知っている人がコッソリ実践ている⁉キャリアの5つの不安を超える方法とは⁉
100人いれば100通りのキャリアがある
SNSを見ると退職エントリーであったり、フリーランスになっている人の記事を見ていると、「自分も転職しなきゃ」という気持ちになって、1月の転職市場がざわついてくる季節です。
価値観が多様化する現代、昔と比べて私たちの働き方も随分と変わってきました。
「ワークライフバランス」という言葉が世に出て久しいですが、自由に生き生きと暮らすために、あたらしい働き方を模索する人も増えています。
自分らしい働き方はなんなのか、自分が働く意味はなんなのか、と自問自答していくことになります。
そうすると隣の芝生は青く見えるではありませんが、転職をしようかなぁ、という人も最近では多くなりました。
時代と共に働き方も変われば考え方も変わってきますが、ほとんどの人はアップデートできずに自分の価値観を押し付けてしまう人もいます。
柔軟な発想と謙虚さが必要な時代になっています。
幸せの価値観は人によって異なるものですし、自分が正解だと感じた道を進むことが必要です。
40歳過ぎて出世レースから脱落したとき、独立をしようとしても遅いかもしれません。
定年を迎えてから、シニア起業をして成功をする保証はどこにもありません。
常に自分のキャリアを考えながら、いつまでに何をするのか、どうなるのかということを考えていく時代へシフトチェンジしています。
lifeShiftからlifedesignの時代へ突入をしているのです。
過去の常識が今の非常識になっていることも多くあるので、常にアップデートをしていないと置いてけぼりになってしまう。
下積みも必要!?それとも不必要!?
10月1日に内定式を行う会社が多くあります。
もし内定ブルーで悩んでいたりするのであれば、あと半年で何ができるのかを考えてください。
それともこの会社に入れてよかったと思っている人は、ぶら下がり社員はリストラの対象になるという危機感をもっていてください。
20代にどれだけ多くのことを体験したのか、小さな成功体験を積めたか、どんなことをやってきたかによって、あなたのキャリアについてはほぼ決定してしまう可能性があるということ。
憧れの企業に入れたから、両親も親戚も友達やパートナーにも誇れるから大丈夫と考えていたら、あっという間に成長のチャンスを失ってしまうことになってしまいます。
最近ではバブル期から失われた20年に入社した世代の40歳以上のリストラのニュースが新聞紙面を賑わせています。
いわゆる働かないおっさんと言われる人たちです。
定年退職まで無事完走することができるのは、会社が必要だと認めたほんの一握りの人だけという現実がいま突きつけられている。
そうならないためにはどうしたらいいのか?ということを考えながら行動をしておくことが必要になります。
大手に入れたのであれば、大手のやり方、大手の決済のシステム、大手なりの政治力をしっかりと見てほしい。
中小企業やベンチャー企業スタートだとこのやり方は真似ができないのと、独立したときにも大手企業にいたことや◯◯さんの部下だったの?◯◯さんと一緒に仕事をしていたんだ!ということで取引先の口座を開いてくれたりすることが多くあります。
いわゆる信用がある人と取引をしたいというのが本音であり、見ず知らずの誰の馬の骨ともわからない会社とは取引をしないというのが鉄則ですから。
また、接待方法やグレーゾーンでの駆け引きなど、大手企業でしかわからないことも多くあります。
決済権者が誰なのか、根回しをしながらいろいろと探っていくことになります。
これを3年目までに身につけることができるようになれば、転職をしても実績を残すことができるようになるでしょう。
クォータークライシスから訪れる漠然とした不安
1つ目の壁と言われているのが25歳の壁。
最近では人生100年時代と言われているので、クォータークライシスと言われています。
社会人も3年目を迎えると、後輩社員の教育かかりをしたりする機会が増えて、社内の環境をゆっくり見ることができるようになります。
以前にもフリーランスブームやノマドブームがあり、最近ではやりたいことを仕事にするというブームが起きています。
しかし、それだけでは儲からないということが実証されるようになり、ブームも衰退し始めているのは事実です。
なにかブームが起きてくると「自分でもできるんじゃないか?」という錯覚に陥ることになり、いろいろな年代の人達がチャレンジをするけれど、10年以上続いているのは1割というのが現実。
ネットの情報を鵜呑みにしてしまうと、ブラック企業ばっかりでホワイト企業は存在していません。
