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【学歴が高いから受かる?】5社〜10社しか出さない謎チャレンジはやめましょう
学生さんと面談をしていると、
「5社〜10社くらいだけエントリーシート出そうと思ってます」
という学生さんが非常に多いです。感覚的に、早慶以上の学生さんのうち3割程度の方がそう言っています。
数社しか受けなくていい学生は下記の3パターン
・その会社に行ってもいいと思える企業から内定をすでにもらっている方
・現役の体育会生で、部活が忙しいために3〜5社のみ受ける、行けなかった場合には留年して時間をとって受け直す
・練習で就活をしている方:起業する/すでにしている、家業を継ぐ、院に進学するなどの理由がある方
学生さん以外は、そんなチャレンジをしないことをオススメします。
理由は、10社だけ受けて必ずいけることは断言できないからです。(当たり前)
10社に限らず、9社、8社、7社、6社、5社など、10社未満しか受けない人は本当に注意してください。
なぜそんなチャレンジをする勘違いが生まれるのか
大きな理由は、「周りにいる就活強者が、数社しか受けないと言っているため」このパターンが最も多いです。
就活強者は、「3年生(修士1年)5月頃から就職活動を始め、外資のインターン、ベンチャーのインターンで成果をだし、内定をすでにいくつももらっている。そして目当ての日系企業にもインターンに行き社員から個別にフォローされている」という、早期に動いている優秀な学生を指します。
そういった就活強者は、「残り3社だけ受ける!」という強気の就活をしています。
そのような学生が周りにいると、「なんだ就活楽じゃん!」と思う勘違いをしてしまう学生が生まれてしまうのです。特に上位校の学生であればあるほど、そういった傾向があります。
実際私の周りでも、某テレビ局や、広告代理店から内定をもらっており、残りは商社2社だけ受けますという学生がいます。
また、財閥商社の内定者の学生も、3月中にベンチャーから1社内定をもらっており、そこに行くのもいいと思いながら財閥商社、デベロッパーなどを受けたという学生も多いです。
まだ内定をもらっていない学生は、4月から合計30社程度は受けよう
メリットは2つ、
・4月から面接を経験することで、面接に慣れることができる
・受ける途中で内定をもらうことができれば、受ける会社を絞ることができる
です。
三菱商事、三井物産、住友商事、伊藤忠商事など、周りの学生のうち6割程度が遅くとも5月頭には商社以外の会社から内定をもらっていました。
一方で、東大、京大、早慶の体育会生で、総合商社、デベロッパーを全て受けたもののどこからも内定をもらえなかったという学生も多くいます。
準備をする時間が足りなかったり、社会人と面接をする機会が少なかったために、希望している企業には行けない事が多々あるのです。
就活強者に惑わされず、本選考面接前に内定をもらっていない学生さんは、自分の過去の経験から、行きたい業界、活躍できる業界はどこなのかを考えて、当てはまる企業30社程度は応募する事をおすすめします。