い、下落している銘柄を売るというシンプルな手法です。

    • トレンドが続いている限り、利益を得やすい可能性があります。

  • メリット:

    • 直感的に分かりやすく、初心者でも取り組みやすい。

    • トレンドが強い相場では、短期間で大きな利益を得る可能性がある。

  • デメリット:

    • トレンド転換のタイミングを掴めないと、大きな損失に繋がる可能性がある。

    • 相場がレンジ相場(上下に大きく変動しない相場)の場合、有効な戦略とは言えない。

逆張りとは?

市場のトレンドに逆らい、割安な銘柄を買い、高騰している銘柄を売る戦略です。

  • 特徴:

    • 市場参加者の心理に反して投資を行うため、高いリスクとリターンが伴います。

    • 一般的に、市場が過熱気味な時に売却し、過小評価されている銘柄を購入します。

  • メリット:

    • 市場が過熱気味な時に売却することで、大きな損失を防ぐことができる可能性がある。

    • 割安な銘柄を購入することで、将来的な値上がり益が期待できる。

  • デメリット:

    • 市場心理に逆らうため、大きな損失が出る可能性が高い。

    • 正確な市場分析能力が必要となる。

どちらを選ぶべきか?

どちらの戦略が自分に合っているかは、投資スタイルやリスク許容度によって異なります。

  • 順張り: 短期的な取引で利益を得たい、リスクをあまり負いたくないという方には、順張りがおすすめです。

  • 逆張り: 長期的な視点で投資を行い、高いリターンを狙いたいという方には、逆張りがおすすめです。

注意点

  • どちらの戦略も絶対ではありません: 市場は常に変化しており、過去のデータが将来の予測に必ずしも当てはまるとは限りません。

  • リスク管理が重要: どんな戦略を選ぶにしても、損失を最小限に抑えるためのリスク管理は不可欠です。

  • 多様な情報収集: ニュース、経済指標、企業の業績など、様々な情報を収集し、総合的に判断することが重要です。

まとめ

順張り・逆張り、どちらの戦略を選ぶにしても、自身の投資スタイルやリスク許容度をしっかりと把握し、長期的な視点を持つことが大切です。また、情報収集を怠らず、リスク管理を徹底することで、より安全な投資を行うことができます。

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