そこであなたがどこがブラック企業なのかということをちゃんと定義できるのかがポイントになります。
低賃金、長時間労働、サービス残業、休日出勤が当たり前というコンプライアンスに抵触する会社をブラック企業ということを定義するだけであればいいのですが、人間関係、会社の方向性などをブラック企業と定義してしまうと間違った方向へ進んでいくので注意してください。
2つ目の壁が28歳〜30歳で出てくる、ライフイベントの壁です。
ライフイベントとして結婚があり、女性の場合は妊娠、出産、育児を経験する時期ともいわれています。
ここで訪れるのがキャリアの中断という不安です。
福利厚生の一環として先輩社員をメンターとしてつけることによって、不安の解消に努めている会社も増えてきています。
男性も育児休暇を取得するケースが増えてきており、出世レースから離脱してもいいという覚悟が問われる時代になってきています。
いまだに根強く残っている出世レースには転勤がつきものというのもあります。
いろいろな支店での経験、地方ルールや海外のルール、商習慣を知ることによって、いろいろな原体験を積むことができ、それが後ほど経験として生かされるということがいまだに信じられている。
大手企業だから安心という時代でもなく、会社から必要ないということになれば、早期退職ということになってしまう。
そうならないためには、会社への貢献と同時にマネージメントを学び始める時期でもあります。
3つ目の壁が30歳の未経験職、経験職の壁。
ここで未経験での仕事につく確率がぐぐっと下がってしまい、ゼロに限りなく近い数字になるということです。
未経験応募可能と書いていても、アンダー条件として年齢制限をかけている会社が9割以上あるということを知っておくとわかりやすいでしょう。
年収はそこそこもらえるようになり、会社としても戦力として活躍をしており、アブラがのり始めてくる時期でもあります。
30歳以降になるとキャリアの幅がぐぐっと狭くなります。
経験している職種でしか戦えなくなってしまうというのが現状です。
ジャンボ宝くじの1等前後賞並みの確率で未経験者でも採用をされる確率がありますが、そこを狙っていても転職活動は長期化していくことになるので、相当な覚悟がなければできなくなってしまいます。
4つ目の壁が35歳のマネージメントの壁。
一昔前までは、ビジネスパーソンは一度死ぬと言われていた年代でもあります。
ここから求人広告数が少なくなる、エージェント通過率が下がっていく年代ともいわれています。
企業の経営サイドとしては35歳以下で安い賃金でたくさん働いてくれて会社に貢献をしてくれる人を探しているわけですが、年齢が上になっていくほど、家族がいたり、ローンの問題などがあり、高い給料のわりにはパフォーマンスがよくない人は採用をしたくないというのが本音です。
会社のブランドであったり、面接で仕事ができるようなことを言う人が多くなり、採用をしてみたのはいいけれど、部下からの不満であったり、他のチームから不満が上がってくるケースが多くあります。
大手企業出身者がベンチャー企業や中小企業へ転職をしたときには自分自身がプレイングマネージャーとしての経験が乏しく、失敗するケースも多くあります。
大手のような縦割り業務ではないので、1人何役もこなさなければならず、部下が上げた成果を横取りしてしまうことなどをやってしまったら、部下の信用をなくしてしまう行為であるということに気づいていません。
5つ目の壁は40歳以降のリストラの壁。
業績好調でもありながら、バブル組から就職氷河期に入社をしている世代に対して、早期退職を促すことが主流になりつつある。
新聞紙面でも有名な大手企業の早期退職についてのニュースが最近目につくことになっています。
誰もが知っている企業で数千人単位の早期退職のニュースを見ていると雇用の流動化が進むのかと思われがちですが、そうではない。
以前から言われている通称解雇法案についても審議が進んでいるかどうかはニュースにもなっていない。
解決金で解雇をすることで補助金がもらえなくなるなど、いろいろな利権が絡み合っているため、時間がかかっている。
早期退職制度を活用することで自主退職という形になり解雇ではないので、補助金などにも影響がないのと、印象を悪くせず、企業ブランドを守れるのがポイント。
アウトプレースメントでも再就職ができるのは、ほんの数%というのは事実です。
年代に合わせたキャリアを考えて
1年の計画をお正月に立ててみるけど、振り返るとうまくいっていないことで凹んでしまったりすることはあります。
その原因として考えられるのが、目標を高く設定してしまったことや目標から逆算することができず手段を間違ってしまったのか、途中で諦めてしまったのか?
