【自己選択の積み重ねの先に「志=らしさ」がある ~(株)トイファクトリー人事・安田様~】
キャリアラボ・学生運営チームによる、
ビックバン社会人オーディエンスへのインタビュー企画 第1弾
こんにちは!
キャリアラボインターン生のかんちゃんこと酒井幹太です!
社会人の方に志やBIGBANGについてインタビューする企画の第一弾!
今回は、株式会社トイファクトリーより安田英樹さんです!
果たして安田さんの目にはBIGBANGはどのように映ったのでしょうか。
そして安田さんの持つ志とは何なのでしょうか。
株式会社トイファクトリー
人事担当
安田英樹様
https://toy-factory.jp/
―いきなりですが、BIGBANGいかがでした?
楽しかったですよ。BIGBANGのイベント自体も楽しかったですが、BIGBANGの登壇者の方とイベントを超えて繋がることができたのも楽しかったです。
―どういった経緯で繋がったんですか?
発表を聞いて‟この方ともっと話したい!”感じた登壇者の方と、偶然にもブレイクアウトルームが一緒になったんです!一度当社に遊びに来ないかと声掛けさせていただきました。そしたら本当にうちの会社に遊びに来てくれました。
―安田さん自身の志と共通する部分があったからこそ、生まれた繋がりということですか?
いえ、当社の理念の中にある言葉がその方の発表テーマにあったので、声を掛けました。
―安田さん自身が発表されるとしたらどのような志を発表されますか?
そうですね。最近「自分らしさ」ってなんだろうって考えさせられた事があり、それを聞いていただけたら嬉しいですね。
改めて思うと、「らしさ」ってその人にとってはものすごく当たり前過ぎて特段意識することが無かったり、むしろ自分に無い他の人の「らしさ」ばかりが目について「自分には何も無い」と悲観する、そんなものなんじゃないかな、と。結局、自分がありのままの自分自身を受け入れて、それが「自分らしい」と認められるようになる事が最初で、その後にようやく自分らしく振舞えるようになる。そうした積み重ねの先に自分の考えや志が見つかるんじゃないかと考えるようになりました。でも、昔はそんな風に思ってなかったこともあって…。そんなようなこと聞いていただきたいですね。
―学生がやりたいことを探す、志を持つということに対してどう思われていますか?
凄くいいことだと思います!一方で、社会がまだそれを受け入れる準備を整え切れていないとも思います。
例えば学生の方々の就活に置き換えた場合、その活動スタイルは画一的である事が多いですよね。もっと言うと、企業に入社してからの新入社員教育や初任給も画一的だと感じます。そういう画一的な環境の中で過ごすうちに、だんだんと志を持っている事が苦しくなってしまうんじゃないかと。
ただ最近すごく感じるのは、新卒に対して1000万円近い年収を提示する仕組みを導入した企業や通年で採用活動を行う事にした企業などがたびたび報道されて、横並び採用を止める動きが加速していますよね。その企業ごとに抱えている事情や目指す姿は違うのでしょうけど、共通しているのは「学生時代にどんな志を持って活動をしてきたか」をより問われるようになって、その違いが評価されるようになりつつあるなぁとの事。なので、いずれは社会全体としても画一的な新卒採用よりも一人ひとりの「志」に向き合う新卒採用になっていくのだろうなと思っていますし、こうした事が採用に限らず広がっていくのだろうなとも思っています。
―「志」に向き合う採用が増えていく今だからこそ「志を持つ」ということが大切になってくるということでしょうか?
「志を持つ」と言うと大げさな話になってしまうので、もう少し日常の行動レベルまで焦点をしぼめた時に、自分自身の選択に“自分はこうだから”という自分なりの理由を持って行動することが大切なんじゃないかなと思います。
例えばそれって、どこの大学に入るかとか、何に時間を使うかとか、どれほどそれに没頭するかとか。そういった自分の選択を自分なりの理由で出来たかを振り返ると、“あの選択は周りに流されてたな”と思う事があるんじゃないかなと思うんですよ。
自分の経験則にはなりますが、志というものは持とうとしても持てるものでは無く、自分なりの理由で選択をした事の積み重ねの先にだんだんと持てるようになるものなんだと思います。加えて、その選択をした理由が正しいか・間違っているかでは無く「その選択を自分なりの理由でしたかどうか」の方が大切なんだとも思います。
最初のうちは、志を持って頑張っている人を見て羨ましがる自分から始まって、そこから自分も自分の意志で選択したいと足搔きながら経験を積み重ねていって、その先に「自分ってこれが熱中できるんだ」という風に段々と分かってくるようになるみたいな。だとすると、志を最初から持とうするよりも、一つ一つの行動を自分はこう考えるという理由を持って選択していくことが大切になってくると考えています。
―普段はどういったお仕事をされているんですか?
勤務先であるトイファクトリーは、「遊び心を大切にし、世の中にワクワクを提供し続けるクリエイト集団である」を理念に、主にキャンピングカーの製造・販売をしている会社です。特徴はキャンピングカーを使ってお客様にワクワクを提供するために自らも楽しんで遊ぼうとするところ。キャンピングカーを提供するだけでなくキャンピングカーを使うイベントを提供したりしています。
僕はその中でも人事を担当しています。実は1,2年で新しく社員になられた方が倍近く増えていて、嬉しい一方で「トイファクトリーらしさ」をどうやって共有していくかが問題になっているんですね。そうした問題を人事という立場でどう解決するか、が仕事です。他にも、学生の方々が志を持って取り組める長期インターンシップの仕組みづくりなどもしています。
―やりたいことに向かって進んでいく学生へのメッセージをお願いします!
いっぱい失敗をしてもらえたらと思います。また自分の経験則になってしまいますが、振り返ると僕の場合は「こうしたいな」と思うことで上手く行かなかった事が多いんですね。例えば、親からの反対だったり、より社会人経験を積んでいる方からみれば浅はかな考えだと否定されたり。で、失敗する。
だけど、そうした失敗から「なんでその失敗をしたんだろう」と考えて、それを次に取り入れてちょっとずつ良くしていくことを繰り返していく中で、立ち回りの仕方というか、志を持って行動する方法がわかるようになってきました。そうして段々と自分の考えを支援して頂けるようになったり、自分とは違う考えの人ともコラボできるようになりました。
失敗をする事はその瞬間はしんどいですが、その積み重ねが自分の知恵になると思いますし、そうした失敗できる場を学生の方々に提供したいと考えて、長期インターンシップの仕組みづくりをしていたりします。
機会があったら、ぜひ、長期インターンシップに参加してみてください!
ーインタビュアーの感想
安田さん、ありがとうございました!
志と同じくその人にしかない特有のもの「らしさ」。正直、現状はっきりと「自分らしい」といえるものが何なのかはわかりませんが、積み重ねた先にあると信じて頑張っていきたいです!
文責
酒井幹太
名古屋大学教育学部1年
キャリアラボで学生インターンチームとして活動
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己の内に志を留めている人が、志を表現することで他社の心を揺さぶるイベント。
2022年1月に開催し、学生13人が自分の志を発表しました。
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