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入社後の「こんなはずじゃなかった」をなくしたい。株式会社Mill Career設立の想い。#1

株式会社Mill CareerのWebメディアとして4月から始動したキャリスタマガジン。
初めての投稿は自己紹介の意味も込めて代表の菅原に起業のきっかけや現在の活動内容、今後の展望を語ってもらいました。
就活を控えた学生や企業の新卒採用担当者の方、また日本の就活に違和感を感じている方はぜひ一度ご覧ください!
※全2回の記事の第1回です。


人物紹介

今日話してくれる人 Mill Career 代表取締役 菅原 孝義(すがわら たかよし)

<プロフィール>
福岡県出身 
キャリアコンサルタント(国家資格)

3歳から20年間、水泳に人生を捧げる。
広告代理店に新卒入社後、同僚の鬱病、先輩の過労死など、入社後の「こんなはずじゃなかった」を目の当たりにする。
それらの経験を経て学生の「働くこと」への向き合い方を変えるため人材会社への転職後に株式会社Mill Careerを設立。

インタビュアー Mill Career 学生インターン 郭 秀嘉(かく よしか)

<プロフィール>
九州大学経済学部新4年
競技チアリーディング部所属(今は現役引退)
地方でのほほんと中高時代を過ごすも、浪人中にひょんなことからキャリア・新卒就活の重要性に気づき、衝撃を受ける。
大学に入学し、自身のキャリア観をブラッシュアップできないかと悩んでいたところで、Mill Careerと出会う。あれやこれやあり、いつの間にか長期インターン生になっていた。


1.Mill Careerって何をしている会社?

Mill Careerの活動内容

郭:本日はどうぞよろしくお願いします!

菅原:よろしく!

郭:今回はキャリスタマガジンの初投稿記事ということでまずはMill Careerの設立の経緯や活動内容について聞いていきたいと思います。
インターンである私が聞くのもなんですが、、、Mill Careerってどんな会社なんですか?(笑)

菅原:一言で言うと、体育会学生に向けた自己分析や就職活動の支援を行っている会社だね。
具体的には大学の体育会学生、つまり部活動に所属している大学生に向けて自己分析のやり方やその人に合った企業の選び方を毎月ウェビナー(オンラインで行うセミナー)形式で教えているよ。

ウェビナーの受講風景

就活塾との違い

郭:いわゆる、就活塾のような感じですか?

菅原:就活塾というと、学生からお金をもらってESの添削だったり、面接練習とかを提供する会社が多いけれど、Mill Careerはそういう就活塾とは大きく2つの点で違うかな。

1つ目は学生からお金は取らない。つまり、登録している部活動の学生は無料でMill Careerのセミナーを受講できること。

2つ目は個人じゃなくて部活動単位で登録すること。これは、自分一人だと自己分析を深めたり、モチベーションを維持したりするのは難しいので、部活動の仲間と取り組んでもらうようにしているよ。就活のやる気が出ない気持ちは自分も痛いほど分かるので、取り組むハードルを少しでも下げられればと。

なぜ学生は無料で受講できる?

郭:そうなんですね!私も元々セミナーを受講していた一人ではあるんですが、無料で受けられるのはすごいなと思ってました。でも、どうして学生は無料なんですか?

菅原:仕組みとしては、Mill Careerは企業からの協賛金で運営しているんだよね。毎回のセミナーでゲスト企業を呼んでいるけど、その企業から協賛費用を頂くことで成り立っていて、だから学生は基本的に無料で就活に関するセミナーを受講することができる。

郭:なるほど。会社を立ち上げるときに学生から受講料を取ることは考えなかったんですか?

菅原:正直考えてなかったかな。やっぱり就活に取り組むハードルを下げてもらいたくて。自分も大学で水泳をやっていたから分かるけど、体育会学生ってただでさえ忙しくて正直就活より部活の優先度のほうが高いでしょ?
そんな中でお金を払ってまで就活に取り組むのはあまりにもハードルが高いなと思ってこういう仕組みにしてる。

郭:就活へのハードルを下げるためにいろいろ考えられてるんですね・・!

