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知っている人がコッソリ実践している⁉モヤモヤを言語化してみたら好循環に代わっていった3つの理由

こんな相談が増えています!

「カジュアル面談」ということをいわれていたから、履歴書も職務経歴書も持たずにいってみたら、「履歴書と職務経歴書の提出を求められた。」とか、「カジュアル面談」と書いてあったにもかかわらず、お祈りメールが届いたのは心外なんですけどという相談が増えています。

転職サイトで気になる!というボタンが、求職者側、企業側に設定されていることが多く、気になったらポチッと押すとレジュメが企業側に送られたり、スカウトメールが求職者側に送られてくるシステム。
この原型になっているのはマッチングアプリのような気もする。

採用担当者や人材紹介のカウンセラーの皆さん、カジュアル面談という言葉を間違って理解していませんか?と聞きたくなってしまう。

言葉の意味をしっかりと理解していないから、コミュニケーションの齟齬が起きてしまい、早期離職にもつながっているという共通点があることに誰も気づいていない。

嘘、大げさ、紛らわしい言い方をして入社をさせたとしても、数ヶ月で離職者が出ている共通点が実に9割の企業で見受けられているから不思議である。

そういう会社はほとんどの転職サイトを回遊する形で、万年採用をしていることが多く、「いい人がいないんですよ〜」「採用がおいつかなくって〜」などと他責にしている人事や経営者が多い。

面談と面接の違いとは!?

面談とはお互いが理解をする場であり、履歴書、職務経歴書は全く必要ありません。
転職サイトやホームページから応募された資料を参考にして話をする事ですから、履歴書や職務経歴書の提出は必要ありません。

面接は正式に応募する意思があり、そこで履歴書と職務経歴書の提出が求められるわけです。
案件に対して応募しますなのか、話を聞きますなのかによって、言葉の使い方が変わってくる。

この言葉の使い方を間違えてしまうと、応募者からドン引きされるのはもちろんですが、炎上してしまう可能性もはらんでいます。

面談なのに履歴書と職務経歴書が必要なのか?
面談だとおもったら、「本日の結果については1週間以内にご連絡をさせていただきます」といわれたら、その会社の人事はこの2つの言葉の意味をちゃんと理解していないということになるでしょう。

そういう会社については人事が思考停止になっている可能性が高く、上層部や役員への忖度を兼ねたパフォーマンスであるということを理解していると、そういう違いのわからない会社に入社をしないほうがよかったと割り切ることが必要になるでしょう。

マナー違反の人事は問題外

応募者に対しては時間厳守というわりに、人事が定刻になっても来ないという会社については、縁がないと思ってもいいでしょう。

他人に厳しく、自分に甘いというのは、プロ失格です。
面接時間もスケジュール上わかっていることが多いので、遅刻する人事は問題外です。

また、スマホをテーブルの上において、通知をチラチラ見ている人事もマイナス評価です。
面接の間はきちんと目の前の応募者に真摯に対応をしなければなりません。

最近、多いのがスマホの通知をみて、返信をする人事もいたり、電話がかかってきたらすぐに出る人事。

こういう人事にであったら、信用も無ければ信頼もされません。
選考を辞退したり、内定辞退したほうがいいかも知れません。

連絡の遅い会社は問題外

人事はいろいろな仕事をしているから対応が遅いという会社が実は9割ある。

ぼっち人事であったり、採用担当が決裁権者との関係ができていないと、遅いのが特徴である。

スピード選考がいいというわけではありませんが、スピードが早いほうが印象がいい。

書類選考についても、人事が主導権を握っているならば、数日あれば結果については通知が来ることが可能です。

応募当日の数時間での結論というのは、人事が決裁権者に見せる前に人事判断としてNGを出している可能性が高いでしょう。

面接についてはすぐに結果が出る場合とそうでない場合とがあります。

面接結果がすぐに出る場合は、合格ラインに達しており、最終的には決裁権者に判断をしてもらいたい場合が9割。

残りの1割は現場が疲弊していて、すぐに採用をしなければいけないと感じてしまっているケースがある。

いわゆるブラック企業と言われている会社の特徴で、100人入社したら、100人が辞めてしまうという異常事態の場合。

面接結果がすぐに出ない場合は、及第点以上合格点未満のケースと他に本命と見られている候補者がいて、面接が組めている場合など、他人が絡んでいるケースがほとんどです。

より良い人材を採用したいと考えているために、慎重になるあまりに候補者に逃げられてしまうこともあります。
逆に本命がコケての補欠合格的な状態になると、応募者に伝わってしまうケースもあります。

企業のエゴで採用をしていると、本質を見失うことになり、応募者からは期待はずれとか、炎上してしまう可能性もあるので、誠心誠意対応をしていかないといけません。

最近は転職の相談を多くいただくのですが、これではエージェントが相手にしないなぁ〜と感じたことが多くありました。

<ご相談者>
25歳の男性、技術営業(営業とエンジニアの二刀流)