早めの修正をすることができるようになったら、後に遠回りしたなぁと思われるキャリアについても挽回することはできます。
逆に年齢を重ねてからキャリアの変更はしにくいというのが現状です。
年齢相応に合わせたスキルを保持しながら、新しいことにチャレンジしていくことができるのであれば問題ありませんが、どれか1つでもかけてしまうと年齢を重ねていくとリストラの対象になる可能性が高くなります。
これだと思ったキャリアを突き進むことによってあなたの周りにファンができ、そのファンがあなたのキャリアを手助けしてくれることは間違いありません。
1:◯◯ランキングはもはや通用しない
年末年始から新卒採用が活発化すると、就職企業人気ランキングが発表をされます。
これを始めたリクルートは現在このランキング発表を2012年以降やっていません。
現在もやっているのは、日経新聞社関係の雑誌社だけということは、9割の人が知らない事実。
その他にも生涯年収ランキングとか、年代別の年収ランキングをやっているから不思議です。
50年近くにわたって就職人気ランキングを調査、発表し続けてきたリクルートがランキングの廃止を2012年に発表しました。
その理由は、学生の価値観が多様化する中で、一律で人気企業ランキングを発表する意義が薄れた、ということ。
端的に言えば、昔の一律ランキング的な基準で物事を見ていたのでは、うまく会社を選ぶことはできなくなってきたのです。
一時期前には、学生に情報を集める力はそれほどありませんでした。
ところが今は、膨大な情報がインターネットをはじめ、世の中に溢れる時代。
古いやり方、昔の基準で会社を選ぶ必要はないのです。
そもそも、かつてランキングが成り立ったのは、似たような会社ばかりだったから。
横断的なランキングは、みんなが同じ方向を向いていた時代だったから、成立していたものなのです。
2:プラスマイナスゼロになる社会
日本経済新聞が発表している「働きやすい会社」ランキング。
このベースになっているのは、ワークライフバランスを充実させるべく導入された、企業の人事・労務制度の充実度。
果たしてそれは本当に「働きやすさ」につながるのでしょうか?
日本企業、とりわけ伝統的な大企業は、「万人がハッピーになれると思える会社」を目指してきたのではないかと感じます。
しかし、働く人々の価値観が多様化した現代でそれは成り立ちません。
誰かがアンハッピーになるかもしれないことを恐れず大胆な取り組みをすることによって、誰かがすごくハッピーになるのです。
全員をハッピーにしようとすると、むしろ誰もハッピーになれない可能性も高くなるのです。
3:働きやすい会社と働きがいがある会社は別物
「働きがいのある会社ランキング」と「働きやすい会社ランキング」では、まったく違う会社がランクインしているのをご存知ですか?じつは、この2つは似て非なるもの。
では、それぞれで重視されるポイントって?
働きやすい会社では「働く人にやさしい」とか「充実した制度がある」であるのに対し、働きがいのある会社では「優秀な人材が自らの成果を出しやすい環境が整っているかどうか」ということが重視されます。
会社は、社員が働きたくなる環境を作らなければなりません。
それと同時に、クリエイティブな仕事に限らず、あたらしいアイデアを持っている人、あたらしい事業を生み出せる人、自ら動ける人を、企業は本気で必要としています。
そうした人材の存在で、会社は一気に変わってしまうからです。
つまり「働きやすい会社」を作るのではなく、「働きがいのある会社」を作ることが、企業の命運を分けることになるのです。
4:会社に残るも独立するもその人の幸せの価値観しだい
「やっぱり自由な働き方、楽しい仕事をするには会社を辞めないといけないのか…」と思う方も少なくないようですが、そんなことはありません。
独立やフリーランスはたしかに魅力的。
ただ、自分の好きなように働けることと、食べていけるだけの売り上げが確保できることは、まったく別の話です。
実際、独立したりフリーランスになったものの、生活のための仕事にがんじがらめになってしまう、というケースは少なくありません。
しかし、すでに信頼関係が成り立っている会社や組織であれば、大きな仕事を獲得できる可能性がある。組織が持っている設備も使えるし、生活の心配をせずに、やりたい仕事に向かえる。
会社や組織を自分の成果を上げるための場だと気付ければ、独立するよりも組織にいるほうがプラスになる可能性だってあるのです。
5:workとlifeは融合しているのが人生
古い働き方では、年功序列のため、若い社員が成果を出したところで、評価はされませんでした。
しかし、あたらしい働き方を採用している多くの会社では、成果は管理され、承認され、評価され、賞賛されます。
そして働き方も、個人に委ねられます。細かな指示はなく、自由にしていい。
すると仕事は面白いものになり、クリエイティビティが発揮できます。
ワークとライフはバランスをとるものではなく、融合しているもの。
お互いがハピネスをより高めてくれる存在になるのです。