駐在妻のための時間管理術 開催レポート
世界中の駐在妻が繋がることができる部活動運営にも力を入れるCAREER MARK。そのうちのひとつであるスキルアップ部は、部員同士でアウトプットをし合い、学びや経験をシェアする部活です。
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6月24日、スキルアップ部にて、『駐在妻のための時間管理術』が開催されました。講師はスキルアップ部員の栗橋由佳さん（以下、由佳さん）。
駐在妻ならではの時間管理、とはどのようなものなのでしょうか？
講師 栗橋由佳さん ご紹介
・2020年1月よりイギリス・エジンバラ在住
・駐在帯同前は人材派遣会社に勤務
・マラソンや英語学習など、駐在帯同中の毎日を忙しく過ごされている
・CAREER MARKインターン4期生
なぜ講座開催を決めたのか？
アメリカ、ドイツ、上海、韓国など世界中から集まった参加者の皆さん。由佳さんが1人1人の名前を呼んでくださり、和やかな雰囲気で講座はスタート。由佳さんはまず、なぜ講座開催を決めたのかについて話し始めます。
滞在国での生活の中で知り合う人とはまた違う、「共通の興味」を持った人と繋がることができるコミュニティを、自分自身も盛り上げたいと語る由佳さん。さらに、帯同中は活用機会がなくなる資料作成やプレゼンテーションなどのスキル維持に、アウトプットの機会がとても大切だと続けます。
確かに、日本で仕事をしていた時には当たり前に使っていたスキル、帯同中に使わずに勘が鈍っていくのは勿体ないですよね。帯同中も、意識的にアウトプットの機会を持つことの大切さに気付かされます。
駐在妻が時間管理をするメリットとは？
「時間はたくさんあるはずなのに有意義に使えていないような気がする」と感じる駐在妻の方は多いのではないでしょうか？
ここで由佳さん、駐在妻が時間管理をするメリットについて話し始めます。
由佳さんが何点か挙げたメリットのうち、筆者が最も面白いなと思ったのが、自分の予定を把握していることでストレスが軽減され、やるべきことがしっかりとできている実感が得られる、という点。
時間管理することで精神面にも良い影響があるとは思いもしませんでした。
なるほど！時間管理って奥が深いですね。
由佳さん流 時間管理シート
いよいよ、由佳さんが時間管理に活用しているExcelシートが登場。縦軸には早朝から15分単位に区切られた時間軸が、横軸には曜日（1週間単位）が並び、細かく洗い出されたタスクがシート上に美しくはめ込まれています。見た瞬間「おお！」と声が漏れる筆者。
筆者が感じた、由佳さん流 時間管理の最大のポイントは、1日の最後に計画と実績を見て振り返りをしていることでした。
日常生活の中でも、PDCAサイクルをまわしていることに恐れ入りつつも、日々必ず振り返りを行うことこそが、由佳さん流 時間管理の成功の秘訣であると感じました。
参加者同士の交流タイム
後半30分は、質疑応答や参加者同士の交流タイムが設けられていました。
「携帯で操作しやすいお勧めの時間管理アプリケーションは？」
「年単位などの長期プランの管理はどうしている？」
「早朝時間の活用はどうしている？」
ある参加者の悩みに、また別の参加者が答えるようなかたちで大いに盛り上がり、由佳さんの講座内容に+αで、時間管理を上手に行うためのヒントをたくさん得ることができました。
講座を終えて
参加者同士で話をすると、質問や相談内容をきっかけに、他の方からアイデアが出てきたり、別の機会に繋がりそうな話が出てきたり、想像以上の化学反応？が起きるということを実感しました。同じテーマに興味がある人が集まることで生まれるうれしい効果ですね。
これは講座開催直後の由佳さんのコメントです。冒頭にも触れた、由佳さんが講座開催を決めた理由にも繋がるお話で、コミュニティやアウトプットの可能性を感じます。
筆者自身も本講座を受講してみて、時間管理方法を見直すきっかけとなったのはもちろんのこと、アウトプットの重要性を再認識し、「自分が当たり前にやっていることが、もしかしたら誰かの役に立つのかもしれない」という気付きを得ることができました。
由佳さん、素晴らしい機会を提供してくださりありがとうございました。
文：宮本美保子
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