<相談内容>
最近、仕事に対してやりがいを感じておらず、自分自身も何をやりたいのかわからず、自分探しをしている様子。
残業時間も繁忙期と閑散期で差がありすぎて、やる気もモチベーションも落ちている。
会社に対しても出世できるのかどうか、ライフイベントが発生した時にどうしたらいいのかわからなくなってしまった様子。
転職条件は今の会社以上に待遇がいい会社。

<処方箋>
まずはライフプランを考えてみてください。
28歳、30歳、35歳、40歳の時点であなたがどうなっていたいのか?
どんな会社で、どんな仕事をして、どんな状況下にいるのかを具体的に考えてみてください。

ロールモデルがないから想像できないというかもしれませんが、イメージを持って書き出すことをオススメします。

次に今までの社会人経験の中で数値化できるものをリストアップしてください。
営業成績、プロジェクトなど実績として誇れるものをピックアップしてください。

そして、現時点と将来の点を比べた時にどんなスキルが足りないのか、どんな経験が足りないのかを書き出してみましょう。
思いつくままにいろいろと書き出すことがポイントです。

方法と手段についてはどんどん変化をしていくことになりますが、ゴールを間違えてはいけません。

この段階で理想と現実の差を認識すると同時に、目的地に向かうための方法と手段については1つしかないとは限りません。
最短距離で行くかもしれませんし、遠回りしてしまうこともありますから。
正解はありませんし、小さな成功体験をたくさん積むことによって、いろいろなキャリアを手に入れることができるようになります。

<ご相談者>
28歳の男性、職種は営業職

<相談内容>
会社で学ぶことがなくなったので転職をしたいんです。
今の会社よりいい条件で転職したい。

<処方箋>
転職者の9割がいうことが「この会社で学ぶことがなくなってしまいました」ということ。
この言葉は信用してはいけないということ。

学ぶことがなくなった=成長機会が失われたから転職をしたいといっているようなものです。
学ぶことがなくなったのは、あなたの視野が狭くなってしまっていることが原因なのか、上司が仕事の深みについて伝えられていないかの2つが考えられます。

あなたの視野が狭くなってしまっているのが、あなたの成功体験とあなたに対する自分の評価が甘いということ。
自分は何でも出来ちゃうからすごい優秀な人材であると思いこんでしまうと、上から目線になってしまうし、仕事に対してもモチベーションが低くなるでしょう。

素直さと謙虚さを失ってしまうと、誰も相手にしてくれないということに早く気づいてください。
どんなことに対しても興味を持って、いろいろなことに対してチャレンジをしてください。
傲慢さが20代で身についてしまうと、修正することができなくなってしまい、40代で出世レースが終わった時に、早期退職リストの筆頭に名前が来るでしょう。

もし、あなたの上司があなたの仕事に対して、深みを伝えられていないのであれば、管理職として問題があります。
なぜ、この仕事をしているのか、どうしてこんな仕事をしているのか、これから先はどうなるのかを具体的にげんこ化できていないというのも問題があります。

経営者の方は夢を語り、会社の指針を語ることが求められますが、管理職は経営層が何をいいたいのか、どうしたいのかということをしっかり理解した上で、チームメンバーに伝えることが必要になります。

<ご相談者>
24歳の男性、第二新卒、職種は総合職

<相談内容>
仕事が辛くて転職をしたいんですけど、新卒2年目なのでいま転職をするのか、自信がついてから転職するのかを迷っている。

<処方箋>
仕事が辛い理由はなんでしょう?
人間関係なのか、長時間労働なのか、給与なのか?人それぞれ捉えて方が違うので、根掘り葉掘り聞かないとわからないこともよくあります。

仕事が辛いから会社を辞めるために転職をするケースはハイリスクハイリターンです。
第二新卒だから転職をしたいという気持ちはわかりますが、仕事が辛いから辞めるというのは逃げ癖がついてしまう可能性が高いからです。

昔の話ですが、私もとある経営者の人に「逃げることは簡単だけど、一度その道を知ってしまうとそれにハマってしまう」と言われたことがあります。
その方が教えてくれたのは、胆力ということでした。

逃げることは悪いことではないけれど、その理由を間違えてしまうと大変なことになってしまう。
失敗してもいい、間違ったやり方でもいい、やり続けられる人は本当に少ないから。

いまだに1社3年説が根強く、下積みのあるなし、根性論や精神論が通説として信じられていますが、根本的な問題を解決せずに線引をすることは、昭和の古い考え方かもしれません。

人事の仕事をしていてよく分かるのが、個人の成長スピードは人によって違いますし、その人が置かれている環境によっても違います。
ましてや入社時の下馬評通りに出世していくこともありませんし、組織の政治家に足元をすくわれて失脚をする人を多く見てきたからかもしれません。

仕事が辛いのであれば、違う会社の友達や社内の他部署の同期や先輩に話してみると解決をするかもしれません。
原因がわかったところで、人事異動を願い出る、転職活動をするという道が見えてくるのは間違いありません。

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