ひとりダイバーシティを考えてみました
ひとりダイバーシティ
と呼ばれる多様性があります。
文字通り、ひとりの人間の中の多様性を意味します。
イントラパーソナル・ダイバーシティ、個人内多様性などとも呼ばれます。
この言葉だけを聞くと、とても難しいことのように聞こえますが、簡単にいうと、様々な経験を積むことで視野を広げること。
昨今、イノベーションに関連して、知の深化と知の探索が話題になることがあります。ビジネスで言うと、
両利きの経営では
知の深化
既存と既存の組み合わせでさらに強化していくこと
知の探索
新しいものを生み出していくこと
どちらもとても大切なことで、どちらかに偏るべきではなく、双方高めあっていく必要があると言われますが、経営者は、知の探索よりの考え方をする方が多いそうです。
先日、コンサルティング先と打ち合わせしていたときに、柴田さん(私)は、知の探索が得意なひとだよねと言われました。確かに新しいことを考えるのが好きだし、なんとかそれを実現しようと思うし、とても納得感がありました。
アップスキリングとリスキリングでは
知の深化と知の探索を、アップスキリングとリスキリングに少し重ねてみました。
知の深化が得意なひと
既存のスキルがベースにあって、それをスキルアップしていくアップスキリング向き
知の探索が得意なひと
新たな価値を見出すために、スキルや知識を身につけるリスキリング向き
なのかもしれません。
アップスキリングが向いているひともいれば、リスキリングが向いているひともいるのだろうと思います。
世の中全体を見渡しても、双方大切だし、必要不可欠だと思います。
人におきかえると、さらに各々のペースがあるんだろうなと思います。
ひとりの人間のなかで、知の深化と知の探索のバランスがとれているひとはとても素敵なひとだと思います。それがひとりダイバーシティでしょうか。
私もどっちかによらず、引き続き研鑽を積みたいなとあらためて気づかされました。
皆さまは知の深化派?それとも知の探索派?
それとも両利き派でしょうか?!
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。