日本の女性活躍推進はどこへ向かうのか
世界経済国3位に位置する日本。
女性活躍推進(Woman Empowerment)における立ち位置は先進国の中で非常に低いです。Gender Gap ランキングなるものが毎年更新されるのですが、「110位(144カ国中)」にランクする日本は毎年他国に追いつかれ&追い越され、100位以内に返り咲くことができていません。
*出典:world economic forum調査より
アジアでは引き続き上位の女性活躍超先進国フィリピン、例年わりと同位に位置していたご近所中国にも追随を許した形となります。(競っているわけではないですが、笑)
*日本の女性活躍推進の今、について書かれています。
経済大国上位の日本ですが、なぜに女性活躍の文脈では後進国となってしまうのでしょうか。女性を受け入れることは難しいことですか?それとも受け入れたくない何か(保守)が働きすぎるのでしょうか?
これまでの歴史を見てみても新たなものを受け入れ、カスタマイズしてオリジナルにしていくことは得意な国だと思うのです。
また、スポーツイベントが今年はラグビーワールドカップ、翌年東京五輪が開催間近となり様々な国籍の方々を受け入れます。これが”新たなことの受け入れに慣れる”きっかけとなることを切に願っています。
また、企業活動の中で常々思うことは、スタートアップやベンチャー企業の男女比はイコールに思えません。未だオールドボーイズクラブ(男性社会)です。
帝国データバンクによる調査結果において(2018年9月時点)、企業における女性社長比率は7.8%とのこと。私自身小さな会社の代表として様々な方と交流しますが、公の場で女性社長とお目にかかる頻度はやはり少ないなと実感しております。
私個人として常日頃、”女性社長が創った会社”で女性が就業することこそ、女性活躍推進の一助になるのではないかと考えています。男性が中心となり作り上げた会社に、女性がひょこっと入るわけですからそれぞれに無理が生じているのではないかと。
昔とあるジムに体験へ行った時、女性更衣室の細部を見ると色々不足感を感じたことがありました。お手洗いに設置してほしいサニタリーBox、洗面台にあったらいいなと思うコームやハンドソープ(これは男性でも必要かなと 笑)。シャワールームのコンディショナーもあればな〜〜。とか色々不足感を感じたジムでした。よ〜〜くみたらオーナーもトレーナーも全員The体育系男子!笑 女性のスタッフはゼロ。そりゃそうなるか、と自分自身勝手に納得した記憶があります。
生理的精神的な傾向はジェンダーそれぞれ似通うことは多少あり、そこの理解は同性同士が進んでいるはずです。ハードもソフトも女性が働きやすい、そして活躍できる環境を創ることは同性同士が長けているはずです。
また、日本企業の当たり前でいつも不思議に思うことは、産休育休取得について。日本は、産んで必ず1週間入院、そして育休はお子様が最大1才になるまで申請可能。そこに降りかかる保育園問題。などなどありブランク期間が平均して1年ほどです。
なんと長いこと。キャリアブランク1年を有効に使えば良いのかもしれませんが、特に組織に属している方にとっては他の社員との比較となると色々差が出てしまう&会社の状況も様変わりしていることでしょう。
あと、弊社のようなスタートアップの一年なんて状況変わり過ぎていて戻る場所あるのかしら?という感じです。
私自身出産経験があるので常々思うことは、
- ブランク期間をまずは体調によりけりで決めること
- 復帰できそうなタイミングで徐々に業務をしていくこと
- また在宅などでもできる業務はこなしていくこと
など会社との設定をできるだけ持ち続け、業務もできる範囲で対応する方法がキャリアアップを止めないという点で機能すると考えます。もちろん個々に体調回復度合いや育児の進捗により完璧に休みがなくてはならない方もいると思います。そこは個人に合わせて調整できるとベストです。
ちなみに欧米は、出産してその日に退院、仕事復帰は3ヶ月後、みたいな期間が割とスタンダードです。キャリア中断期間が短いことは、個人のキャリア形成にとって良いことだと私自身は考えているため、会社運営もそのようにしています。
さて、話はそれてしまいましたが、
日本の女性活躍推進は、間違いなく前に進むと考えます!(速度はさておき)国もなんだかんだ率先して動いていること、企業も様々取り組みをしていること、そして今後女性起業家が増えればもっともっと女性活躍推進が加速すると信じて、私もそこに寄与できるよう事業活動を継続します。
Rie Ohno from Career Fly 大野理恵
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