金融用語:「ビッグマック指数」 <- 為替市場 v 現実の通貨力を見る
今回は「ビッグマック指数」について軽く見ていきましょう。
これを見ると、現実と為替相場の価格のギャップがわかるかもしれません。
「ビッグマック指数」で見ると、1USD=162YENぐらいというのは、異常に安すぎだったのではないかという感じを受けます。
下記にデータを見ることができるリンクを貼っておきましたのでごらんください。 JAPANが実力以上に下すぎ...
_*_*_
「ビッグマック指数」: マクドナルドのビッグマック1個の価格を各国の通貨で比較することで、それぞれの国の通貨価値や生活水準を推測する指標です。
イギリスの経済誌『エコノミスト』が1986年に考案し、毎年発表されています。
購買力平価という経済理論に基づいており、ビッグマックが異なる国で同じ価格であると仮定すると、為替レートはその国の通貨の購買力を反映していると考えられます。
つまり、ビッグマック指数が高い国ほど、その国の通貨価値が低く、生活水準が低いことを示唆します。
ビッグマック指数の計算方法
ビッグマック指数の計算方法は以下の通りです。
各国のビッグマックの価格を調査する。
調査対象国の通貨を米ドルに換算する。
米ドル建てのビッグマック価格を米国のビッグマック価格で割る。
例:
日本のビッグマック価格は450円
1ドルあたり130円
米国のビッグマック価格は5.72ドル
日本のビッグマック指数の計算は以下の通り。
450円 ÷ (130円/ドル) × 1ドル/5.72ドル ≈ 1.24
解釈
この結果、日本のビッグマック指数は1.24となり、米国のビッグマック価格よりも約24%高いことを意味します。
つまり、同じ商品を購入する場合、日本円で支払う方がアメリカドルで支払うよりも約24%安くなります。
注意点
ビッグマック指数はあくまでも目安であり、実際の購買力には様々な要因が影響するため、必ずしも正確な指標とは言えません。
ビッグマックは世界中のマクドナルドで販売されているわけではなく、販売している国によっても品質や原材料などが異なる可能性があります。
為替レートの変動や物価水準の変化などによって、ビッグマック指数の値は常に変化します。
ビッグマック指数の利用例
ビッグマック指数は、以下の目的で使用することができます。
各国の通貨価値や生活水準を比較する
為替レートの妥当性を判断する
海外旅行の際の予算を立てる
参考情報
ビッグマック指数公式サイト: https://www.economist.com/big-mac-index
検索キー: 【2024年1月最新】世界のビッグマック指数・ビッグマック価格ランキング
で、別会社で日本語の説明あり
その他
ビッグマック指数以外にも、様々な購買力比較指標があります。
例えば、
PPP指数: 各国のGDPを為替レートではなく、購買力で換算した指標
ハンバーガー指数: ハンバーガー1個の価格を比較した指標
ラーメン指数: ラーメン1杯の価格を比較した指標
これらの指標も、各国の通貨価値や生活水準を推測する参考情報となります。