菅原:就活は大事なことだけど、みんな進んでやりたくはないからね(笑)

2.入社後の「こんなはずじゃなかった」をなくす

辛そうに仕事に向かう社会人への違和感

郭:次にMill Careerを立ち上げた経緯について聞きたいんですが、最初に起業しようと思ったのは何がきっかけだったんですか?

菅原:起業のきっかけは毎日惰性で辛そうに働いている人や入社後のギャップで苦しんでいる人をどうにかしたいと思ったことだね。一番最初にそれを感じたのは大学生時代に渋谷駅で駅員のアルバイトをしていた頃。自分が学生だったこともあって、毎日満員電車に乗って暗い表情で通勤する社会人になんとなく違和感を持ってた。自分で選んだ仕事のはずなのに、辛そうに仕事に向かう人が多いなと。

郭:確かに、社会人って大変そうだなと思うことはあります。

電通事件と同期の退職

菅原:それから大学を卒業して広告代理店である電通に入社をしたわけだけど、広告代理店はテレビCM制作とかクリエイティブの華やかなイメージからはかけ離れた泥臭い仕事も実際は多くて、そのギャップに苦しむ人が周りに多かったんだよね。
特に衝撃だったのは今でも有名な高橋まつりさんが亡くなってしまった事件と仲が良かった体育会出身の同期が入社して3ヶ月でうつ病で退職してしまったこと。
自分から選んだ仕事・企業のはずなのに、入社後に「こんなはずじゃなかった」と不満を感じている人が多いし、ひどい場合は病気になったり、亡くなってしまうこともある。ということにそこで気づいたんだ。

郭:そんなことがあったんですか・・・高橋まつりさんの事件は確かによく覚えてます。
(参考)https://www.sankei.com/article/20161022-NVADFKTPLNJ7ZOBUNNGTLIYMOA/

菅原:そう。そんな事が起きるのはおかしいし、悲しい。なんとか変えたいな、どうやったらこの状況を変えられるのかなと考えたときに、入社前に自分のことやその企業のことをしっかり理解できていればミスマッチは避けられるんじゃないかと思ったんだよね。

それで、入社後に「こんなはずじゃなかった」と思う人を減らして、1人でも多くの人に納得感のあるキャリアを歩んでほしい。という想いでMill Careerを立ち上げたという流れかな。

郭:菅原さん自身は広告代理店時代に辛い時期はなかったんですか?

菅原:正直つらい期間はあったよ(笑)特に入社して1,2年目は付き合いの飲みがすごく多くて、年間の休肝日が数えてみたら4日しかなかったことがある。

郭:月間ではなく、年間でお酒を飲まなかった日が4日・・・?私は耐えられそうにないです(笑)

菅原:それも昔の話だとは思うけど、広告代理店はキラキラした側面だけじゃないというのは身を持って知っているとは思う(笑)

固定観念に惑わされない就職活動をしてほしい

郭:その経験を経て学生の就職活動から変えることにしたんですね・・・変な質問かもしれませんが、菅原さんは就職活動をする学生にどうなってほしいと思いますか?

菅原:一番は固定観念や周りの意見に流されないキャリア選択をしてほしいと思う。体育会は営業だ、とか就職ランキング上位の企業、大手企業が良いとか、いろんな固定観念が就職時には存在するけど、それらに惑わされずに自分らしいキャリアを多くの人が選択できるようになってほしいと思ってる。だから、自己分析のやり方やその人にあった企業選びのポイントとかをMill Careerでのセミナーを通じて伝えているよ。

郭:本当に学生のためを思って活動されてるんですね・・・私も1人でも多くの人が満足できるキャリアを歩んでほしいと思います。

#1Mill Careerの概要と設立の経緯をご覧いただきありがとうございます!
#2企業側のメリットと今後の展望に続きます!


Mill Careerは就職後の「こんなはずじゃなかった」のない社会をつくることをミッションとして掲げ、就活や自己分析の進め方に関するセミナーを毎月行っています。

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キャリスタマガジン編集部

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