戦略的キャリアをつくるための究極の自己分析3選
失敗を許容できる社会へ
新卒、第二新卒のレンジの社員と話していると、すごく失敗をすることについて、怖がっていることがわかった。
失敗をすると詰められることはもちろんですが、失敗して叱られると委縮してしまうことはもちろんですが、その人の顔色を伺いながら仕事を進めていくことになるので、悪い情報が伝わりにくく、致命傷になってしまうこともよくあります。
これは管理者にも問題があることが多く、「わかっているんだろう?こんなこともわからないって信じられない」という気持ちがあり、感情的になりすぎているため、本人はもとより、周りに対しても雰囲気を悪くしてしまうため、ホウレンソウがうまく回りません。
人を育てるということは時間がかかることであり、人をつぶすことは一瞬にして簡単にできてしまうという諸刃の剣である。
人を育てることがうまくできる人は、いい点と悪い点、改善点を上げて、同じ轍を踏まないように、本人に腹落ちをさせるようにうまく誘導をしていく。
人を育てることができない人は、感情のままにあらぶってしまうことによって、恐怖心を植え付け、悪い報告については顔色を見ながら切り出してくることになってしまった原因を自分が作っているということには気づいていない。
管理職は失敗してもいいから、前向きに、楽しく、面白く、いろいろな経験を積ませてあげることから始めてみてはどうだろうか。
進むべき道VS進みたい道
いろいろな経験をしてくるとそのうち、得意分野、不得意分野がはっきりと見えてくる。
しかしキャリアとして進むべき道と進みたい道で迷っている人が多くいる。
実にこれはもったいない話であり、そこで停滞して悩んでしまっていることはすごく時間がもったいない。
進みたい道には、ロールモデルの人がいたり、憧れの人がいるから、あの人みたいになりたいという気持ちが強く出てくるものである。
進むべき道については、自分が今までやってきた仕事に対する市場の評価であり、〇〇といえば××さんというように、点が線になり、線が面になっている状況であるということ。
ここで大きな矛盾にぶつかってしまったからこそ、悩んでしまったり、不安を感じることになる。
なぜこういうことが起きてしまうのかというと、自分の特徴を自分自身が認められないため、こういうジレンマが生まれてきてしまう。
成功をしている人の特徴としてあるのが、自分自身の得意分野で勝負をしている。
逆に言えば、自分の得意分野以外で勝負をするということは、勝てないゲームに参加をして時間とお金を浪費してしまうということになる。
自分の才能が開花するかどうかは、自分の才能の特徴を理解している人がいて、失敗をすることを許容してくれて、助けてくれるチームメンバーがいるというように、いろいろな環境について条件が揃ったときである。
ブラック企業に入社したくない
ブラック企業の定義をどうするのかによって答えは変わってきてしまいます。
ブラック企業の定義が低賃金、長時間労働、コンプライアンス違反など、いろいろな点において、点数化する人もいるけれど、新卒、中途問わずに入社前にはわからないことが多い。
私は自分に合っていない仕事を選ぶこと以外は、入社後に誰とどうやって働くかによっていい方向にも、悪い方向にも、振り切ってしまうことになるといい続けている。
どうしても会社の看板や大きさ、口コミ評価などで選び勝ちになってしまうけど、本質を見失わないでほしい。
あなたの才能や得意分野をどんどん成長させてくれる環境を選ぶことができたら、あなたの職能についてはどんどんレベルアップしていくだろう。
自分の強みや特徴を知ることができる2つの方法
自分自身の強みや特徴を知るうえで、やってほしいことがあります。
1つ目は自分の特徴、好きなことを形容詞で100個上げる。
2つ目は自分が好きなこと、夢中にできること、得意なことを動詞で100個上げる。
これをやることによって、あなたの強みと弱みが見える化してくることになるから、めんどくさく、時間がかかることですが、一度やってみてください。
そこで出てきた単語や動詞をグルーピングしていくことで、見える化が進みます。
Thiching(考える力)
communication(対話力)
readership(統率力)
この3つのカテゴリーに分けてみてください。
どの分野が一番多いのかによってあなたの強みがしっかりと見える化されます。
いろいろな人がいて、いろいろな考えをもって、いろいろな違う経験をしてきた人たちの集合体が会社であり、業界や会社の看板で選択をしないこと。
自分自身の強みに特化して才能開花ができる環境があるかどうかで選択をすることで、仕事も楽しく、面白くできるようになるでしょう。
目的志向の重要性
目的の中で核心にあることはなんだろう?
重心はどこにあるだろうと考える癖をつけておくと便利である。
数学の授業で三角形の重心を求める問題や、物体のバランスが取れるところが重心だとか、学生時代の勉強内容を思い出すわかりやすいかもしれません。
重心があることで止まることができているのだから、バランスがどうなっているのかを気づいてほしい。
流行っているものを導入したとしても、二番煎じといわれたり、〇〇のパクリじゃね~っ!?などといわれてしまう。
流行っているものをやり始めたとしても、ブームが去っている可能性も高く、SNSの栄枯衰退などについても、昔のように長い時間のブームにはなっておらず、台風の瞬間最大風速のようにあっという間にさってしまう。
やみくもに探すことをせずに、重心から見えてくるものがある。
それについて徹底的にやっていくことができたら、独自性が出ることにつながっていく。
露天掘りのようにいたるところに穴を掘ったとしても、あたりを引くことができないけれど、1つ、1つ深掘りをしていくことができたら、本質が見えてくることになるでしょう。
キャリアの変数はいろいろな外的要因と内的要因が重なっていることが多く、個人差があるというのが特徴で気である。
ここでいう定数とは、自分ではコントロールできないものである。
主に外的要因に属するものが多く、他人からの影響を受けやすいのが特徴。
変数とは自分でコントロールすることができるものである。
自分の特徴、自分の才能、自分の得意分野をしっかりと理解して、特徴や才能を伸ばす環境を選択して、自分のスキルを磨き上げていく努力が必要になっている。