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就職偏差値は驚くほどに意味がない

「就職偏差値」という言葉を聞いたことがある大学生は多いでしょう。企業の入社難易度や人気度を偏差値で表したこの指標は、社会人経験の無い学生にとって就活の基準となっているかもしれません。中には、偏差値の高い企業から手当たり次第受けている人もいます。
しかし、この就職偏差値を本気で信じ、企業選びの指標とするのは大きな間違いです。
※「世の中にこんな会社があるんだ」と会社の存在を知る程度には問題ありません。
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【参考】【就職偏差値-文系】SSランク(65~69)
【69】国際協力銀行・日本銀行・野村證券(GM)三井不動産・三菱地所
【68】東京海上(SPEC)・ドリームインキュベータ・日本政策投資銀行・日本テレビ・日本取引所・野村證券(IB)・三菱総研
【67】三大出版社・テレビ朝日・電通・日本生命(AC)・野村AM・フジテレビ三菱商事・みずほ証券(IB)みずほFG(GCF)・SMBC日興証券(セントレ)
【66】第一生命(FE)・大和証券(GM)・日本郵船・博報堂・みずほFG(GM/AM)【65】アセットマネジメント・伊藤忠商事・経常共創基盤・大和証券・トヨタ・one・経団連・コーポレートディレクション・商船三井・住友商事・大和投資信託参託・テレビ東京・日本財団・NHK・野村総研(コンサル)・JA共済(AC)三業UFJ日本投信・三菱東京UFJ(GCIB)JICA・JR東海


1. 就職偏差値が意味をなさない理由

①採用方針や必要スキルが異なる

就職偏差値が高い企業同士であっても、採用方針や求められるスキルは企業ごとに異なります
例えば、偏差値上位に「国際協力銀行」と「日本銀行」が位置付けられていますが、同じ金融でも、採用方針や求められる能力は違います。つまり、日本銀行で内定を貰えたとしても、高い語学力が求められる国際協力銀行においても内定を取れるとは一切関係がありません。

② 給与等の待遇は天変地異ほど格差がある

就職する上で重要な指標の1つである給与等の待遇面ですが、同じ就職偏差値の企業でも、大きく異なっています。
例えば、人気企業である伊藤忠商事とトヨタが同じ偏差値に分類されていますが、やはり待遇には大きな差があります。

③ 偏差値の高い企業があなたに合っているとは限らない

そもそも、就職偏差値が高い企業が自分にとって最適な企業であるとは限りません。就職偏差値の高い企業は確かに入社が難しく、名の通った企業が多いですが、その企業が自分の性格や働き方、将来目指したいキャリアに合っているかどうかは別問題です。
また、偏差値が高い企業に入っても、その会社が一生安泰で、皆さんが幸せなキャリアが築ける保証は1つもありません。逆に偏差値という、数値に振り回され、自分に合わない企業を選ぶと、結果的に早期退職を余儀なくされるリスクもあります。

④グローバル視点ではない
偏差値の高い企業には、日本の古き良き企業が集まりすぎている傾向にありますが、最近は、昔ながらの大手日系企業に入っても将来安泰ではないため、外資やベンチャーを選択する方も多いでしょう。
しかし、この偏差値ランキングには、ほとんど優良外資、優良ベンチャーが考慮されていません。

⑤偏差値は学生時代までの指標

偏差値という指標が重要なのは学生時代までです。社会人になってからは、どれだけ自分のスキルや価値観に合った企業で成長できるかが重要です。
偏差値という単純な数値に頼るのではなく、企業文化や働き方、将来のビジョンなど、もっと重要な要素に目を向ける必要があります。

5. まとめ

就職偏差値は感動するほど意味がない、というタイトル通り、企業選びを単純な偏差値だけで決めるのは大きな間違いです。就職活動は、自分のキャリアやライフスタイルに合った企業を見つけるためのプロセスであり、数字に頼るのではなく、自分自身の価値観やスキルに合った企業を選ぶことが重要です。
これは綺麗ごとではありません。

参考までに、私は新卒と転職を含めて偏差値上位(SSランク以上)の会社を2社経験していますが、改めて「全く意味ないな」「何の参考にもならない」と思います。
これであれば、「Open Work」といった社員の口コミサイトによる人気の方が参考になります。

https://www.openwork.jp/

「偏差値」に惑わされることなく、将来の成長や働き方に焦点を当て、充実したキャリアを築いていくために、今回の内容をぜひ参考にしてみてください。

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