金融用語: 「イールド」
今回は「イールド」について見ていきましょう。
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「イールド(Yield)」: 日本語では「利回り」または「収益率」と訳されます。金融商品における投資によって得られる利益の割合を指します。具体的には、投資した金額に対して、一定期間でどれだけの利益を得られるかを表します。
イールドは、主に以下の2つの種類に分類されます。
債券利回り: 債券への投資によって得られる利回りを指します。債券の価格と満期までの期間によって計算されます。
株式利回り: 株式への投資によって得られる利回りを指します。配当金と株価の値上がり益を考慮して計算されます。
イールドは、投資判断において重要な指標の一つです。一般的に、イールドが高いほど、投資商品に対するリスクが高いことを意味します。これは、高い利回りを得るためには、高いリスクを負う必要があるからです。
イールドを計算するには、様々な方法があります。代表的な方法としては、以下の2つが挙げられます。
単純利回り: 投資期間中に得られる利息を、投資元本で割って算出したものです。最も基本的なイールド計算方法ですが、複利を考慮していないため、実際の利回りを正確に反映していない場合があります。
複利回り: 投資期間中に得られる利息を、元本に再投資し、その利息も得られることを考慮して算出したものです。単純利回りよりも実際の利回りをより正確に反映した指標と言えます。
イールドは、投資商品だけでなく、国債や社債などの金利商品にも適用されます。金利商品のイールドは、経済状況や金融政策の影響を受けやすく、常に変動しています。